孫崎 享さんの記事です:
Date: Tue, 01 Mar 2016 07:57:25 +0900
Subject:
若い世代の方々へ。貴方達が政治に関心を持てば、貴方達に望ましい社会を作れる。国立大学無償化はオスプレイ購入、ミサイル防衛、ウクライナ支援、中東支援の金で簡単に実現できる


福島瑞穂さんが、2月8日に次のツイッターをしていた。

「大学無償化のためにかかるお金は、国公立大学で4168億円(内訳は国立大学3315億円、公立

大学853億円)、私立大学で2兆6808億円。全大学合計で3兆976億円です。文部科学省高等教育局高等企画課が、2014年度の大学授業料と入学金、学生数をもとに試算。無償化をめざすべき!」


 この数字をみて改めて、我々が政治を監視し、何が重要かを考えれば、国公立大学の無償化は簡単に実現できることを痛感した。

いくつか、考えてみよう。


・2015年5月 6日 (水)

米政府、VTOL輸送機・V-22「オスプレイ」の日本輸出を決定


アメリカ政府は5日、VTOL(垂直離着陸)戦術輸送機・V-22「オスプレイ」17機とその関連装備を日本向けに輸出・販売する方針を決め、議会に通知した。

日本政府は2018年度までにこのV-22「オスプレイ」17機を陸上自衛隊に配備する計画で、これにより、日本領土を侵略された場合の奪回作戦能力や、大規模災害の際の人道支援・救助能力などを大きく

向上させることが可能になる。


売却総額は推定で計30億ドル(3600億円)。米政府によると、日本は「オスプレイ」本体のほか、代替部品、エンジン40基、赤外線前方監視装置40基などの売却を求めてきたが、今回の米政府の決定により、実現することとなった。]


さて、このオスプレイはどれだけ役に立つのか。災害救助には、小回りの利くヘリコプターの方がオスプレイより圧倒的に使い道がある。仮に尖閣諸島をめぐり日中で軍事衝突が起こった際に、戦闘機の標的に簡単になるオスプレイなんぞ使えない。


・ミサイル防衛システム

2004年(平成16年)度から、毎年1,000億円から2,000億円の予算を計上し続けて、ミサイル防衛体

制の構築と研究開発を続けている。(wikipedia)


日本に北朝鮮のノドンが落下する際には秒速2-3キロと言われており(MRBM)攻撃速度マッハ10=3.7km/秒)、これを撃墜するのはありえない。


そして、「思いやり予算」以外にも、日本が拠出している在日米軍関連経費は存在する。防衛省公式サイトの「在日米軍関係経費(平成26年度予算)」によれば、平成26年度の在日米軍関連経費の内訳は、いわゆる「思いやり予算」は1,848億円であるが、それとは別に、基地周辺対策費・施設の借料など 1,808億円

沖縄に関する特別行動委員会(SACO)[5]関係費 120億円

米軍再編関係費 890億円

提供普通財産上試算(土地の賃料) 1,660億円(防衛省の予算外、25年度資産)

基地交付金 384億円(防衛省の予算外、25年度予算)


・安倍首相のウクライナ訪問


安倍総理から,ウクライナの改革努力を後押しするため,日本は約18.4億ドルの支援を表明している,

是非結果を出していただきたい旨述べました。


また,安倍総理から,1,100億円の大規模なボルトニッチ下水処理場改修計画のE/N署名を歓迎す

るとともに,日本が世界銀行と協調して3億ドルの追加支援を表明済みの件についても,ウクライナ

のエネルギー関連の法案の発効等を待って供与する方針であり,早期実施に向けた努力をお願いし

たい旨述べました。

(平成27年6月8日外務省安倍内閣総理大臣のウクライナ訪問)


・2年前、私の政府はこの考えに立って、中東全体に向けた22億ドルの支援を約束し、これまでにすべて、実行に移しました。

(安倍首相のエジプト訪問中の発言)


・こうしてみれば、国公立の無償化と、オスプレイやミサイル配備やウクライナ支援や中東支援のどちらが重要かを考えれば答えは簡単だ。



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http://ch.nicovideo.jp/article/ar980596

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