🎵教えられ学び重ねし経験を教えゆくこと又学びなり 初めてお金を頂いて人様に歌のレッスンというものをしたのは音大二年生の時。 保育園の保育士さんたちに月に二回、歌唱と発声の指導を二年間ほど。 自分だって学んでいる最中なのに人様に、それも自分より年上の諸先輩方ばかりに教える、なんてとんでもない!と初めは不安だったけれど、一人一人の歌いたい、や 向上したい!という思いに打たれて、若かった私なりに全身全霊で必死に、伝えていた、ように思う。 その時知った、自分以外の他者を、自分の手によってより良い方向に変化させるお手伝いをする、ということの喜びややりがい… もしかしたら、今のいろんなことの原点になっているのかもしれない。 その後大学卒業と同時に、アメリカ留学の費用を貯めるため、と 軽い気持ちで引き受けたスクールでのレッスン。 それこそ軽い気持ちで試験を受けたら受かってしまい、仕事仲間だった先輩ミュージシャンから受け継いだ生徒さんたちがいきなり50人近くいて、22歳の私は、ど、どうしよう!と初めは本当に必死だった。 気付いたら13年の歳月が流れて、その間ずーっと通い続けてくれた愛弟子たちもたくさんいて、私が島根に移住してからも会いに来てくれたり、東京でのライブには欠かさず運んでくれたり、地方や外国に行った愛弟子たちともいまだに交流があることを、有り難いなあ、と思っている。 これまで音大や専門学校、様々なワークショップ等での出会いも含めたらたぶん2000人位の人の声に向き合った計算になる。 教える仕事、というのは今私の仕事の中では3割位のパーセンテージだけれど、そのレッスンという場が、実はすごく強いエネルギーを生む場だということも実感している。 一人一人の声に向き合うことで見えてくる、それぞれの人生や、人の心の奥に眠る深い潜在意識。 歌を上手くする、ということは当たり前に為すべき仕事なのだけれど、それだけではない何か新たなミッションをいつの頃からか背負ったような気もしている。 私の生徒さんたちにはもうスタンダードな言葉となっている 心のパンツを脱げ!という、白築純の遺言?(笑) すこしずつもがきながら、変化を重ねて、みんながどんどん脱ぎ出し(笑)自由になって歌い出す姿がたまらなくいとおしい。 そして、そんな姿にこちらの方が、教える立場でありながら、ものすごくたくさんのことを教えられ与えられていることに気付く。 老いも若きも女子も男子も… 気づけばほんとにいろんな笑顔や涙に触れてきた。 近年あまりのオーバーワークに、一昨年くらいからだいぶ仕事を整理して、レッスンの比重も減らしたのだけれど、声や表現などを仕事にする方々からのオファーや、個人レッスンのご希望が増えてしまったことも考えた上で、今年からは山の上の私の主宰する古民家、來人家で のレッスンやボイスセラピーなどにも少しずつだけれど求めて頂いたニーズに出来る限りお応えしてゆこう、かと…。 今年新調したレッスンノート。 ここに又たくさんの人の、素敵な変容が記されることを楽しみに、自身の声とは又別の、いろんな声や身体に、そして心に…向き合ってゆけたら、と思いを新たにしている、おろしたての一月…。

Jun Shiratsukiさん(@junshiratsuki)が投稿した写真 -

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