イノベーションで未来を創ろう! ある企業研究者の Life Strategy

日本、いや世界の未来の担い手は企業の研究者・エンジニアです。
イノベーション、ビジネス、自己啓発、科学、健康などについて発信していきます。
研究者・エンジニアでなくとも是非、お立ち寄り下さい。
創造性豊かに暮らせる世界をつくりましょう!


テーマ:
▼応援ポチッと宜しくお願いします!

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


製造業 ブログランキングへ



秋が深まってきましたね。

秋と言えば・・・

いろいろありますが、一つは読書の秋ですね。


最近読んだ、おススメの本を紹介します。

理系の薬学系、化学系、生物系など創薬に関連する方には、

特におススメです。


ミステリー小説です。

少し前の本ですが・・・


2012年に

「このミス」1位に輝いたベストセラーです。

既に読まれた方も多いでしょう。


ジェノサイド/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥1,944
Amazon.co.jp

『ジェノサイド』です。



とにかく、スケール感が半端なく大きいです。


主人公が数人いてスト―リーが同時進行し、

核心にたどり着くまで、読み進めないといけませんが、

何の話かが分かると、

読むのを止められなくなります。



ここからは、ネタバレになります。

知りたくない方は見ないでください 笑)




核心の部分は、

進化した人間「ヌース」 vs アメリカ合衆国

が主にコンゴを舞台に繰り広げる攻防線です。



この知能が発達した人間「ヌース」は、

一言でいうと、スーパーコンピューター並

もしくは、それ以上の知能をもっています。


機密情報の暗号解読やハッキング

気象や海流の解析


そして、

創薬シミュレーション


これらを駆使して

「ヌース」は「アメリカ」と戦うのですが、

その中で描写される人間の本質。


いつの時代もときに国家レベルで、殺し合いや略奪をする。

そのエゴに迫ります。


一方で、利他の精神で使命に燃えるものもいる。


この人間という矛盾を抱えた生物について考えさせるのが筆者の狙いです。


私も思惑通り、考えさせられました。


と同時に、国家の命運を握る者は

時に腹黒さとウソに満ちていることも理解しました。


さて、

その核心の幹の部分からすると枝葉のことになるのですが、


化学合成をかじったことのある私からすると、

創薬シミュレーションの描写はとても専門的で

ユニークで面白いものでした。


肺胞上皮細胞硬化症という難治性疾患に対して

アロステリック薬と作動薬の併用というコンセプトを打ち出し、


それを創薬する過程での

化学合成やその解析の描写

活性評価の描写


どれをとってもリアリティにあふれ、

創薬シミュレーションがスーパーコンピューターによって発展したら、

人類にとって有益な薬が非常に効率よく生まれるだろう

というワクワク感が出てきました。

今は候補薬から実際に薬になるのは1万分の1ともいわれているんですよね。


実は著者の高野和明氏は、

創薬シミュレーションで著名な北里大学薬学部の長瀬博先生に

このパートの手ほどきを詳細に受けたそうです。


高野氏の調査への熱意も脱帽ものですね。


創薬に興味のある方が

息抜きに読んだつもりがきっと勉強になったりするでしょうね。


科学者目線でも面白いのでおススメします。


お読みくださり有難うございます。



▼応援ポチッと宜しくお願いします!

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


製造業 ブログランキングへ

いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)

大和ジュンセイさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります