HIVポジティブDJパトリックが亡くなった。 | 紐育潤「夢を叶える☆NYのアロマ魔女」オフィシャルブログpowered by Ameba

HIVポジティブDJパトリックが亡くなった。

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DJパトリックさんをご存知だろうか?

1965年、アメリカ・フロリダ生まれ。10代後半で来日し、横田基地で働く父とともに東京で暮らす。

1986年、ニューヨークに渡り、サウンドプロデューサー、クラブDJとして活躍。

1989年、HIVポジティブと判明。1993年、クラブDJとして来日。DJ、サウンドプロデューサーとして活躍する一方、HIVポジティブとしての取材や講演も行なう。
週刊SPA!で10年ほどコラムを連載していた。

フェイスブックファンページ
https://www.facebook.com/patrickintokyo




パトとの出会いは1998年くらいになる。
私が東京の青山で小さいサロンをやっていたとき、2階のベランダにでてたら、
パトが近くのクラブにDJ仕事に行く途中で、道を歩いていたときだった。

パトのことは雑誌やクラブ活動で知っていたので、彼は私を知らなかったとおもうけど、
「Hi PATRIC!HOW R U?」といって声をかけたのだった。

パトはとてもフレンドリーで、「近くのクラブでDJするから遊びに来れば?」と誘ってくれたのだった。
それからもクラブで会うときはとてもナイスな人だった。

また、当時、サロン経営のほか、私はライターの仕事などもしたくて、週刊SPA!編集部に知人のフォトグラファーと売り込みにいったりもしていて、ちょうどパトの話なんかもでていて、
なんだか親近感わいたりもしていた。

HIVポジティブだとカミングアウトしていた人物は当時めずらしかったし、病気でも元気に活動しているパトは日本語も流暢で気になる存在だった。

その数年後、私はニューヨークに移住した。
そこで、パトのNY時代の知人たちと一緒にあそんだり、パーティー仕事をしていた。

また、アメリカは結構HIVポジティブの人でカミングアウトしている人も多く、それはある意味、友人や恋人に対しエチケットでもあるようなきがした。そして、警告という意味もかねているとおもう。

感染していない人には、病気を移さないようにコンドームをつけて、危険なセックスをしないということだ。
また、血の出るような怪我をしたときなどの対処や、そのたもろもろの経由の感染予防という意味で、
カミングアウトするということは他人を思いやる大切な行為だとおもう。


最近はいい薬もできて、延命できるようになったし、感染しても、普通に生活できているひとが多いのが現状。
ただ、アメリカなので、治療費が高いかもしれない。




また、私はNY生活10年の間ヨーロッパ最大のエイズチャリティーにも参加させていただいたりする機会もあったので、http://www.lifeball.org/
帰国後、余計パトのことは気になっていた。

帰国してから、パトとはFBでつながり、なんとなく最近の状況がわかっていた。

去年の秋くらいに貧困に苦しむパトの叫びがアップされていたので、私も決して余裕があるとはいえないが、かわいそうに思ってちょっとだけ寄付した。
私もNYで苦しんだんで、外国人が日本で暮らすのってきついのわかるので。

ドネイションページ
https://fundrazr.com/campaigns/bMrnd

そして、パトの投稿は胸が痛くなった。

下記。

「December 1, 2012 ( World Aids Day) 終わりました。自分自身は20年日本の皆様のためにHIVやAIDSについて必要な情報を腹をくくって全国走りまくったが。。。モ!GIVE UP!

皆聞いてないみたい!だって、日本でAIDSが増え続けてる一方!
*セックスゼロ世界にならないかぎり、HIVは自然に増えるけれど先進国の中で唯一AIDSが増えているのは日本だけです。

皆HIV検査しない!定期的に受けないといけないのに。。。貴方は検査した事あります?日本の全人口の1-3%しか検査経験ない、なおかつ主に妊婦さんか手術受ける方です。
アメリカの全人口の51%が定期的に検査受けてます。

その日本だからこそ、”いきなりエイズ”って日本ならではの言い方がある。
*日本には世界トップレベルの治療が出来るのに入院3日後にエイズで亡くなる話は今でもある。


皆のHIV・AIDSの意識も知識も増えてない!HIVとAIDSの違いはなんですかって聞かれたら、自信を持って答える事できますか?

Q?WHAT ELSE CAN I DO TO MAKE CHANGE HAPPEN????!!!!!

自分が生まれた国ではないのに、何でこんなにバカみたいに頑張れたのだろう?自分で選んだ国だからだ!

人生の一番大切なはずの"LAST YEARS"を向かうところの俺はもう限界!すでに死んでるはずだったのにまだまだ、ってか今になって脳が開き天才的な才能が現れた気がする!次の世に行ける前に終わらない事はいくつかある。ところで、困ってます。体はボロボロ!心の中空っぽ!仕事もお金も無く、少人数からの助けでまだご飯は食べてますけれど、まだまだ足りません!

俺はこの地球に残さないといけない物があります!もしこの20年の俺が流した汗、涙と血が無駄ではなかったら今こそ見せて下さい。もし無駄だったら、大丈夫だ!

最終的に俺は勝手に生きるし、勝手に死ぬから。。。
ともかく、誰に何を言われようが俺は人間の為にこの地球を変えさせていただきます。
参加しませんか?
JOIN IN (・)JOY OUT
J Patrick Bommarito
12/04/12


PATRICK & YAMATO Rescue Mission
パトリック&ヤマト レスキュー・ミッション
関わっていた事業が頓挫し、現在収入がありません。AIDS/ADHD/MSRA + 膝と首の関節を痛め歩行に杖が必要なほどで、外に出て働くことが難しい状態です。また、精神的にふさぎ込んでもいたのですが、次の一歩を踏み出すためにこのプロジェクトを立ち上げたという事ですが....
NEVER GIVE UP, NEVER GIVE IN!」


というメッセージです。


わたし、帰国してから、思うんだけど、

日本の日本人、エイズに関して危機感ゼロなのはどうしてでしょう。

芸能人とか一般人の

「できちゃった結婚」

エイズ検査もちろんしてない、

付き合う前にそうゆう病気の確認もしていないだろうが、

コンドームしないで中だし

妊娠

HIV感染とか子宮頸がんの予防とか考えないでゴムなしセックスする人が多いから、できちゃった結婚。

「私はバカです」って言いふらしてるようなもんじゃないですか。

しかも

「ノンケ」たちの水面下でエイズ感染してる人すっごい多そうな日本。

へたすると、日本ではゲイたちより、危機感の薄いノンケのがエイズ感染率高いんだよ。

新宿二丁目のゲイバーではHIV関連小冊誌やコンドームが無料でおいてあり、感染防止の活動がされている気がする。ニューヨークでもコンドームはおいてあるところが多い。
エイズの怖さをよく知っているのはゲイの人たちのが多いとおもう。

みんなコンドームつけようね。

十代からそうゆう教育するべきだよ。

エロビデオも法律でタバコのパッケージみたく、メッセージつけたりとか、なにか、政府は対策を打つべき。



パトがこの国で20年も活動して、この国で亡くなったのはなにか意味があるんだとおもう。

愛する日本と日本人への生き証人からの警告だとおもう。

R.I.P.


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4月28日の東京レインボープライドの募金ページ

http://tokyorainbowpride.com/donate

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時間があったら、4月28日代々木のイベントに参加していただいても。

そしたらあなたも世の中の役にたち、DJパトリックの死も無駄にならないとおもう。




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