深い森の中

彼女と二人、散歩をしていた…





一箇所だけ、優しい木漏れ日が注ぐ
場所で立ち止まると


彼女と向かい合った




「あかり…このまま、ずっと…ついてきてくれる?」



「うん、ずっと…ずっとついていく……」





彼女の手を取り、真っ直ぐ見つめながら言うと…


満面の笑顔で頷いた



「じゃあ、行こうか」


後ろ手に彼女の手を引き…歩み出す





……ん?…




しっかりと握った手を引いたけど

動かない・・・




彼女の顔を見ると、いつものように微笑んでいる・・・



「どうしたの?」



問いかけに、彼女は優しく微笑むだけ・・・



ずっと、ついて来てくれるって言ったのに…




どうして?・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
・・・
・・







ハッとして目を開くと、天井の淡い光が降りそそぎ、彼女の部屋である事に気がついた



左のカーテンの隙間からは朝の柔らかな光が漏れそそいでいる




右側を見ると、俺の右手をしっかりと握り、すやすと眠る彼女がいた




…ふふ、動かないはずだ…




俺は、横向きになり彼女の顔をジっと見つめる





白く小さな彼女の顔…



目立つような美人じゃないけど

可愛らしく

笑うと、こっちまで笑顔になる…


ふと、脳裏にはV6が歌うあの曲が流れていた・・・・・・・・



♪ほら You're medicine 笑顔だけで
すべてが そう輝くmy life
君が隣にいるだけで
平凡な未来さえ愛おしい
You're my holy love♪




歌詞…そのまんまじゃん

今度、あかりの為だけに歌ってあげよう




凄く幸せな気持ちで

更に見つめていると

唇がキュッと結ばれた後

ゆっくりと力が抜けて

真ん中が微かに開いた…




…キスしたら…起きるよな……


ちょっとそそられるけど、そこは我慢した






そう言えば…あかりのファーストキス…



どんな奴が奪ったんだろ?



ふと、俺の知らなくて当たり前の

彼女の最初のキスが気になった



あかりが、初めて恋をしたのはいつ?



初めてこの唇に触れたのは誰?




今まで、これからの二人の時間の方が大切だから……と、あまり気にしなかったのに



今は、知らない誰かに嫉妬している




好きになればなるほど

余裕ってなくなるのか?




こんなに誰かを好きになったの

初めてだから、よく分からない




それでも、やっぱり気になってしょうがない




分かってる!


分かってるんだよ!




彼女が過ごしてきた過去の時間が、

今の彼女を作ったんだ



だからもう、この唇には、誰も触れさせたくない・・・





そう思って、親指でそっと触れる…






「ん……准くん♡…」




「おはよ…」




「で、これ、解いてくれる?」



「キャッ・・・ごめんなさい」



彼女は、慌てて手をほどいて起き上がると………
そのまんま、ベッドの上でチョコンと座り毛布を抱きしめている




「ふふっ…どうしたの?
凄く握りしめてたから、夢の中で 、あかりを連れて行けなくて困っちゃったよ」







「ご、ごめんなさい・・・」





「あかりが、謝る事ないよ♪

目が覚めたら、あかりと手を繫いでたなんて、凄く嬉しかったよ………

でも、どうして?」





別に深い意味など無く、ただ繋ぎたかっただけなんだろうけど…

強くしっかりと握っていたから、ちょっとだけ気になった。



「不安……だったから………………………

准くんが隣に居て…幸せ過ぎて……

もしかしたら、夢かも知れないって……」





なんて可愛い事言うんだ…


でも、不安にさせてたのは俺だよな……



それに………



「俺も…同じだよ………幸せ過ぎて…

余裕無くなってるみたい…」






俺も体を起し、彼女の体を引き寄せ

頬を撫でる







「俺…今更だけど……あかりのファーストキスが気になった……」




「…准くん……それは……」





「いいんだ………その事実はもう拭えないし…でも…」






真っ直ぐに見つめる彼女の唇を、人差し指と中指で撫で



「ラストキスは、俺…誰にも譲らない!」




「ラスト…キス?」




「そ、あかりの最後のキスの相手は、俺


そして、俺のラストキスは、あかり…」





そう言って、指で顎を持ち上げ、軽くキスをする




「准くん…それって…死ぬまで一緒……ってこと?」




「もちろん♡」




彼女の体を抱きしめると



彼女も俺の背中に腕を回し呟いた




「夢なら……覚めないで………」





「夢なんかじゃ無いよ!」




俺はあかりの頬を、軽くつねってやった




「痛っ!…准くんヒドイ!」




「…夢…じゃないでしょ?」








二人、笑いながら互いの体を抱きしめ

夢じゃない温もりに幸せを感じていた。








〜END〜











∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


先日、ラジオで、その日のメッセージテーマが「チュ〜」「キス」
だったんだけど、話題がファーストキスからラストキスの話しになり、ラストキスは誰になるんだろ?
と、言う話しになり、こんなストーリーが浮かんできちゃいました(笑)



現実には無理だけど、妄想の中では、わたしが命尽きる間際に、おじいちゃんになった准くんが、私にそっとラストキスをして、言うの

「大好きだよ・・・俺も、直に行くから、あっちへ行っても、浮気しないでまってるんだよ……」


なんてね。(*´艸`*)♡










話しは変わるけど、昨日・・・

剛くんが、沖縄にきてるらしいね♡

お友達数人とプライベートで来てるらしいけど・・・



恐らくゴルフ?


県内で有名なゴルフ所……行ってみようかな?………………( ̄∇ ̄;)








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……ん……今、何時?






ふと、目が覚めて

右のサイドテーブルに視線を向けると

デジタル時計が【5:15】と表示している




んふ♡…私の誕生日の数字だ・・・




みんなそうだと思うけど、自分の誕生日の数字だったり…



彼の誕生日の数字をみつけると
やたら嬉しかったりする。




街で見かける車のナンバー…




テレビの画面や




テーブルのデジタル時計……




スマホを開いた時のロック画面の時刻…






私は、スマホの時刻表示は敢えて
12時間表示にしている




だから【11:18】出会う瞬間は…


午前と午後…一日二回




自分の誕生日だったら午前は、明け方だから完全に爆睡中なんだけど




今朝は何故か目が覚めた。






どうしよ…今日は、午後シフトだし…

彼も、お昼前に出たら余裕だと言っていた…







取り敢えず………もう少し寝よう…





そう思って、彼の肩に毛布をかけなおして、枕に顔を乗せると、目の前でスヤスヤと眠る彼の顔を暫く見つめていた…






彼が来たのは夜10時頃…



それに…少し

激しかったし…

彼も疲れてるよね…




寝顔を見ながらそんな事を思ったら……

彼が触れた部分が思い出したように疼いた




やだ…私ったら…




カァ〜ッと顔に集まった熱を
手のひらた移し取り
毛布を肩まで引き上げた




すると…




モソッ・・・・・ギッ・・・



毛布から手を出し
彼が寝返りを打って仰向けになると


彼と私の間に、少しの隙間が広がる




徐々に、私と彼との間に冷たい空気が流れ込んでくる・・・




その時ふと思った







私の隣りに居る准くんは、本物?


もしかして私・・・長い夢を見てるの?







彼は、アイドルと俳優をこなす

超売れっ子の芸能人



私なんかが、彼女だなんて…

普通に考えても奇跡としか思えない








会う度に、どんどん好きになり


体を重ねる度に、私の全てが彼で満たされ

離れられなくなる





私は、体を半分起し、彼の寝顔を見つめながら思う・・・




ちょっと出っ張ったオデコ…

そのオデコにかかる前髪を、そっとはらう




男らしく整った眉




何本あるのか、数えられそうなくらい
間近に見える長い睫毛




綺麗な二重の瞼…




閉じた瞼の奥の澄んだ瞳に

見つめられる度に、ドキドキしてしまう





僅かに盛り上がった鼻筋



薄い上唇…






この唇から何度も「大好きだよ」と囁かれ

この唇と、何度もキスをした・・・




今も、生々しく思い出させるのに

それが全て、長い、長い夢の中よような気

がする





もし、このまま眠りについて・・・


目が覚めた時・・・・・


私の隣りに彼は…



ちゃんと居るかしら?




夢なら、一生覚めなくたって…いい





そんな不安を払拭するように


そっと彼の唇に、口づけた





そして、目が覚めても消えないように



彼の手を取り



綺麗な指の間に、自分の指を滑らせ



しっかりと握った











そして、心の奥で祈った




夢なら一生…………覚めないで………。



















〜“夢”…END〜





∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞



今日、仕事中にラジオを聞いていて、突然降りてきたシチュエーションです。




長々と書くより、短く簡潔にしようと

二部作になりましま。





メインタイトルは【唇】


あかりsideは“夢”



次回は准くんsideで、タイトル未定です

(*´∇`*)







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最近、准くんの過去を辿ってばかりいる私
・・・

親目線、卒業したはずなのに…
何でだろ?(笑)





昨日、捜索中だった例の【坂本研究室】の映像を見た後(レポは後日…^^;)

ふと、2004年に放送された「にんげんだもの〜あなたは相田みつをを知っていますか〜」を見たくなり、寝る前に見てました



テレビ朝日の相田みつをの生誕記念番組だったんですが、

准くんがナビゲーターとして、美術館や生家などを訪ね、相田みつをと自分を重ねて色々葛藤していた頃の事を、語ってくれてました。





相田みつを美術館に飾られた一つの詩の前で、高校生になったばかりの頃なのかな?
相田みつをの詩に出会った頃の話しをしています



「…ちょうど7年前ぐらいに、相田さんの詩と会ってですね、学校終わって、制服のまんま、当時銀座にあった美術館に行って、見てた覚えがあります。
なんだろ…学校で教えてくれる事とはちょっと違うものを、みつをさんの詩の中に感じてたんですよね…








准くんが銀座に通ってた時の
一番好きな詩



過去に自分に有った事を否定してたりしてたんですけど…
良かった事も悪かった事も全部含めて、今の自分が出来上がっているって事を気づかせてくれて…
過去を否定しなくなった。
反省はしますけど…。


准くん、当時、すごく苦しんでた頃だよね…

自分がどう有るべきか…

自分の居場所とか探してたのかな…




















そして、相田みつをのアトリエに訪れた時・・・
相田さんが、好きな言葉を書き記したメモ帳のような物を手にし、自分も10代の頃、同じ様に好きな言葉をノートに集めていた事と重ねて・・・

「身近に感じる…おかしいかな?」

なんてはにかんでたけど、全然可笑しく無いし、むしろ、ものすごく近いし、重なる部分もあると思う!
だから惹かれたんだと思う。
・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


そして、心に残る言葉を…と、書かせられてた言葉が…





これを書き終わった時
小さく「だめだなぁ…」と呟いていたけど、どう言う意味だったんだろ?

「意志のある生き方をしたいなぁと思っていて…この言葉が大好きになった…」

と、言って、しみじみと、自分の書いた文字を見下ろしていたけど、この“文字”を見ていたのでしょうか?それとも

意志”…という言葉を見ていたのでしょうか?

思いっきり書いてた割に、線が細くて、でも、紙いっぱいに書いていて、文字の下の部分の“心”が大きく書かれていたのが印象的でした
















目に見えない根を

わたしの住み家は道ばたの
アスファルトの小さな
割れ目の中  わたしは
人の足にふまれてばかりいる
栄養不足の名も無い雑草です
名もない雑草ではあるけれど
人の足にふまれるたびに
涙こらえて  歯をくいしばり
土の中  ふかく根を張るんです
いつかくる春の日に
いのちいっぱいの
自分の花を咲かせるために

いまはただ  目に見えない
たくましい根を育てているんです






これを見て、僕は、春のイメージが変わったんですよ。

春って、新学期とか、桜が咲いたりするから、始まるイメージがすごいあるんですけど、僕の中で、春は結果なんだな…って思って

夏、秋、冬…が終わって
夏の暑さとか、冬の寒さとか…越えて、来たものが、春に出るから花が咲く

何も無しに花は咲かないだろ…ってのを思ったのは、この詩だったのかもしれないですね…

色々あった事が、自分自身になっていくんだよ…
辛いことも、悲しい事もね……

これを見た時に、すごい助けて貰った……

こういうのに、すごい震えた覚えがあります。



相田さんの言葉…シンプルだからこそ、心に入り易く、准くんの心の奥に眠る言葉にならなかった想いと共鳴したのかもしれないですね




この【目に見えない根を】って、最初の【肥料】から繋がっている気がします…

過去の…それこそ
この世に生まれた事=人として種が蒔かれ

最初は、経験も何も無い状態で、良くも悪くも、沢山の人に、影響を受け

それでも、踏ん張って…踏ん張る為に根を張る…


そういった経験による、沢山の肥料を貰い、春になったら(機が熟した時)

力強く花を咲かせるんです。

まさに、今の岡田准一が出来上がった過程がここにあるような気がします。





もう一つ、「これ、好きだったなぁ…」と言う詩を…


ともかく
具体的に動いてごらん
具体的に動けば
具体的な
答が出る
から



何か、岡田准一が、役者に目覚め、格闘技に目覚めた根源がここにあるような・・・

どうなんだろ?( ̄∇ ̄;)













久しぶりに、これを見ていたら、今だからこそ感じる
岡田准一の心が垣間見えた気がします。



そして…
相田みつをさんのシンプルな言葉が
私の心に、やけに、深く
沁みてきました。









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