岩手・大船渡~片道13時間弾丸日帰りの旅~ -その6-
2012年7月21日(土) 天気:
夏季限定ブルーベリー味「かもめの玉子」 のつづきです
JR大船渡線
東日本大震災による津波が直撃し、駅舎が流失したJR大船渡線「大船渡駅」。
鉄道ファンとしては、どこに駅があったのか、そして今はどうなっているのかを
どうしても確認して置きたかったので、
JR「盛駅」 近くで乗せてもらったタクシーの運転手さんにお願いして連れてきてもらいました。
JR大船渡駅
「はい!ここが大船渡駅だよ!」と、
タクシーが停まった場所を見て愕然・・・なにも返す言葉はありません。
コンクリート基礎の向こう側のグリーン色部分が1面1線の単式ホームがあったところ。
駅舎の建物は跡形もなく、
タクシーの運転手さんに教えてもらわなければ、どこに何があったかまったく解らないのです。
ホームまで歩いてみたかったのですが、
立ち入り禁止の看板とロープが張られていて、これ以上近づくことはできませんでした。
ものすごい威力の津波にあったはずなのに、駅舎の正面と思われる場所に
ポツンと残されたモザイクタイルの造作物を発見
よーく見てみると・・・
誰かがコーヒーの空き缶を置き去りにしていましたが、これは水飲み場のようです。
モザイクタイルもあまり剥がれていないし、
ほぼ全型を留めた状態で残っているなんて、すごい奇跡です
在りし日のJR大船渡駅(*画像は鉄道ホビタスHP からお借りしました)
モザイクタイルの水飲み場が、いったい駅舎のどの場所にあったのか?
どうしても気になってインターネットで画像を探してみたら・・・
ありました
駅舎の前の赤いポストの後ろに、隠れるようにひっそりと。
きっとコレですよね。
確かに水飲み場は、JR大船渡駅の駅舎前に存在したのです
この線路は、先にご紹介した「盛駅」 まで続いています。
大船渡駅の手前には、あの“奇跡の一本松”の近くにある「陸前高田駅」 、
さらには「気仙沼駅」から「一ノ関駅」まで、ずっとずっと続いていた線路・・・。
一ノ関から盛駅までのルート線状が
“竜”に似ていることで付けられた大船渡線の愛称は、“ドラゴンレール大船渡線”。
かわいいニックネームですねっ
でも現在もなお
気仙沼駅から盛駅までは運転の見込みが立たず長期で運転見合わせ中。
もうすっかり錆びてしまった線路。
これから大船渡の交通網がどういったカタチで復旧していくのか見守りつつ、
この日に見た風景は、ずっとずっとココロの中で忘れずに留めておきたいと思います。
大船渡「加茂神社」にて東北の復興を祈願 へつづく・・・
*** 岩手・大船渡~片道13時間弾丸日帰りの旅レポ ***
1・ 岩手・大船渡まで名古屋から片道陸路13時間
2・ バスの車窓から見た陸前高田「奇跡の一本松」
3・ JR大船渡線・三陸鉄道「盛駅」に再び電車が走る日まで
4・ 大船渡「かもめの玉子」さいとう製菓本店の今
5・ 夏季限定ブルーベリー味「かもめの玉子」
6・ 津波で流失したJR大船渡線「大船渡駅」を探して
7・ 大船渡「加茂神社」にて東北の復興を祈願
8・ 岩手・大船渡市で見つけたマンホール
9・ 東北新幹線「水沢江刺駅」からショートカットで名古屋へ
10・仙台・牛たん炭焼「利休」の【極】ハーフセット
11・岩手・盛岡のお薦め土産「生南部サブレ」
<番外編> TUBE Live ★ 「がんばれ大船渡!復興支援ライブ」