こんばんわ~荒井です<m(__)m>
昨日のブログ の続きです。
レンズを作る必要性があると思った僕は早速レンズ探しです。
条件は前回のブログで書いた通りです。
そうは言ってもですよ?あのテールの中に仕込める汎用の
レンズなんか勿論あるわけも無く(T_T)
「うん、無いものは作っちまえ」
ってな感じで、とりあえず何種類か作りました。
これが深いハマりの始まりになる事もこの時は想像も出来ませんでしたw
まずは寸法測定ですよ。
ふむふむ(`・ω・´)
ほうほう~(。・ε・。)
そして裏のスペースを計って
「すげぇキツイ(T▽T;)」
えぇコンマ何mmの世界でした。
たかがコンマ何ミリと思いでしょうが、
Junackの人間常にそんな仕事してるもんで
コンマ何ミリっていうのが物凄い違いに思えるんですよ(ノ_-。)
ハッキリ言って樹脂のパーツだと0.1mmの違いでもキッチリは
いかないんです。(パワープレイでやっちゃえば話は別ですがww)
そんなこんなで直感的に理解しました。
「こりゃあ100分台の精度でやらにゃ無理」
と、言う事で以下の順序を踏む訳です。
①ざっくり寸法のラフ案
↓
②使用LEDを選定(主に色温度)
↓
③サンプル基板作成
↓
④基板とレンズのゲージを製作
↓
⑤ざっくりミリ単位でLEDとレンズの焦点距離を計測
↓
⑥レンズ寸法を決定
↓
⑦NCにてサンプルレンズ製作&磨き
↓
⑧LEDとレンズを合体&検証
↓
⑨組み立てたLEDユニットを実装&純正レンズとの相性を検証
これが1クールですww
まぁ何回やり直したことか(´□`。)
文字で書くと簡単ですが結構気が遠くなりますよw
上記はまだ10分台のわけですよ。
んでもってよーやくレンズの仕様が完成。
よーやく製品化が見えてきました(≧▽≦)
でもね、CTのゲート側のユニットって全部で34か所光る訳です。
1個1個手作業でレンズを作ってたら途方も無い時間とコストが掛る訳です。
ここまでいけば想像出来ますよね??
そうです。「レンズをインジェクション成型で作る」
事が決定したわけです。
そうなると更に以下の手順です。(細かい事は割愛しますね)
①NCサンプルを元に2D⇒3Dデータ作成
↓
②モデリング
↓
③モックアップサンプル製作
↓
④金型製作(100分台まで追い込み)
↓
⑤試作成型
↓
⑥金型修正
↓
⑦再度成型
↓
⑧量産
んでもって出来上がったのが今現在の製品に使用しているレンズです。
んでもってそのレンズを使用して点灯させると
ほら粒が大きくなったでしょ?( ̄▽+ ̄*)
画像だと若干粒が純正よりも小さく見えるのはスモールの光量を
LEDトランスライティングキットを遣って純正よりも下げている為です。
(勿論純正に合わせる事も可能ですからね)
何となくですが純正とまるっきり一緒もどうかな~と思ってww
実車を見れば違和感ゼロですよ(^^♪
言い忘れましたけど粒を大きく見せる方法はCTの場合に限っては
”反射させる”という事も必要なんです。
と、まぁ色々書いてきましたが4灯化にはかなりの道のりが必要だった
訳です。(決してサボってた訳じゃないですからねw)
ただ、追求した分良いものは出来上がったと自負しておりますので
是非ともご検討下さいね⇒JunackCT200hページを見る!!
でわでわ!!