監査法人の採用活動もボチボチ始まるみたいですね。

私が去年(2011)就活するにあたって、ネットで得た使える情報があるので紹介します。
メモ帳に貼り付けて保存していたのを掘り起こしてきました。

内容としては、おととし(2010)の各法人の選考フロー、面接での質問内容等です。
大手法人3社から内定をもらった猛者が、選考内容を紹介していくというものです。

では、ちょいと加工した上で掲載します。



2010 大手法人の選考フロー

新日本
一次
説明会兼小論文&この日にESを提出
通過連絡は翌日くらいにマイページを通じて、その後マイページから面接予約

二次
本社ビルで面接
一回目はたしか5階で、面接官2対1(時間はたしか30分)
雰囲気は若干、圧迫気味。
内容は志望理由(会計士、新日本、部門に対してそれぞれ)、特に部門への理由をくわしく聞かれたような
それと自己PR
それ以外はひたすら時事ネタ等をいきなり降られて、それに対する意見を求められた。
面接後、控え室に行って、その後13階で二回目の面接
二回目も面接官2対1(時間はたしか30分)
質問内容は1回目の面接とほぼ同様
一回目、二回目の両方で強く感じたのは、とっさの頭の回転と発言内容の首尾一貫性をよく見ている様子だった
特にとっさの頭の回転であちらを認めさせることができるかが鍵。
内定の連絡は翌日にメールで頂いた。


トーマツ
一次
たしか8人でグループディスカッション(時間は1時間程度)
お題は旅行に行くならパリorバリ(だったと思う、去年のことだったからはっきりは覚えていないが)
対策としては、議論を前に進めるための発言を心がける、否定的な発言はだれに対しても控える、論理性のある流れを構築するとか
とくに仕切り役とかをやって無駄に目立つ必要はないと思う。
通過連絡は翌日だったか翌々日だったかにきた。

二次
一回目の面接は面接官2対1(時間は30分くらい)
雰囲気は友好的で話し易い
質問は志望理由、自己PRなどオーソドックス
ただ、親日同様、とっさの頭の回転を見るような形での質問があった。
(例:私は○○という能力がある人間が欲しいが、君にそれがあるということについて私を納得させてみろみたいな)
こうした類いの質問に論理性をもって答えることができれば、おそらく即内定
面接後、控え室でビデオ見た(たしか、見なかったような気もしなくもないが)
その後、もう一度面接で、面接官1対1(時間は15分くらい)
雰囲気は友好的
というか始まって1分で内定宣告された。
あとは雑談して終わり。
その日の夜に電話であらためて内定連絡

あずさ
一次
グループ面接で、面接官2対5人(時間は1時間)
志望動機、これまで頑張ったこと、自己PRなどを5人が順番に答える→それに対して2、3の質問が来るという流れ。
このグループ面接で、自分の相対的な面接能力が分かると思う。
面接苦手な人とかはこの場で面接上手い人のテクを盗むのアリだと思う。
通過連絡は翌々日くらいに電話

二次
一回目の面接は2対1(時間は1時間から1時間半、けっこう長かった覚えがある)
雰囲気は友好的
内容は他と同様の志望動機、自己PRに加え、ケース面接てきなのがある。
ケースは面接の5分くらい前に教えてもらい、面接までに考えるような感じ
おれのときは「経営するなら温泉旅館かホテルかどっちが良いか」みたいな感じ
前提条件てきなものはとくに与えられていなかったので、そこを如何に自分でうまく設定し、説得力あるものにするかが鍵
これは面接の終わり15分から20分くらいを使ってやった。
最初、自分の考えを1、2分で説明→その後面接官が色々質問してえぐってくるみたいな
面接後、控え室に入り、個別に名前を呼ばれる。
二回目の面接はばかでかい会議室で面接官1対1(時間は30分)
まあ面接というか、入って5秒で内定宣告された。
面接官によると、さきほどの面接でのケースでの論理性を評価したとか言われた覚えがある
あとはひたすら、あずさの素晴らしさをあちらが語る感じ。とくに自分が何かをしゃべった記憶はない
あずさは内定通知書をこの場でもらった。


あらた
筆記で落ちたから、よくわからん。
筆記では性格検査の項目が尋常じゃないくらいの量だったと記憶している。




Q.あずさの5対2は、だいたい何秒ぐらいの発言が一番妥当?
1分ぐらい?

A.もし1分話すなら、相当工夫しないと正直相手は話を聞いてないと思う。
ベストは短めの発言(20秒くらい)で、相手の質問を呼び込む×3くらいの流れを自分のターンで作ることだと思う。
まあ、なかなか上手く相手をその流れにはめるのは難しいが…(あくまでベストはということ)

短すぎて何も中身がないのは最悪だから、そうなりそうなら多少長くても、しゃべった方がベター


Q.面接でこれだけは気をつけないと駄目みたいなとこある?

A.最低限、やらなきゃいけないのは面接までに志望動機(対会計士、会社、部門それぞれ)と自己PR(強み、弱み)を自分の経験に何らかの形で裏打ちされていて、かつ論理性のあるように考えておくこと。
そのうえで、できたら良いなってのは、奇抜な質問や時事ネタ等に対して、説得力のある受け答えをすること。
ただ、これについては面接内に1、2回できればいいなー程度。むしろ、それができれば内定はたぶんでる(勿論、上記の最低限についてしっかりしているという前提だが)
あとは、はきはきしゃべる、笑顔、やる気とか雰囲気てきな面かな。
とりあえず、ESとか書くときに面接を想定しながら考えるのが良いと思う。