2008年02月27日

「Nayuta」

テーマ:音楽

暗いアルバムだ。

アルバムとしての統一性は全く無くて、曲調はバラバラ。

歌詞カードもないし、やけくそなのか何なのか最初聴いた時は

ひたすら戸惑った。


AIR
Nayuta(初回)(DVD付)

このアルバムを冷静に評価すると突っ込みどころは限りなくある。


人のプロデュースはしているのに、自分自身のプロデュースは

できていなくて、佐野さん不在の影響で曲に躍動感が無くて、

最後の曲は「NERO」の焼き直しという、恐らくほとんどのファン

が駄作と感じてしまう投げやりな作り。


墓場に持っていくアルバムと、当時は本気で決めていた「Usual~」発売

から丁度10年。

車谷浩司の枯れっぷりに失望し、年を重ねる事の残酷さに悲しさを覚えた。



しかし、、、公式サイトで歌詞を見ながら聴いてみればだんだん印象が

変わってきたのも事実。

そう、このアルバムは曲調はバラバラだけど、テーマにはちゃんと

一貫性がある。


それは「喪失感」。

その視点で聴いてみると印象ががらっと変わる。


”もう一度会いたい あの日あの時の君がふりむいてハロー (Nayuta)”


”もう何も 何も無い ほら ここにあしたはない
 もうここに いる必要もない 理由もまったくない

 Walk this town さよならから 始まる日に

 Out of town さよならまた 何処かで(Janaica)”


”何から何まで全部壊れた もう2度とない 昨日までの日々は

 端から恥まで全部崩れた もう2度とない 美しく強き日々(Only Just)”


”もう2度と みえなくなった microcosm

 見えなくなるまでずっと ずっと ずっと

 手を振った(microcosm)”


何に対しての喪失感は本人にしかわからないが、

もがき苦しんでいる姿は伝わってくる。


もう昔のクールでスマートな車谷はどこにも見当たらない。

一人の35歳の人間がいるだけ。

(「Usual~」、「One」も暗かったが、洗練されていた)


しかし、だからこそ、このアルバムのいびつさは心にひっかかる。

必要性を感じない1曲目のインストや、イントロが無駄に長い「Have fun」、

「Only Just」の雑さ、「Microcosm」の「NERO」感。全てが、今の車谷には

必要だったのではないかと邪推したくなる。


通して聴く事は少ないかもしれないけど、このいびつなアルバムを自分は

ずっと聴き続けるだろう。

そして次のアルバムも楽しみにしてる。


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