楽曲解説 Vol.14 『ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!』 | 大友ジュンのヒトリゴト

どうも。こんにちは。

大友ジュンです。


さてさて、前回の楽曲解説 Vol.13 続・おいでよ!妖精の森に続きまして、
今日は再びgdgd妖精sのアルバムの中から一曲をピックアップして
"楽曲解説"として記して行ってみようかなと思います!

本日、お送りする作品はこちら↓


ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!


gdgd妖精s(第2期)の正式OP曲として使用して頂いているこちらの楽曲。

この曲の種が生まれたのはまだ第2期の制作が正式に決定するだいぶ前でした。

何の打ち合わせの帰りだったのかは覚えていませんが、
僕と番組プロデューサーとアシスタントプロデューサーの3人で一緒にいた時に
もし2期をやるとしたら、その時はまた井上さんに
1期のような電波ソングを書いて欲しいですねぇ!
と言って頂けたんです。

その時は僕も2期というのがまだ現実的ではなかったため
そうかぁ~2期かぁ~と漠然と捉えていたんですよね。

でももし本当にそうなった時のために心構えだけはしておこうと思い、
その日からなんとなぁく家で曲作りを開始したのです。

帰宅後、ギターを弾き、
あぁでもないこうでもないと試行錯誤した後、鼻歌と一緒に突然、出て来たのが
ぐだぐっだ言ってんじゃねぇ!…テレテテンテン、テ~レテテ…全部♪
という、曲のサビで使用しているフレーズでした。

メロディにしても歌詞にしても何故それが突然、出て来たのかは自分でも分かりません…(笑)

ただ、先程も言ったように、
まだこの頃は2期の制作が未定だったので作曲作業は一旦、ここで終了。

この時のフレーズはストックとして温めておく事にしたのです。



その後、第2期の制作が正式に決まり、曲作りも改めて再開!

当然、あのフレーズを軸に曲全体を構築して行きました!

歌詞に関しては第2期の制作が決まった事で妙に張り切る妖精達。
でも気持ちばかりが先走っちゃって結局は何も準備出来ずにぐだぐだで終わる…(笑)

というような世界観で書いております。

とにかく曲からも歌詞からも"妖精達のドタバタした感じ"が伝わるように
という事を常に念頭に置いて作らせて頂きました。

そんなこんなで曲は2012年の5月に完成。

加納 望 氏によるイメージどおりのアレンジも仕上がり、
同年の8月にキャストのみなさんそれぞれ別日で歌録りに臨んで頂いたのです。


トップバッターはコロコロ役の明坂聡美さん。

続いてシルシル役の水原 薫さん。

最後はピクピク役の三森すずこさんという順番。

基本的にはおいでよ!妖精の森を録った時と同じテンションでの歌録りになるので、
その時と同じように"弾けた感じで下手っぴに"をテーマにみなさんに歌って頂きました。
(あ、コロちゃんだけはいつもと変わらずコロちゃんでとお願いしました…w)

僕がそんなレコーディングの中で特に印象に残っているのは
間奏のセリフの掛け合い部分ですかね。

キャストのみなさんに曲を覚えて頂くため、
レコーディング前にお渡しする仮歌音源という物があるのですが、
その仮歌音源には間奏の前半の8小節には全くセリフを入れておりませんでした。

そこの部分がちょっと寂しく感じていたので
Rec当日、明坂さんにコロコロとしてアドリブで何かを入れてみて下さいとお願い。

それに対して明坂さんは2小節ごとに
Oh』『No』『Oh』『Soというセリフを入れて下さいました。

ふむふむ。なるほど。

ノッてるのかノッてないのか分からない辺りがコロちゃんぽいなと一同納得…(笑)

別日、その状態の音源に対し、同じように
今度は水原さんにシルシルとしてアドリブで何かを入れてみて下さいとお願い。

それに対して水原さんは
みんなぁ~まだまだついて来れるぅ~?というセリフでスタート。

お、勢いがあって良いなぁ~と思った次の瞬間、
ねぇ、コロちゃん。小野って誰よ?小野って誰?という言葉が。

最初は一体、何の事だ!?とビックリしたのですが、すぐに答えが判明。

水原さんは明坂さんのOh』『No
小野と解釈してシルちゃんらしいセリフを入れて下さったんですよね…(笑)

いつからそれを考えていたんだろう…?なんて疑問はどうでも良くて、
ただただその発想に僕達スタッフは感心するばかりなのでした!


その後、間奏は後半の
ねぇ、やっぱ新曲ってテンション上がらね?以降に突入。
(ここからは仮歌音源にもセリフが入っています)

その部分のシルちゃんとコロちゃんに関しては
ほぼ仮歌音源のとおりにセリフを入れて頂きました。

そして最後は間奏のラストを締めて頂くピクちゃんの登場です。

お渡しした仮歌音源の中では
えっ!?どういう事!?私、何も聞いてないよぉ!?(汗)あぁ~
というセリフを入れておりました。

ただ、あまりこちらでセリフをガチガチに決めてしまうのも良くないかなと思ったので
三森さんに対しては以下のようにお願いをしたんです。

突然、コロちゃんに「一句詠め」と言われ、予定していなかった事にすごく焦るピクちゃん。
それでもどうにかしようと一生懸命、頑張るんだけど結局、何も出来ずに
尺が終わっちゃった…(涙)
というニュアンスになって頂ければセリフは全てお任せしますと。

その結果、三森さんからは以下のアドリブのセリフが飛び出して来ました↓

えっ!?そんないきなり…(汗)えぇ~どうしよっかな?(汗)
えぇ~とみなさんこんにちは…あぁ~o(TДT;)o


ブースの中からこういうのでどうですか…?
ちょっと自信なさげに聞いて来た三森さんでしたが、
僕を含め、ブースの外にいたスタッフは全員爆笑!!

「一句詠め」って言われてるのにまず挨拶しちゃうピクちゃんの礼儀正しい感じとか、
良い具合に焦ってる感じ、そして尺のギリギリ感がもう最高で最高で
満場一致で即採用を決めさせて頂いたのであります…(笑)


そんなわけで、たくさんの笑いに包まれる中、レコーディングは無事に終了!

改めてピクちゃん、シルちゃん、コロちゃんの3人じゃないと作り出せない
独特でスペシャルな空気がgdgd妖精sという作品の中には溢れているんだなぁという事を実感。

ここまで来ればもうみなさんもお分かりかもしれませんが、
この曲の"メイン"と呼べる箇所は"間奏のセリフ部分"となっております…(笑)

まだオンエアで使用されているTVサイズしか耳にした事のない方は
是非、フルサイズでスリリングなアドリブの緊張感を感じてみて下さい!o(^-^*)o

どうぞヨロシクお願い致します♪m(__)m





という事で、お送りして参りました第14回目の楽曲解説。

次回は第2期のED曲きっとまた会えるをお送りしたいと思います!

どうぞお楽しみに♪(^∀^)ノ





※以下、ピクピク(三森すずこさん)が歌っている箇所をピンク
  シルシル(水原 薫さん)が歌っている箇所を

  コロコロ(明坂聡美さん)が歌っている箇所を

  3人で歌っている箇所をの文字で表記致します。




『ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!』 詞・曲 / 井上純一 編曲 / 加納 望


【ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!】

れぢぃす and【ぢぇんとるめん】みんなの準備は整った?
ここからがホントのパーティーの始まりLet’s Party!

でもこの森はハプニングで溢れてる
何があっても楽しむ覚悟で臨まなきゃ あぁ~ あぁ~

【ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!】夢も愛も笑顔も全部
【ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!】もったいぶったりしないから
でも目覚まし時計 壊れた 携帯の充電もなくなった
前途多難なフェアリーズう~ん…やっぱり】ぐだぐだ【ワォ】


雨 降って来たから急いで傘を買ったのに
差した途端にめっちゃ太陽 出て来たダメだこりゃ

ネガティヴシンキン 下を向いても疲れちゃう
どうせだったら毎日 楽しまなきゃ損じゃね? えぇ~ えぇ~

【ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!】頭がパッカーンなっちゃうくらい
【ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!】ワクワクが暴走中
でもすぐに魔法が解けちゃった 飛ぼうとしたら羽がなかった
一難去ってまた一難う~ん…やっぱり】ぐだぐだ【ワォ】


みんなぁ~Ohまだまだついて来れるぅ~?No
ねぇ、コロちゃんOh小野って誰よ?小野って誰?So

ねぇ、やっぱ新曲ってテンション上がらね?
ほんとだねぇ~
じゃあここでピクちゃんに一句詠んでもらおう
えっ!?そんないきなり…(汗)えぇ~どうしよっかな?(汗)
あぁ~えぇ~とみなさんあぁ~こんにちは…あぁ~o(TДT;)o


【ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!】落ちサビって絶対あるね
【ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!】もう関係ない事 言わないの!ホイ

【ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!】騒ぐならとことん騒ごう
【ぐだぐだ言ってんじゃねぇ!】今日だけは無礼講イェイ
思いつきでも何でも やったもん勝ち それがぐだぐだ
羽目を外しちゃって盛り上がろう
今までホントにありがとう 一生の思い出になりました
パーティーはずっと終わらない パーティーはきっと終わらない
パーティーは絶対 終わらない最後はみんなで】ぐだぐだ【ワォ】



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