シネトーク86『パラノーマル・アクティビティ3』●予告CM詐欺にご注意を!
テーマ:てるおとたくおのぶっちゃけシネトーク
三度のメシぐらい映画が好きな
てるおとたくおの
ぶっちゃけシネトーク
●今日のてるたくのちょい気になることシネ言
「本編にはないシーンを予告編に使うなよ」
シネトーク86
『パラノーマル・アクティビティ3』
PARANORMAL ACTIVITY 3
監督:ヘンリー・ジュースト/アリエル・シュルマン 製作・脚本:オーレン・ペリ
出演:クリストファー・ニコラス・スミス/ローレン・ビットナー/クロエ・チェンゲリ/ジェシカ・タイラー・ブラウン/テリー・テイラー/ケイティー・フェザーストン/スプレイグ・グレイデン
2011年米/84分/ビスタサイズ/パラマウント配給(2011年11月1日公開)
※ネタバレしてます! ご注意ください
てるお 「とりあえず苦言から。ネットでも話題になってるけど、予告CM詐欺騒動、ヒドすぎ!」
たくお 「ちょっとアレはないよな! 今回は明らかに確信犯でやってるよね」
てるお 「子供部屋から飛び降りるクリスティー、車の中で怯える娘、吹き飛ばされる奥さんや霊媒師らしきオッサン、燃えさかる家、カメラを不気味に睨むクリスティー・・・・。これらのシーンが全然本編にないという前代未聞のCM詐欺! マジでJAROに電話してやろうかと思ったぞ」
たくお 「家が火事になるシーンは1作目でも語られていただけに、本編になくてガッカリだったよ」
てるお 「パート2でも道路を歩く赤ちゃんのハンターとかカットされたシーンがCMで使われてたけど、今回のはさすがにダメだろ! 予告編にあった、鏡張りのクローゼットの向こうから“何者”かが叩き返すシーンや、母親の前に“ヤツ”が現われる場面もなかったよな」
↓ ジャンピング少女のシーンもねえし
↓ 奥さん、コニャニャチワ~のシーンもねえし
↓ クリスティー、ニンマリもねえし
↓ 車内でグズる少女もねえし
↓ 奥さん、あきまへんで!のシーンもねえし
たくお 「CMでこういう怖い場面があるのかと興味を持って観客に観に来てもらうわけじゃん。そのシーンが1つもないのはかなり問題だと思う」
てるお 「特報でも、姉妹が“ブラッディ・メアリー”ごっこをしてて、何者かが背後に佇んでいるシーンがあったけど、それも本編にないし」
たくお 「ティーザー・トレーラー用に作られた映像だから本編には入っていない、という宣伝は珍しくない。でも公開直前にこんな未公開映像だらけのCMを使っちゃダメだよな」
てるお 「予告編でネタバレさせたくないというのは分かるけど、ウソはいかんだろ、ウソは!」
たくお 「1作目の予告編ではモロにオチバレしてたしな(笑)。今回、宣伝会社に苦情きてないのかな? なんでこんなウソっぱちな宣伝をしたのか知りたい」
てるお 「なんか、DVDで未公開シーンを追加した完全版でリリースする姑息なやり方がミエミエ」
たくお 「それはともかく、すっかり日本でも名物ホラー・シリーズとなりつつある『パラアク』だけど、まさか1年で2本の続編が観られるとは」
てるお 「日本版を含めて2年で4本も公開されてる。ま、大して製作費はかからないし、手っ取り早く撮れるインスタント・ホラーになりつつあるのも確かだわな(笑)」
たくお 「さすがに4本目となると観客も“免疫”ができてしまい、初期作にあったアイデア的な恐怖演出で驚かされることはないわけで。じゃ、ストーリーで勝負するしかない」
てるお 「今作は1作目よりも18年前(1988年)に遡り、姉妹がなぜ悪霊に取り憑かれるようになったのかが明らかにされる、いま流行りのプリクエル(前日談)」
たくお 「前作もプリクエルだったけどね。続編が作られるたびに話が遡っていってる。あとパラマウントのマークが“1988年仕様”の旧ロゴになってたのがニクいな」
てるお 「これまでの話を整理すると、ケイティーが悪魔に取り憑かれて恋人ミカを殺害して行方不明になり(1作目)、実は悪魔をケイティーに取り憑かせたのは男児ハンターを出産した妹クリスティーのダンナだったわけで、ケイティーは2人を殺害してハンターを誘拐し行方をくらます(2作目)」
たくお 「日本版をシリーズの正史として加えるのならば、さらにその後、ケイティーを車で轢いて死なせてしまった“おりん”が悪魔に取り憑かれてしまう(笑)」
てるお 「まだ1本も観ていない人は、3→2→1→日本版の順で観れば、パラノーマル・シスターの全貌を分かりやすく理解できると思う」
たくお 「姉妹が悪魔に取り憑かれた謎が明らかになったわけだけど、話が完結したわけではない。なので本作が完結編だと思って観た人には評判が悪い(笑)」
てるお 「子供時代の記憶が全くないというケイティー&クリスティー姉妹の幼い頃を収めたビデオテープが見つかり、そして何者かに盗まれたところから話が始まる」
たくお 「ただ、1、2作目のように事件現場から警察が押収したテープを見せるというモキュメンタリーという形を取ってないし、今回はそういう工夫がないのはマイナス」
てるお 「確かになぜ幼少期の姉妹のテープを我々観客が観ることができるのか、という説明がちゃんと欲しかった」
たくお 「毎回、初めに思うことって、アメリカ人っていつもだだっ広い家に住んでるよなー、なんだよね」
てるお 「姉妹の母親の恋人は結婚式ビデオのカメラマンなんだけどそんなに金になるのか」
たくお 「1988年のアメリカはまだ景気が良かったからねー。でも向こうじゃ20代の男でも普通に会社勤めしてりゃ、それなりの一軒家はローンで買えるので別に不思議なことじゃない」
てるお 「先日、日本版をBDで改めて観たけど、日本の小さな一軒家だと恐怖演出のバリエーションに限界があるなと思った」
たくお 「いや、あの狭いうさぎ小屋だからジメッとした恐怖感が増幅されて米版よりも良かったという声もあるよ」
てるお 「バリエーションの限界はあったけど、確かに米版にはない湿っぽい怖さはあったな」
たくお 「あと今回も“お約束”なのが、どんな状況に陥ってもカメラを決して手放さないナゾ(笑)」
てるお 「それはシリーズの永遠のナゾだわな(笑)。1作目ではミカが超常現象の瞬間を撮るために常にカメラを回し続けているという“一応の動機”はあったけど、今回はそれすらないし」
たくお 「ま、誰かがカメラを回さないと話は進まないわけで(笑)」
てるお 「もう一つの“お約束”は、必ずイライラさせるヤツが出てくる。1作目はケイティがイヤがってるのに撮り続けるミカ、2作目は身勝手な父親、そして今回は娘たちの訴えにちっとも耳を貸そうとしない母親。観ててイライラする」
たくお 「事態をより悪化させるアホキャラどもね(笑)」
てるお 「前作では監視カメラの台数を6台に増やして心霊現象のバリエーションを増やしてたけど、今回は3台。うち1台は扇風機に取りつけてムーブ・カメラにしちゃってるのはアイデアだと思った」
たくお 「左右にパンして心霊現象を少しずつ見せる怖さは、分かっちゃいるけどドキドキさせるもんがあったな」
てるお 「シーツが背後に佇む場面はベタなんだけどゾクッとさせてイイ感じ。ああいうの好き(笑)」
たくお 「あそこはちょっとコワロタ(=ゾクゾクさせられるけど笑っちゃう)」
てるお 「あれでヒュ~~~ッて飛んでったら完全にオバQだったのに(笑)」
たくお 「地震の揺れで舞うホコリが“存在”を形作る演出もなかなかよろしくてよ」
てるお 「あとケイティーが寝ているベッドシーツが膨れ上がっていくのもお約束やね」
たくお 「僕はシーツの中からまた伽椰子が出てくるのかと思ったよ(笑)」 ※『呪怨』のおなじみのヒロインです
てるお 「ただ、そういう心理的な恐怖演出は観客はすっかり慣れちゃって大して怖がらないだろうから、スタッフは音でビビらせるボンクラ演出をさらに強化してやがる」
たくお 「『コワイ』と『ビックリする』は違うんだけどね。今回はビックリ系が強い」
てるお 「昼間にクローゼットからドーン!と出てきたり、扇風機カメラにバカ女が調子こいたりと、悪魔の仕業とは全然関係のないところでビビらせようとするのがムカつく」
たくお 「前作に続いて今回もキッチン・ショックがあったし。あんなの誰だってビックリするっつーの」
てるお 「あの場面は場内でもどよめきがあったな」
たくお 「ほとんどこっちのヨミどおりにドカンとやってくれるんだけど、してやられるお約束のドキドキ演出がこのシリーズのウリでもある」
てるお 「てか、それだけでしょ。いかにして観客を怖がらせるか。そのドキドキ感を疎かにされちゃったら、観る価値のないクソホラーだし(笑)」
たくお 「あまりにやりすぎるとウソっぽいし(ま、十分にウソ臭いんだが)、かといってその逆であっても退屈しちゃうし」
てるお 「タイミングとバランスが重要。考えるな、感じろ!だよ」(←意味不明)
たくお 「予告編でもあった“ブラッディ・メアリー”ごっこは、劇中ではケイティーと母親の恋人の友人ランディが面白半分に行ない、案の定、悪霊トビーの怒りを買ってしまう」
てるお 「妹のクリスティーをやたらと気に入ってたドビー
・・・・・あ、いや、トビーくんは一体何者だったんだ?」
たくお 「何者って・・・・・だから悪魔なんでしょ? やたらとケイティーをイジメてたよね」
てるお 「そっか! 今、気づいたんだけど、2作目でクリスティーに取り憑いた悪魔もトビーだったのでは?」
たくお 「どういうこと?」
てるお 「クリスティーの夫が悪魔祓いでトビーをケイティーに乗り移らせた。で、ケイティーに取り憑いたトビーが怒り狂い、クリスティーもそのダンナも殺してハンターをさらっていった・・・・ということじゃね?」
たくお 「う~ん、なんか後付けっぽい理由だな(笑)」
てるお 「ま、元凶は、悪魔と契約していた姉妹の祖母だったんだけどね。最初に生まれた男児(=ハンター)を悪魔に捧げないと、その家系は一生呪い殺され続けるという無茶苦茶な契約を交わしていた」
たくお 「このエピソードは2作目ではネットで調べただけだったけど、今回はそのナゾの部分がついにも描かれている」
てるお 「家のあちこちに“悪魔の契約印”が書かれていたのもそのためだった」
たくお 「祖母は黒魔術を操ってる魔女だったわけだけど、しかも彼女だけかと思いきや他にも悪魔を崇拝しているババアの集団が!」
てるお 「あのシーンは気味悪いよなあ。あんなのが迫ってきたらチビるぜ」
たくお 「恐らくトビーは魔女ババア集団によって呼び出された悪魔なんだろう。そして祖母から幼い姉妹にその悪魔が受け継がれていく」
てるお 「ケイティーも悪魔ヅラになってたし」
てるお 「あの場面で女性客が『イヤッ!』って叫んでたな」
たくお 「てか、あのエビぞり、つい最近もなんかのホラー映画で観たぞ(笑)」
てるお 「そして姉妹は悪魔の契約を受け継ぎました・・・・で、ジ・エンド」
たくお 「女子高生が『エッ? もう終わり?』とポツってた(笑)」
てるお 「日本での興収は5億にも達しないだろうけど、アメリカでの人気は凄まじく、9858万ドルと前作以上の大ヒットとなっている」
たくお 「今回も製作費はたった500万ドル(約4億円)の超ローコストなんで、パラマウントはボロ儲け」
てるお 「ロッテン・トマトも67%で前作よりは評判が高い。でも日本ではヤフー映画の評価は1本も3点を超えてないんだよね(笑)。最も評価が高いのは日本版の2.98点」 ※11月13日現在
たくお 「パラマウントはこのヒット・シリーズをで終了させる気はやっぱりなく、4作目の製作がほぼ決まりなんだそうな」
てるお 「だってハンターを誘拐したケイティは行方をくらましたままだし、あの後どうなったのか気になるし。これで終わりだったら観客放置プレーもいいところ(笑)」
たくお 「前回のトークで僕は『パート3までしか付き合う気はない』と言ったけど、こうなったら最後まで付き合ってやろうじゃないの! チクショー!(笑)」
てるお 「俺としては、“おりん”復活を記念して青山倫子姉さんによる日本版第3章も作ってほしいなあ」
●『パラノーマル・アクティビティ3』満足度料金
てるお 600円(CMが嘘っぱちだったので-400円)
たくお 700円(パンフを作らなかったので-200円)
『パラノーマル・アクティビティ3』 ★★☆
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1 ■まるで
プレデターズのエイドリアンブロディ大量ロックオン詐欺みたいですね!(笑)劇中最大のピンチみたいに期待させ、実際は無いなんてアリエナイ!
最近ではアンフェア2にて、雪平十字架に磔され死亡?→実際は別人で特に話の進行に意味なし など、CM放送時のインパクトのために映像を作るという悪例まであります。(この部分だけは認められん)
CMだけなら名作級な映画は多いですよねーっ!