2011年10月04日(火) 00時50分06秒

シネトーク78『サンクタム』●閉所恐怖症を克服したい人にオススメ!(責任は持ちません)

テーマ:ぶっちゃけシネトーク ~2014
ブルーレイ&シネマ一直線



三度のメシぐらい映画が好きな
てるおたくお
ぶっちゃけシネトーク

●今日のてるたくのちょい気になることシネ言

「相方はMOVIXのヒッポコ・ブラザースが好き。どこがいいんだろう?(笑)」




シネトーク78
『サンクタム』




監督:アリスター・グリアソン 製作総指揮:ジェームズ・キャメロン
出演:リチャード・ロクスバーグ/リース・ウェイクフィールド/アリス・パーキンソン/ダン・ワイリー/クリストファー・ベイカー/ジョン・ガーヴィン/ヨアン・グリフィズ

2010年米/109分/ビスタサイズ/3D/東宝東和配給(2011年9月16日公開)




※ネタバレしてます! ご注意ください





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“死にフラグ”キャラがすぐに分かるお決まりの展開


てるお 「事前情報なしで観たからもっとSFな映画なんだと思ってたよ」


たくお 「サンクタム=<前人未踏の聖域>ていうから、ラストは『アビス』みたいに地底からでっかいUFOとかがドーンと出てくるのかと思った」


てるお 「もしくはアグリーな地底人が人間どもを喰い尽すパニック映画なのかと(笑)」


たくお 「ま、色んな意味で裏切られた映画だったけどねえ。至ってストレートな脱出サバイバル映画だったとは


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てるお 「一言で言えば川口探検隊をスケールでかくしたような話」


たくお 「それは同意・・・・・・・しかねる(笑)」


てるお 「閉所恐怖症の人にはぜひ観ていただきたい!」


たくお 「閉所恐怖症&暗所恐怖症&水恐怖症のトリプル恐怖症の人には、本作はこれ以上にないホラー映画だろうな


てるお 「実は俺も暗いの苦手。夜寝る時も電気点いてないと寝れない」


たくお 「この映画を観て閉所恐怖症になった知人もいるけどね(笑)」


てるお 「序盤は解放感抜群の巨大洞窟とか大自然の映像美で魅せてくれるんだけど、中盤以降はずっと洞窟と水中のシーンばかりなんだもん。だんだん息苦しくなってきたよ


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たくお 「これまで何度も観てきたような『ポセイドン・アドベンチャー』タイプの映画。タイトルが斬新なわりにはストーリーは新味も何もないけど」


てるお 「でも、携帯や無線が通じず外界との連絡手段が断たれ、自分たちだけで生き延びなければならないサバイバルはやっぱり映画向きなんだよね」


たくお 「確かに」


てるお 「腐るほど映画を観てると、この手の映画の登場人物の<死にフラグ>が簡単に分かる。コイツとコイツは死亡率高いな、とか(笑)


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たくお 「5人の男女が出口を求めて光の届かない洞窟内=前人未踏の聖域をさ迷い歩き、一人また一人と自然の猛威に力尽きていく」


てるお 「そういう意味じゃ展開的には『ファイナル・デッドブリッジ』と似てるわな(笑)


たくお 「それも・・・・・・同意しかねる(笑)」


てるお 「これがもし自分だったら発狂しそう。映画は、リアルに暗闇だと何が映ってるか分からなくなっちゃうのでそれなりに明るく描かれてるけど、実際にはヘッドライトだけだと5m先も見えないぐらいの暗闇らしいし


たくお 「僕も経験あるけど、真っ暗な中で水につかるのはマジで怖いよ、方向感覚が全然分からないから。だから、ジョシュが最後の最後でおもちゃのライトだけで泳ぎ進むラストはちょっとウソくさいと思ったけどね」


てるお 「トラブルに見舞われても邁進していくフランクとジョシュ父子よりも、素人ゆえに不安と恐怖に混乱するヴィクトリアや、彼女を失ったことで正気を失くしていく“Mr.ファンタスティック”の方が気持ち的には分かるんだよ」


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たくお 「彼の裏切り行為には共感できないけどね。Mr.ファンタスティックならビョ~~ンと体を伸ばして出口を探すことも容易かったろうにな(笑)」


てるお 「天井に穴の開いた巨大な洞窟でもラクラク脱出だすよ」


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たくお 「父と子の話って、大概、父親がクライマックスあたりで死んじゃうパターンが多いよな


てるお 「その王道パターンを良い意味で崩してくれるかと期待もしたんだけど、予想した通りの展開だった


たくお 「ただね、フランクが命を落とす原因がMr.ファンタスティックのせいなのがいただけない。人災で死ぬんじゃなくて、ラストまで自然の脅威に立ち向かって冒険家らしい最期を迎えるような展開にしてほしかった


てるお 「事態を最悪な方向へ招く裏切りキャラってよく出てくるんだけど、それって<付け足しな見せ場>に過ぎないので正直、あまり面白くないんだよね


たくお 「骨太なディザスター・ドラマを期待していた僕としては、トチ狂ったMr.ファンタスティックとモメてフランクが死んじゃうのは、なんかB級なサスペンス映画を観てるようで残念だった


てるお 「そうなんだよな」


たくお 「フランクに反発していた息子が自然の猛威を前にしたオヤジの勇姿を目にして共感する・・・・・みたいなもっと胸を打つようなクライマックスにしてくれりゃ評価も高くなったんだろうけど」


てるお 「フランクが突然の展開で<泣かせ要員>に配置されてるのはいただけないなあ


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たくお 「フランクとジョシュの心の機微みたいな描写がもっとあれば、父子の別れの場面ももっと引き立ったはず


てるお 「別に彼を死なせなくても良かったと思うし、もっと爽快なアドベンチャー仕立てで魅せてくれても良かった」


たくお 「でも彼は自ら手をかけたりして2人も死なせてしまっているし、そのまま生還させるのは多少の後味の悪さがあったから<途中退場>してもらったんでしょ」


てるお 「大自然に魅せられた男はやはり自然に還っていく・・・・てか」


たくお 「で、結局、自分が重傷を負ってしまい息子に<ラクにしてくれ>と懇願して絶命するんだけど、あそこは観ててちょっとつらい場面ではあったけど、泣けなかった」


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てるお 「その後すぐにジョシュは洞窟から脱出できたんだから、救助隊を呼びに行くとかすれば良かったんじゃね?とも思ったけどねー」


たくお 「フランクは死ぬこと以上に暗闇で生きたまま置き去りにされることの恐怖を知っているから、友人に対しても自分に対しても<あの選択>をしたのだろう」


てるお 「なるほど」


たくお 「彼は一見、非情にも見えるけど、誰よりも自然の恐ろしさを分かっているから、冒頭で女性がパニくって死んじゃう場面も、仲間をラクにしてやる場面もプロゆえの行動描写なんだと思う


てるお 「どんな危機に見舞われても、怒り、苦しみ、焦りといった感情を剥き出しにせず、ひたすら出口を求めて進んでいく。フランクが死ぬ場面以外、ヘタにダラダラした泣かせ描写を入れずに安っぽい映画にしていないところは良かったけど


たくお 「これが日本映画だったらチンタラした長~い泣かせシーンを入れてるんだろうな(笑)」


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キャメロンのリアル3D映画のわりには3D感は今ひとつ


たくお 「洞窟の閉塞感とかがリアル体験できる3Dの恩恵は大きかった


てるお 「う~~ん、果たしてそうかな? 俺はキャメロンが製作に携わってるんだからもっとスゴイ3Dが体験できると思ったんだけど


たくお 「でも『アバター』でも使われたフュージョン3Dカメラをさらに改良したものを撮影で使ってるんだよ


てるお 「だからなおさらだよ。キャメロンのことだから2Dから変換したフェイク3Dで撮るわけがない。なのに『アバター』級の3D感がなかったのから期待ハズレだった」


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たくお 「でもでも、洞窟の窮屈な感じとか奥行き感とか水中の塵とか、それなりに3D効果あったと思うけど


てるお 「キャメロンが関わってるんだから“それなり”な3Dじゃダメだよ。“完璧”な3Dで魅せてくれないと


たくお 「キャメロンは『世の中に完璧なものなんてない!』と言ってたよ。だから自分のことを“完璧主義者”と呼ばれることはイヤがってるらしい」 ※パンフのインタビューにて


てるお 「そんなヘリクツはどうだっていいんだけどさ。でもオープニングのでっかい洞窟入口の広大感は素晴らしかったけどね。あの奥行きはオオーッと思った


ブルーレイ&シネマ一直線 ブルーレイ&シネマ一直線

たくお 「バンジージャンプするカールや、洞窟に降りていくジョシュとヴィクトリアが豆粒みたいな大きさで目の前に浮かんでる感じは、なんとも面白い映像体験だったけど


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てるお 「そうそう! なんか目の前に小人がいるみたいな(笑)」


たくお 「キャメロンは3Dで撮った方がドラマ性が豊富になると言ってる」


てるお 「そうかあ? ドラマに集中するならやっぱり2Dでしょ。俺の場合、メガネONメガネだから余計に集中できない。XpanD式のクソ重たい3Dメガネはいまだに慣れん!」


たくお 「ま、そうだけどさあ」


てるお 「昨今の2D変換によるフェイク3Dに色々と物申しているキャメロンが、ニセ物とホン物の3Dの実力差を証明するために本作を企画したらしいけど、果たしてフェイク3Dとそんなにクオリティ差があったかと言われたらこれまた微妙。これだったらアンタが『3Dの使い方が間違ってる!』と激怒した『ピラニア3D』の方が俺は楽しめたぞ


たくお 「ハハハ、キャメロンに言ってあげな(笑)」


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てるお 「例え3Dカメラで撮っても、監督の3D演出が凡庸だったら意味がないよ。って、前にもそういうこと言ったような気がするが


たくお 「それは一理あるな」


てるお 「劇場で体験すべき3Dシーンも確かにある。ただ、洞窟内の場面になると、ただでさえ暗いのにメガネによってさらに暗くなるから臨場感が損なわれちゃうのがもったいないよ


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たくお 「確かに3Dメガネによる画面の暗さはどうにかしてほしいよな。『スーパーマン リターンズ』や『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』みたいに、全編じゃなくても一部シーンだけ3Dという方法でも良かった気はするけどね」


てるお 「そうなんだよ。やっぱりドラマに集中するなら2Dが一番。第一、あの息苦しさや閉塞感が伝わってくるのは3Dというより、俳優の演技力の方が大きいと思うんだけど


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たくお 「そうかなあ。僕は3D力もあると思うぞ」


てるお 「あと、キャメロンにはグリアソン監督にもっと“切迫した人物描写”の演出をアドバイスしてあげてほしかったな


たくお 「ん? どういうこと?」


てるお 「キャメロンって絶体絶命の危機の中で決死の思いで行動する登場人物の描写がめちゃめちゃウマい。例えば『アビス』でエド・ハリスが奥さんをわざと溺れさせて仮死状態にする場面とか、彼が一人で暗い深海に降り立って核爆弾を解体する場面とか」


たくお 「『エイリアン2』でリプリーが一人でニュートを救出する場面もそうだよね」


てるお 「『タイタニック』の沈んでいく船の中をローズが一人でジャックを助けに向かう場面もそうだし。観ている方も登場人物といつの間にか同化して、恐怖心を大いに煽ってくる


たくお 「なるほど、本作もそういった切羽詰まった描写があればドラマ性もグンと上がったかも


てるお 「緊迫感はあるんだけど切迫感がない」


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たくお 「3Dはあくまでリアル感を手助けするオプションに過ぎないわけで、演出が重要なのは言うまでもないけど、3Dのおかげで洞窟内はセット臭く見えなかったし、質感の向上にも一役買ってる


てるお 「それはあるね。アトラクション的臨場感の効果はあったと思う。暗さの不満を除けばね(笑)」


たくお 「しかしまあ、パンフに書かれている『キャメロンの次なるチャレンジは誰も目にしたことのない驚異の3D映像に彩られたアドベンチャー大作の金字塔を打ち立てることだった』は大げさでしょ(笑)」


てるお 「最近のパンフの煽り文句はますますヒドくなっていくなあ。『金字塔』って言葉をそう容易く使うんじゃないよ」


たくお 「“アドベンチャー大作の金字塔”を目指した映画が、ヤフー映画レビューで2.9点、ロッテン・トマトが30%ではダメでしょ」 ※10月2日現在


てるお 「しかも『アバター』以上の興奮と感動を呼び起こすだろう、って誇大表現にもほどがある!(笑)」


たくお 「ま、一応キャメロン映画だから煽りたくなる配給会社(東宝東和)の気持ちも分からんわけでもないけどねえ」


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●『サンクタム』満足度料金

てるお   900円(3D効果がイマイチだったので-200円)

たくお  1100円



『サンクタム』 ★★★





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コメント

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6 ■Re:すんません

>mist mouseさん


Mr.ファンタスティックは
ヨアン・グリフィスが
「ファンタスティック・フォー」で
演じてたキャラです。

5 ■Re:まず最初に「ごめんなさい!!!」

>アチャ・C・テラーリ★洋画中毒★さん

あ、トラバは全然大丈夫ですよ。

確かにヘタにスターを使うよりも
知名度の低い俳優さんなら
リアルさも出てきますね。

アメコミやエイリアン映画に
飽きたら、こういうサバイバルものも
いいですね!

4 ■Re:無題

>ひばなさん

雰囲気でも十分に息苦しい作品でしたね。
「アバター」嫌いな人は意外と多いです。

キャメロン監督作だったら
もっとエモーショナルな作品に
なってたかもしれないですね

3 ■すんません


1つ聞きたいことがあります。
Mr.ファンタスティックって何ですか?
ちょっと気になったんで。

2 ■まず最初に「ごめんなさい!!!」

すみません・・。
トラバでミスってしまい、
3番の私のトラバのリンクは存在せずになっております・・・。
5番は生きてるのですが・・。
スミマセン、立て続けに・・・。

「サンクタム」期待全然してなかったので、
私は逆に楽しめましたw
ほとんど知らぬ俳優さんばかりで、
それも良かったのか、リアルな感じで・・。
確かに誰が死ぬかとか、
ラストも想像つきますね!!!
通常の3Dは好きではないのですが、
この作品は大きなスクリーン、前方で鑑賞出来、
結構青色を満喫しました!!!
無難に終わっているような、
そんな感じの作品ですが、
最近侵略やらエイリアンやら、
地底人やらばかり観てたので、
シンプルな感じで満足できました♪

1 ■無題

なるほど。。。いわれてみればそうなるのよね(苦笑)

雰囲気で見る私には 相当息苦しい作品で臨場感を楽しんじゃいました。
どちらかというと『アバター』は苦手な作品。 青い人が未だに好きになれないww

金字塔かと聞かれたら ”そこまでは~~”ってやっぱり思います。 どうせなら製作ではなく監督としてキャメロンさんに作って欲しかったなぁ~

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