2013年06月14日(金) 12時00分49秒

復刻シネトーク48『アンストッパブル』●手に汗は握らなかったが暴走アクションには圧倒される

テーマ:ぶっちゃけシネトーク
ブルーレイ&シネマ一直線


映画バカコンビ
てるおたくお
ぶっちゃけ復刻シネトーク

映画好きな2人が話題作を斬る!・・・・ほどでもないシネマトーク



トニー・スコット監督の遺作『アンストッパブル』が

本日21時より地上波初放送されます!

それを記念して、てるたくのシネトークを復刻しました。




シアター49

『アンストッパブル』

(初掲載:2011年1月25日)



監督・製作:トニー・スコット 脚本:マーク・ボンバック 音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ

出演:デンゼル・ワシントン/クリス・パイン/ロザリオ・ドーソン/イーサン・サプリー/ケヴィン・ダン/ケヴィン・コリガン/ケヴィン・チャップマン/リュー・テンプル


99分/シネスコサイズ/20世紀フォックス配給(2011年1月7日公開)



※ネタバレしてますのでご注意を




ブルーレイ&シネマ一直線

シンプルだけど古き良きアクション映画の魅力がある


てるお 「年明け早々からヤッてくれたな、トニー!」


たくお 「兄リドリーの『ロビン・フッド』でくすぶってたモヤモヤをトニーがスッキリさせちゃう!」


てるお 「風俗店の広告じゃないんだからにひひ


たくお 「トニー・スコットの映画って、正直当たり外れが大きいから今回も期待半分不安半分だった」


てるお 「前作でデンゼルと一緒にやった作品も地下鉄アクションものだったし」


たくお 「『サブウェイ123 激突』はもたついた演出でいまひとつだったけど、今回は期待以上におもろかったよにひひ


てるお 「トニー、久々の快作だね。でも彼のNo1映画は圧倒的に『クリムゾン・タイド』だけどね


たくお 「だよな。トニーの傑作は『トップガン』よりも『クリムゾン・タイド』!」


てるお 『ラスト・ボーイスカウト』とか戦う男の汗臭いアクション演出はもうお手のもの


たくお 「本作の“ガンバル男たちの汗”もステキよね~」(はるな愛ふうに)


ブルーレイ&シネマ一直線


てるお 「『スター・トレック』の暴走カークが絶賛されたクリスは本作での奔走っぷりもなかなか評判いいらしい」


たくお 「トニーはデンゼルびいきで、兄リドリーはラッセル・クロウびいきか」


てるお 「トニーとデンゼルは今回で5度目のコンビなんだけど、デキちゃってんじゃね?と思うぐらい仲いいよなにひひ


ブルーレイ&シネマ一直線


たくお 「本作はアクション大作にしては珍しく99分というコンパクトな時間なのでテンポもいい


てるお 「実際の事件も、発生から解決までにかかった時間は1時間半ぐらいなんだよね」


たくお 「なのでこの99分は物語の進行時間とほぼリンクしている」


てるお 「チンタラしたドラマなんかいらねーよ!と、ムダを省き、ひたすら暴走貨物列車をどう止めるかだけを描いているのはよかったよ


たくお 「無人列車が暴走するという話は正直、もう目新しくない。そのシンプルなプロットに男2人の会話劇で構成して、緊迫感を途切れさせない演出で見せたのはさすがトニ夫


てるお 「ある意味、想定内の映画なんだけど、どこか懐かしいストレートな列車暴走アクションは嬉しいとこでもあるよねグッド!


ブルーレイ&シネマ一直線

たくお 「またテロリストが列車を占拠する話だったらつまんなかったよ」


てるお 「それは既に『暴走特急』でやってるし。テロが絡んでくるだけで安っぽいB級映画に見えちゃう」


たくお 「『サブウェイ・パニック』や『カサンドラ・クロス』『暴走機関車』をハラハラしながら観てた時の古き良きアクション映画の魅力がある


てるお 「本作の暴走列車が『激突!』の大型トラックを彷彿とさせるんだよ。まるで恐ろしい巨大生物みたいな」


ブルーレイ&シネマ一直線


たくお 「モンスターのごとく暴走していく列車はまさにジョーズ。デンゼルもインタビューで『あれはジョーズのようだ』と語ってるし」


てるお 「本物の列車を調達してほとんどCGを使ってないらしい


たくお 「ずっと一緒に飛んでるヘリコプターも本物だよ。ほぼ合成なしだってさ」


てるお 「メイキング映像も観たけど脱線シーンもミニチュアじゃなくてマジでやってるしね。ほんとすげえわグッド!


たくお 「さすが製作費1億ドルの大作。本物にこだわるからこそリアルなアクションの迫力があるっ!」


てるお 「とはいってもさ、ガチでやってるって知らない観客のほとんどはCGだと思ってそう」


たくお 「CGを使わなくても『どうせCGだろ?』と思われるのが作り手にとっては屈辱だろうね。今ではどこからが実写でどこまでがCGなのか容易に判別できないし」


てるお 「画面の隅っこに『※このシーンはCGではありません』ってテロップを出しゃいいんだよにひひ


たくお 「『※合成着色料を使ってません』みたいなにひひ


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てるお 「スピーディなカメラワークは確かに迫力なんだけど、手に汗握る最高のスリル!と言われると、そうじゃないんだよね


たくお 「そう? 僕はけっこうハラハラしてたけど。列車の巨大感をあおる映像も重厚ですごかったし、破壊力満点だったじゃん」


てるお 「トニーの演出のクセなんだろうけど、なんであんなにカメラがグルグル回るんだろ? 回る必要がないシーンまで回ってるし、手ブレ映像も多すぎ


たくお 「それがトニー・マジック!にひひ 彼とマイケル・ベイの映画ってずっと慌ただしくて画面に落ち着きがないもんな」


てるお 「“一瞬ズームアップ”ショットもムダに多いし。あれってなんの意味あるんだろね?」


たくお 「ドキュメンタリーふうに見せたかった・・・・・とか?」


てるお 「う~ん、ドキュメンタリー・タッチでなくても、もっと腰を据えた映像でガッチリと見せてほしかった


たくお 「カメラの上を列車が猛スピードで通過する映像とか『オオ~!』と思ったけど」


てるお 「スピーディ&スタイリッシュな映像と、ベタ塗りしたようなコッテリな色彩もトニー映画の十八番。グレインたっぷりノセ


ブルーレイ&シネマ一直線


たくお 「スローを多用してじっくりかつダイナミックに“美”を見せるリドリーとはある意味、対照的だよね」


てるお 「耳をつんざく暴走サウンドも圧巻だったなあ。『トロン:レガシー』もそうだったけど体がウーハーになっちゃう大音響はヤバイ。失禁寸前だったよにひひ


たくお 「ただ、音楽がガンガンかかりすぎでちょっと耳障りに感じた。音楽がシーンに合わないとただのノイズに感じちゃうこともあるむっ


てるお 「トニー映画常連のハリー・グレッグソン=ウィリアムズの音楽はテンポのいい映画には向いてるけどね。でももうちょっとメロディに富んだスコアを聴かせてほしかった」


たくお 「でもこの映画は映像と音響がキモなので劇場で観たほうが圧倒的に楽しめる


てるお 「劇場で観たらすっげー面白いんだけど、DVDやBDだと意外とそうでもないかも、というパターンかもねべーっだ!


ブルーレイ&シネマ一直線





ブルーレイ&シネマ一直線

アクションは確かにすごいがドラマの作り込みが弱い


てるお 「本作って実話が基になってるんだよね?」


たくお 「そう。2001年5月にオハイオ州で起こった無人貨物列車の暴走事故が元ネタ。CNNのヘリが追跡して全米で生中継され野次馬もすごかった。有毒な液状フェノールが積まれていたのも実際にあった話」


てるお 「脱線器を使った作戦や警察による燃料放出バルブの射撃作戦が失敗するシーンも本当にあったエピソード。以前、この事件を映像化した番組をどっかで観たことがあるような気がするんだけど・・・・」


たくお 「ひょっとして『アンビリバボー!』じゃない? ずっと前に再現ドラマやってたよ」


てるお 「あ! 多分それ。だからデジャヴ感がずっと拭えなかったのか」


たくお 「デンゼルとクリスのキャラは創作だけど劇中の7割ぐらいはほぼ実話どおりらしい


てるお 「事件の発端となる浅はかな人為的ミスも『なんじゃこのマヌケなシーンは!』と思ってたけどそこも実話だったんだな


たくお 「あのデブ運転士のせいでエラいことになってしまうにひひ


てるお アメリカ人って仕事にいい加減なヤツが多すぎと思ったのは俺だけじゃないはずにひひ


たくお 「クリスは初歩的なミスで多くの車両をつないでしまうし。しかもデンゼルに注意されて逆ギレグー


ブルーレイ&シネマ一直線


てるお 「デンゼルは運転中に携帯で娘と電話してるし」


たくお 「責任感のない連中が多すぎ。もっとマジメに仕事しろ!にひひ


てるお 「で、現場の大変さを理解していない上の連中は、ゴルフをしながら被害状況よりも会社の株しか気にしてないバカしかいないショック!


たくお 「典型的なバカキャラども


てるお 「一番マトモに仕事をしてたのは操車場長コニーだったりする」


たくお 「ギョロ目のロザリオ・ドーソン!!」


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てるお 「デンゼルは2人の娘とギクシャクしてて、クリスはDVで奥さんと離婚調停中。それぞれ複雑な事情を抱えているんだけど、大して話に影響しない“別になくてもいい”サブ・エピソードだった


たくお 「ほんと、アメリカ映画の主人公って離婚とか別居中が多いよな


てるお 「事件の危機を乗り越えて壊れかけてた家族の絆が修復されるという王道な展開は『ダイ・ハード』から1000回ぐらい見てるにひひ


たくお 「クリスの奥さんも旦那の活躍を知って元に戻ってくるんだろうなあと思ってたら、やっぱりそうなったし」


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てるお あのエンディングはヒネりなさすぎ・・・・・・というツッコミはしてはいけないにひひ


たくお 「情感に訴える人間ドラマじゃないから、ここはストレートに暴走アクションを楽しもうや」


てるお 「十分に面白いんだけどやっぱりどこか物足りない。ドラマ部分もしっかりと作り込んでたら最高傑作になってたのに。惜しい


たくお 「ベタベタな展開も含めて、作品全体に懐かしい80年代アクション映画のオーラが漂っていてて僕は楽しめたけどね」


てるお 「でも、見せ場を優先にしているために話として破綻してたりおかしい部分も結構あった


たくお 「あーた、さっき、ツッコミしちゃいけないって言ったばかりだろうが」


てるお 「でもね、やっぱりそういうとこがどうしても気になっちゃう。ヘリでレスキューする場面も失敗に終わるとは分かってても救助方法が雑すぎだろ。映画的見せ場と割り切って観てても笑っちゃったぞ」


たくお 「やっぱりアメリカ人は仕事がいい加減なのか?にひひ とっとと再チャレンジしてヘリで運転士を先頭車両に運び込んでブレーキをかけたら済む話なんだけどね。ま、それだと映画は30分で終わるけどさにひひ


てるお 「ラストにしてもさ、なんで足をケガしてるクリスをわざわざ車で運んで列車を止めるのかも分かんないし」


たくお 「代わりの運転士は誰も駆けつけてくれない。ま、主人公はクリスですから」


てるお 「だったらクリスが止めなきゃいけないという必然的なシーンや展開を考えるべき。デンゼルが各車両のブレーキをかけた後で先頭車両まで行って止めるのかと思ってたけど、列車の上でボーッと眺めてるだけだし」


ブルーレイ&シネマ一直線


たくお 「主人公は・・・・・・クリスですから!」


てるお 「アクションがどんなにスゴくてもさ『なんでそういう展開になるの?』とツッコみどころが多くなると面白さって半減しちゃうんだよねえ


たくお 「ええ~? 半減するほど話が破綻してるとは思わなかったけどなあ」


てるお 「実話に合わせたからなんだろうけど要であるクライマックスも盛り上げ足らず。ちょっと尻すぼみ感も否めない


たくお 「あそこは確かに列車はドンガラガッシャーン!と大クラッシュを期待しちゃったけどねえにひひ


ブルーレイ&シネマ一直線

てるお 「『スピード』みたいにバス事件が終わった後も電車チェイスの大暴走をさらに盛り込んじゃうドハデなエンディングがあってもよかった」


たくお 「鉄橋のカーブ線で列車が傾いちゃうところがクライマックスだもんね」


てるお 「でもあの場面、CMでネタバレしちゃってたし。あんなイイとこ見せんなよむっ


たくお 「確かに。ちょいネタバレしてるよな」


てるお 「ま、映画を理屈で観る人にはツッコむ部分がノイズになってあまり楽しめない・・・・かも」


たくお 「ツッコまず深く考えずに楽しんだもん勝ち


てるお 「あと、エンドロールでのキャラクターの“その後”も蛇足じゃね?」


たくお 「緊張の糸がほぐれてドッと疲れが出た後のあのシーンはちょっとズコーッとなるよね。あそこで一気にB級感出ちゃってる」


てるお 「もっと余韻を残した締め方にしてほしかったよ」


たくお 「ま、なんだかんだ言っても久々にパンチの効いたアクションなんで観て損はしない


てるお 「大スクリーンでこそ発揮される映画だね


ブルーレイ&シネマ一直線



●満足度料金

てるお  1100円

たくお  1300円



『アンストッパブル』  75点




アンストッパブル [Blu-ray]/デンゼル・ワシントン,クリス・パイン,ロザリオ・ドーソン
¥2,500
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アンストッパブル ブルーレイ版スチールブック仕様 (4,000セット数量限定) [Blu-ray]/デンゼル・ワシントン,クリス・パイン,ロザリオ・ドーソン
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コメント

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12 ■>タイマさん

もっと埋もれた傑作B級映画をバンバン流してほしいんですけどね。

日曜洋画劇場もいい加減「バイオハザード」から卒業しなさい(笑)。

11 ■>へるしんぐさん


劇場の大スクリーン&大音響でこそ発揮される作品ですね。ま、TVで観ても面白いとは思いますが。

トニーが逝ってしまったのがまだ実感できません。

10 ■無題

金曜ロードショー、ジブリやテレビ映画ばかりだけどたまにこういうのやってくれんのグッときますねー。セガールの暴走特急とか。

9 ■これは

映画館で見ました。確かに音響とかを考えるとテレビでは・・ですが、今日は見ちゃいましたねえwww

ラストは意外にあっさり^^

でも・・・トニースコット・・・亡くなったんですねえ・・

8 ■>羽衣さん


コメントありがとうございました。

いやいや誉めてもらえると弱いです(笑)。

そうなんですよ。
事故の原因となったお間抜けエピソードとかも
ほとんどが実話のまんまだったんですねー。

ヘタにドラマで泣かせようとしないで
ただひたすらに列車アクションで
楽しませてくれたのは好感が持てました。

久々の痛快作でしたね。

7 ■>すぴんさん


コメントありがとうございました。

あくまで目指せ400本です・・・(笑)。
去年は300本ぐらいでした。

そういえば子供たちの乗る列車は
その後どうなったんでしょうね?
なんかほったらかしな気が・・・・。

色々と突っ込みましたが
スクリーンで大迫力を体験する映画でしたね。

今後ともシネトークをよろしくお願いします(=⌒▽⌒=)

6 ■>ロミヒー♪さん

コメントありがとうございました。

スピルバーグ世代で育ったので
彼の映画は全般的に好きです。

「インディ4」以来の新作がないのが
ちょっと寂しい・・・・。

5 ■>みの太郎さん


コメントありがとうございました。

僕も言われるまでCGだと思ってましたね(笑)。

確かにリアルな画はなかなかの
迫力で見せてくれましたね。

4 ■面白かったです

何という見事なレビュー!

ははぁ、7割がた実話だったのね~。
そのワリには各エピソード、かなり映画的な間抜けさがあって逆に良かったです。
カミサン、最初「実話ってところがつまらなそう」と、ひねくれ女の本領を発揮していたのですよ。
ところが観てみたら大喜びでした。

映画として、確かに直球勝負が素晴らしかったです。
二人のキャラも良い。
あくまでも暴走列車が主役と思えば、あのぐらいの描き方でもOKかな?…みたいな。

久しぶりに、単純に楽しめる映画でした♪

3 ■はじめまして

私のブログにコメントを頂き、
どうもありがとうございました。(^O^)

年間400本の映画を観るとは恐るべしですねぇ~(^▽^;)
いろんなことにお詳しいので参考になりました。

それからシネトークも楽しかったです!(≧▽≦)
この映画、やっぱりCG使ってなかったんですねぇ~。納得。(*^o^*)
私もさすがに手に汗は握りませんでしたが、
特に子供達が乗る列車が近づくたびに体が強張りました。(^_^;)
車や列車が激突するのも迫力ありましたし。
個人的にはけっこう好きな映画です。(-^□^-)

またいろんな映画やドラマ情報、
そして面白トークを拝見しにお邪魔すまぁ~す。
今後ともどうぞヨロシクお願い致します。(^-^)/

2 ■コメントありがとうございました!

私もスピルバーグ監督の映画好きです!

またおじゃまします!

(o^∀^o)

1 ■はじめまして!

いつもブログを拝見させてもらっています。
シネトークおもしろいですね!

>CGを使わなくても『どうせCGだろ?』と思われる

まさしくそれ、私のことです(-。-;)
迫力ありましたがずっとCGだと思ってました。
本物でやってしまうなんてさすがハリウッドですねーヽ(;´ω`)ノ

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