2010年06月20日(日)

学校は、子どもの学力だけでなく命も奪うのか?

テーマ:ブログ

長期間ブログを休んでしまったが、

今ももうすでに、私の塾は期末考査対策のまっただ中

明日からも再びブログもまた休みがちになりそうである。


ただ・・・・


こうして期末考査準備に必死になっているのは、

どうやら我々塾の先生ばかりのようである。


当の生徒本人たちはもちろん、学校の先生方ですら

さほど、期末考査っていうのを大切に考えてはいないようである。


ただでさえ、存在意義の問われる今の公立学校で

勉強ですら軽視されてしまうようになっては、

もう学校の存在意義はないと思うのであるが・・・・。


うちの塾では、各学校の定期考査1週間前から
「考査対策期間講習」と称して、試験終了日まで毎日対策補習を行う。


1週間前から・・・っていうのは、

最近その熱血ぶりが異常になってきた部活動の練習も

考査前1週間からは、さすがに試験休みとなるからなのである。


ま、それでも、こっそりと練習を行う熱血バカ顧問もいるが

ほとんどの部活動生は、試験前の1週間だけは

集中して勉強に取り組むことができるのである。


にもかかわらず・・・・・


コレ幸いとばかりに、今度はこの時期に、わざわざ学校行事を組んでくる

大バカ中学校が現れてしまう始末なのである。


うちの塾に通ってくるいくつかの中学校のうち、試験前1週間のこの時期に

学校行事を組んでいる大バカ中学が3つもあるのである。


一つの中学校は、この時期に一日授業を潰して「田植え」・・・・である。

このガッコの校長はソートーお米が好きらしく、1月の私立高校の

入試直前にも、授業を一日潰して「餅つき大会」を行う。

自分の趣味で行事を組むバカ管理職は、さっさと早期退職して

田舎で農業をやって余生を送ればいいのである。


もう一つの学校は「職場体験」を実施している。

最近、猿まねであっという間に近隣の学校に広まった

お馬鹿なこの行事は、完全に授業を潰して3日間も行われるのだ。

ヤルキの皆無なチューボウに3日間も店に来られたんじゃ

お店側もさぞかし大変だろうと思うのである。


そして・・・残る一校が、昨日の大事件で全国に広まった

我が地方では「ふれあい合宿」とよばれている

新中学1年生対象に行われる宿泊訓練行事である。


この、お馬鹿なクサレ行事については、何回かこのブログでも

ケチョンケチョンにけなしまくってきたので

あえてここで詳細を書くことは止めておくが・・・・・


ついに・・・っていうか、来るべくして・・・・っていうか

ついに、この宿泊訓練行事で「死者」が出てしまったのである。


ワールドカップの陰に隠れて、このニュースを

ご存じない方がいるかもしれないので、紹介しておく。


18日午後3時半ごろ、浜松市の浜名湖で、愛知県豊橋市の

市立章南中学校(水野克昭校長)1年の男女18人と教諭2人が

乗った手こぎボート(全長約7メートル)が転覆した。


全員が湖に投げ出され救出されたが、生徒の西野花菜さん(12)

=同市杉山町=が死亡した。

男女7人の生徒が軽傷で、病院に運ばれ手当てを受けた。


 現場付近は大雨や強風などの注意報が出ていた。

ボートはロープで岸までえい航される途中に転覆したといい、

静岡県警細江署は関係者らから事情を聴き、原因を詳しく調べる。

 同署や浜松市消防局によると、事故があったのは、同市北区

三ケ日町佐久米の佐久米海岸沖約200メートルの湖上。


西野さんは転覆したボートの下から見つかったが、

既に心肺停止状態だった。乗っていた20人は全員救命胴衣を着ていた。

 静岡県教育委員会によると、章南中の1年生96人と教諭6人は

17日から2泊3日の予定で、浜名湖沿いにある「県立三ケ日青年の家」

(浜松市)で自然体験学習をしていた。


18日午後2時ごろ、青年の家の船着き場から生徒94人と教諭6人、

青年の家の指導員2人が分乗し、カッターボートと呼ばれる

手こぎのボート4隻で湖に出た。

 ボート訓練は2時間の予定だったが、うち1隻に乗った教諭が

「生徒がひどい船酔いでこれ以上こげない」と無線で知らせてきたため、

青年の家がモーターボートを出し、ロープでえい航中に転覆したという。


私はこれまでも、このブログで学校行事の多さを非難してきた。


ただでさえ授業内容、授業時数が増え、子供たちの低学力かばかりか

生きる力さえも失いつつある現状で、必要のない学校行事を増やし続ける

公立中学校の現状に警鐘を鳴らし続けてきたのである。


もちろん、通常の学校生活のなかにだって、危険なことは多々ある。

死亡・・・とまではいかなくても、大けがにいたる事故だって少なくはない。


でも・・・・わざわざ行う必要のない行事を組んで

そこでわが子たちが危険な目に遭っているってことを

保護者たちはどのくらい認識しているのだろうか。


さらに・・・・・


実は、最近全国的に流行っている、これら中学1年生を対象とした

宿泊訓練の裏には、各地方公共団体が膨大な税金を使って

テキトーに建てまくった宿泊訓練施設の稼働率をかさ上げするため

子供たちを利用しているってことを知っている人は少ないはずである。


本来、子供を、わざわざバスに乗せて、遠くの施設で

むやみやたらと宿泊させまくらなくても

教師たちが学校現場できちんと仕事を行えていれば、

子供たちはしっかりと育つし、そこで十分な想い出だって

作ることが出来るはずのである。


今回の事故で亡くなってしまった中学1年生の女の子の死を

学校も、教育行政側も、単なる一水難事故として終わらせるのでなく

学校の本来の目的、存在意義をもう一度根本から見直して

自分たちがやるべきことを、学校内できちんと行えるように

すべきだと、私は心から思うのである。



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コメント

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1 ■子供の教育

なんだか、今の日本国民に親になる資格のない人が多すぎるような気がしています。

児童は全て全寮制の学校に入学させて、教育者の管理下でしっかりと教育する必要があるのではないでしょうか。もっとも、その教育者側の育成もままならないような現状なのかもしれませんので、これを今の日本にそのままあてはめてしまっても問題があると思いますが。

何であれ、次世代の教育については、今のような世の中で簡単に人の親になってしまったような人間には任せることは出来ないと思います。


いずれ、この国は、あなたのおっしゃる通り、滅びると思っています。あと20年もすれば、この国は現在の隆盛はあとかたもなく無くなっているでしょう。その時、日本は中国政府の後塵を拝しているのか、はたまたアメリカの州の一つくらいの立場なのでしょうか。

2 ■どうしたら。

誰かがボートの中を確認すべきでしたよね。。
人数の確認も。。。

いろいろな記事、はっきりと明言されていてすごいな、と応援しております。

ただ、現場として、誤解してほしくないな、と思ったことがあります。
行事は減らしたいのにカリキュラムでどうしてもくまないといけないようになっているようです。
私の場合小学校ですが、宿泊体験や、職業体験、PC、英語、総合学習などの学習内容が増える一方、時数確保のためにものすごくめまぐるしい日々を送っています。
そして田植え、稲刈りの時期は田んぼの様子でどうしても決まってしまう。全部こなさなければならない学校としての苦肉の策です。
現場だって、できれば行事を減らしたいです。
本当に必要なのかどうか、国の方針を見直してほしい。。。
想像ですが、考査前に授業を入れず、行事にするのは予習や宿題を軽減して、テスト用の勉強時間を確保してあげるためではないでしょうか?
ゆとり教育ってどこにゆとりがあったんだろうか、日本語の使い方間違っているんじゃなかろうかと感じます。
また、現代社会は共働きや核家族の増加で家族の過ごす時間が減少しています。我が家も例外ではありませんが、子どもたちにもう少し根気があったり、相手の気持ちを考える能力があったならば、そういう風な家庭の教育力が落ちていなければ、学力の低下も防げるのではなかろうか、と思います。マクドナルドでのことじゃないですが、集まる空き地がなかったり、おばあちゃんや近所の人に教わること、というのがないですよね。集まってもピコピコするだけで会話もコミュニケーション能力も育たない。なんとか社会を変えていきたいとは思いながらも、どうやって子育てすべきか、悩む一方です。

これからも問題提起をお願いします!

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