本日、朝から密山選手の欧州車専門チューニングショップアデナウへ。
「Micheline Pilot Sport Cup 2」と言う、なんや凄いタイヤがあるらしく、
それをポルシェカレラSでインプレッションです。
元々、このクルマに付いていたタイヤは
ピレリのP ZERO
こちらも、欧州のスポーツカーユーザーに大人気のタイヤです。
スーパーGTから、スーパー耐久まで網羅する優秀なメカニックさんたちが、あっという間に短時間で正確にタイヤを組み替えてくださいます。
今回のタイヤサイズは、フロント245/35 ZR20
リアタイヤが295/30 ZR20です。
カレラSの標準サイズより1インチ大きい純正ホイルに組み込みました。
タイヤのパターン的には、内側に溝が集中し、外側は溝が少ないです。
タイヤの内側と外側で、水はけとグリップ、タイヤの機能を使い分けているかのような印象。
このタイヤはハイパフォーマンスカー用に、
サーキットとストリートを両立させるために生まれたタイヤらしく…
さて、クルマを走らせてみました。
まず驚いたことは、サーキットも網羅すると言うことを聞いてましたから、乗り味にゴツゴツ感を想像していました。ストリートでは乗り辛さは多少仕方ないのかな、とも思っていました。
しかし…
実際の乗り味は柔らかい。
道路の継ぎ目を通る感触、コーナーリング中、外側のタイヤに荷重を預けた感触、全てがしなやかに感じながらも張りがある。
路面変化、路面の凹凸、サスペンションの動きに対して、タイヤ表面と路面との接地時間が長いと表現したくなる印象。
今回のインプレッションでサーキット走行はしておりませんが、僕の経験からして、この動きはサーキットにも良いと思う。グリップだけでなくコントロール性が良いイメージ。
また、タイヤのフィーリングを柔らかく感じるように作る場合、ポルシェカレラSの様に、後ろにエンジンがあるクルマでは、加速時にフロント荷重が抜けやすく、ハンドリングがフワフワするフィーリングが出やすい事も想像できますが、このタイヤに関して、そのフィーリングは全く無く、かえってステアリングフィーリングも安定した印象です。
今回のインプレッションはストリートでのポルシェカレラSの挙動、マッチングを中心に見させて頂きましたが、サーキットも走れるタイヤとしては、驚くほどストリートでもある意味、普通に走れました。
これは、その普通に走れると言う性能の奥には、とてつもなく深い懐を有し、サーキットにも対応するのでしょうね。
あと、今日の午前中は路面が濡れていましたが、普通に走る分には、タイヤ外側の溝がない事によるイメージ感の様なスリップは全く感じませんでした。
後から知りましたが
このタイヤ
ポルシェ GT3やGT3RSに標準についているタイヤなんですね!
そら、ポルシェとのマッチング
最高なはずですわ!!
本日はありがとうございました。
素晴らしいタイヤでした。
次回、機会がありましたらサーキットでお会いしましょう!!
Juichi WAKISAKA x youtube Channel 11