北朝鮮から亡命し、訪日中の黄長※(※=火ヘンに華)元朝鮮労働党書記は6日、都内で拉致被害者家族や政府関係者ら約80人を前に講演した。出席者によると、黄元書記は「金正日総書記が死亡しても大きな混乱は起きない」と断言。「戦争ではなく、経済支援も含めて平和的に体制を変えていくのが一番大事だ」と述べた。
 黄元書記は「北朝鮮では絶対服従の思想教育がなされていて、故金日成主席の娘夫婦がいる限り、金総書記が倒れても急変はない。軍によるクーデターもあり得ない」と指摘。中国は有事の段取りを考えているとして「(日米韓だけでなく)中国も巻き込んで上手に導いていく方がいい」と強調したという。
 拉致被害者の具体的な生存情報や解決策は示さなかったが、「重要な仕事に就いているので帰せないのでは」とした上で、「国際連携で金総書記が被害者を帰さざるを得ない状況を作らねばならない」と語ったという。 

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