メシアが下す究極最終結論~弥勒菩薩ラエルは99%食わせ者である~ | メシアのモノローグ~集え!ワールド・ルネッサンスの光の使徒たち~

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混迷をくり返す世界を救うべく、ひとりでも多くの日本人が現代に生を受けた意味に気づかなければなりません。世界を救うのはあなたの覚醒にかかっているのです……。

 仏教の開祖、お釈迦様が出現を予言した未来の救世主・弥勒菩薩━━『我こそがその弥勒菩薩にちがいない!』と確信し、弥勒菩薩を自称して独自の活動をおこなっている人はこのわたくしメシア以外にも世界に多くいるが、今回はその中のひとりであるフランス人の弥勒菩薩ラエルという人物の真相を解き明かしてみようと思う。

 

 
 弥勒菩薩ラエル━━この方はもともとミュージシャンやカーレーサーとして活躍していたらしいのだが、1973年にエロヒムという宇宙人と遭遇し、そのエロヒムから宇宙情報や理想世界の築き方などを実に6日間にわたって教え込まれたという。

 

 
 のちに弥勒菩薩ラエルはエロヒムに教えられたことを本にまとめて何冊かに分けて発表した。これは1970年代のことである。

 

 
 ここで大きな疑問が発生する。弥勒菩薩ラエルが宇宙人エロヒムに教えられたという理想世界の築き方が本当に革新的で、本当にすばらしいものならば、とっくのとうに世界各国の政府が『弥勒菩薩ラエルさんの本を参考して政治体制を改善しました!』といった報告をしているはずである。しかし私が勉強不足なだけなのか、少なくとも私はそうした話は聞いたことはない……。

 

 
 また、弥勒菩薩ラエルはラエリアン・ムーブメントという団体を創設し、世界100カ国以上に7万人ほどの信者がいるという。

 

 
 が、しかし、だ。弥勒菩薩ともあろう人が約40年かけて集めた信者が、わずか7万人では情けなさすぎる。仏教徒でさえ世界に3億人いるのだから、釈迦によって救済されなかった人々を救済するべく降臨した弥勒菩薩ならば、最低でもその3億人の仏教徒くらい信者にしていないと話にならないだろう。

 

 
 そんな弥勒菩薩ラエルはホームページによると次のような活動をしてきたという。

 

 

 
 弥勒菩薩ラエルは、長い年月の間、様々な運動を展開してきました。

 
 たとえば、学校でコンドームの使用を奨励する運動、

 
 マスターベーションを推奨する運動、

 
 「違いを許すだけでは不十分であり、人々は違いを愛するべきである」というスローガンを掲げながら少数派の人々を援助する運動、

 
 様々な宗教の経典・聖書などの中に人権を尊重しないような表現が書かれてないかを検閲する事(宗教団体にとっては不快な事ではあるが)を訴える運動、

 
 Clonaid(クロネード)という会社を設立して人間のクローンを援助していく運動、地球上の全人類にとって唯一の食料確保手段としてGMOを推奨する運動、

 
 クリトリスを割礼されてしまった女性達を援助しクリトリスを修復して再び彼女達が喜びを味わえるようにするために「Clitoraid(クリトレード)」という会社を設立、

 
 アフリカ民族の首長達に対してアフリカ合衆国の設立をするよう働きかける運動など、数多くあげられます。

 
 これらの活動は一般市民の運動にまで波及していきました。

 

 

 
 ……たしかにとてもすばらしい活動の数々だとは思うが、別に弥勒菩薩でなくてもやろうと思えば誰にでもできるレベルの活動ではないだろうか?

 

 
 並みの宗教家、並みの平和運動家ではなく、現代の救世主・弥勒菩薩を名乗るからには━━

 

 
 アフリカ民族の首長達に対してアフリカ合衆国の設立をするよう働きかける運動をしました。

 

 
 ━━ではなく━━

 

 
 アフリカ民族の首長達に対してアフリカ合衆国の設立をするよう働きかけ、見事アフリカ合衆国を設立させることができました。

 

 
 ━━くらいの大偉業を成し遂げていないと説得力がないだろう。

 

 
 また、弥勒菩薩ラエルは一部の天才たちが世界の政治を司る“天才政治”をおこなうべきだと主張しているのだが、プラトンの哲人政治に酷似しているので真新しさはない。また、貨幣制度をなくすだの世界政府の樹立だのといった話も、似たような説を唱えた人は過去にいくらでもいる。

 

 
 ところで弥勒菩薩ラエルの著書のひとつ≪天才政治≫を読んだことがある人たちは、次のような疑問に駆られはしなかったのだろうか?

 

 
 『弥勒菩薩だというのなら、みずからが天才政治の中心人物として天才政治をおこない、世界を変革していくべきではないのか?』━━と。

 

 
 プラトンの哲人政治に似たような話をするだけなら誰でもできる。現代の救世主・弥勒菩薩を名乗るからには、みずからが先頭に立って天才政治を実現しなくては説得力は微塵もない。

 

 
 これだけ書けばわかってもらえたように、弥勒菩薩ラエルとは現代の救世主・弥勒菩薩などではまったくなく、妄想狂人、または売名&金儲け目的で活動を続けている食わせ者指導者だということなのだ。

 

 
 本の印税や寄付金などはすべて団体の活動費や大使館の建設に当てられているらしいが、真相のほどは誰にもわからないだろう……。

 

 
 もしも弥勒菩薩ラエルが弥勒菩薩を名乗らず━━

 

 
 「弥勒菩薩様はアジアに降臨し、天才政治の中心に立って世界を変えていくでしょう」

 

 
 ━━といった発言でもしていれば多少の信憑性はあったのだが……。

 

 
 しかし、記事タイトルにもあるように、私は弥勒菩薩ラエルのことを100%食わせ者ではなく“99%食わせ者”ということにしておく。

 

 
 天才政治はたしかに正論だと思うし、ラエルの唱える楽園主義というものが地球上で私だけが知っている“究極の理想世界像”に共通した部分があるので、100%ではなく一応99%食わせ者ということにしておく。

  

 

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