毎日ミスチルの新曲を覚えようと必死のワタクシメでございます
もう頭の中が・・・
いかんいかんっ!
お仕事、お仕事っ
さてっ!
5/12~5/22まで、フランスへワイナリー訪問に行ってきました
少しずつですが、現地の様子をアップしていきたいと思っておりますので、
どうぞ宜しくお願い致します
「シャトー・ピエール・ビーズ」 (←もう見て頂けましたかっ??)を出発後、
16:30に到着致しましたのは、、、
もう当店でも、世の中的にも、大人気の生産者
「ドメーヌ・ド・ラ・セネシャリエール」
フランス北西部を流れるロワール河の支流、「セーヴル川」と「メーヌ川」がナントの南で合流する流域です。
フレッシュでフルーティな白ワイン「ミュスカデ」の産地として知られています。
オーナーの「マルク・ペノ」さん
ペノ家は1890年頃からこの地でワインを代々造り続けてきました。
マルク・ペノ氏は、1980年からです。当時は通常通りAOCミュスカデを生産していました。
始めてまだ間もない頃、仲間の生産者たちと一緒に、世界中の白ワインとミュスカデのワインを目隠しで飲み比べたそうです。
その結果、自分たちの造るミュスカデの評価が最も低く、その味わいの酸っぱさ、薄っぺらさに驚愕したそうです。
しかしペノ氏はこう思ったそうです。「この地で世界一美味しい白ワインを造ってやろう!」と。
ここからペノ氏の挑戦が始まったのです
当時ソムリエをしていた弟を介して、多くの生産者たちと出会いました。
中でもペノ氏に感銘を与えたのは、自然派ワインの先駆者たちでした。
彼らから多くを学び、また自分でも実験と失敗を繰り返しながら独自の製法を開発し、自然なぶどうの旨味がたっぷり感じられるワインを造るようになっていきました。
その一方で、一般的なAOCミュスカデのワインとの違いは年々大きくなり、やがて官能検査で「ミュスカデらしくない」と判断されるようになったのだそうです。旨味があり過ぎたのです。。。
それ以来ペノ氏はAOCを捨て、Vin de Table(テーブルワイン)というカテゴリーで、本物のワインを行っているのです
当店のスタッフ間でも、このワイナリーのワインのことは、
「ペノさんのワイン」と愛着を持って呼んでおります
ワタクシメは今回で2回目の訪問でした
今年は暑くなったり寒くなったりで、今の所、難しい年だそうです。
前回の訪問時にあったハズの樹齢の古いブドウ樹は、新しい物に植え替える準備がされていました。
自然の草を沢山生やしていました。土壌がしっかりと生きている証拠だそうです。
赤い屋根の建物がワイナリーです。
土壌についての説明もして下さいました。
さらさらした砂に近い粘土質。そのおかげで「優しいワイン」ができるとの事
その下には岩盤があるそうです。
この地域は、海に近いので、湿気が多いので、一気に葡萄がダメになってしまうこともあるそうです。
もう一つ変わっていたことは、「にわとり小屋」が出来ていたこと。
エスカルゴが多く、葉っぱを食べてしまうので、にわとりを飼って対処しているんだそうです
ここからも、農薬などに頼らず、「自然」に栽培していることが伺えますね
樹齢80歳の古木もありました。
古いので、あまり実が成らないそうです。
(収穫の時は1本の樹から4房くらい。)
今、フランスでの現状として、ミュスカデの葡萄園がどんどん減っているんだそうです。
ブドウ樹を引き抜いて野菜を植えているらしいです。驚きです
みんなで沢山ミュスカデワインを飲んで、対抗せねばなりませんねっ
17:10、ワイナリーでテイスティングスタートです
「2014年ヴィンテージ」のテイスティングだったのですが、まだ1銘柄を除き、アルコール発酵が終わっていない状況でした。
なので、蔵の中、タンクを温めていました
2014年は、曇りで天候が悪かった年だそうです。
9月10月に天候が回復して持ち直しましたが、収穫量が非常に少ないそうです。
(通常の年で、普通の生産者では72HLくらいですが、2014年は普通の人で35HL。ペノさんはなんと20HL以下の生産量だそうです。)
ワインのラベルが変わっているものもありました。
軽くて羽のように上るイメージだそうです。
羽が生えて天に上る気持ちになるわけですね
同時にABマークが付きました
ホントに色々としっかり丁寧に説明して下さいました
ワインの造りの変化としては、
全部の品種を今年からゆっくりとプレスするように変えたそうです。
なんと12時間もかけてゆっくりと搾るのだそうです。
12時間もかけてゆっくりとプレスするという事は、
その間に酸化してしまう可能性があるということです。
普通は怖くてできない事なのです。
そのおかげで、「粗さ」が全くなくなりました
このワイン、超オススメです
カキと旨いっ
300本しかない、貴重な赤ワインもっ
0.3haの畑だそうです。
ひと通り全てのテイスティングが終わると、
スゴイものを出して下さいました
2004年のミュスカデと、2001年の「ムロン」など
白ワインでも、良い造りのものはバッチリ熟成に耐えられるのですね
19時過ぎまで、ワイナリーでしっかり堪能させて頂きました
・・・にも関わらず、そこから移動して向かった先は。。。
次回へ続く・・・
今日も大切な時間を使い、当店のブログをお読みいただき有難うございます!
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