7期生卒業プロジェクト個人発表~政治家じゃなくて世の中を変える道~ | 日本政策学校のブログ

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日本の政治の危機を救うという志で日本政策学校は開校されました。政治起業家の基礎を築くための場を提供するをモットーに日本を変えるべく活動しております。

4月24日(日)に、7名の受講生による個性豊かな発表が行われました。
審査員には、日本政策学校学長の金野索一氏をはじめ、湯浅誠氏(法政大学教授、元反貧困ネットワーク事務局長)、山田泰久氏 (NPO法人CANPAN代表理事)をお迎えしました。

トップバッターは吉田宗興さん。教育をテーマに、咲心舎で現在取組まれている、ライフスキル教育の説明がありました。受験生である中3の子どもたちに「かっこいい大人はどんな大人か?」「幸せに生きる秘訣を聞こう」などといった問いかけを行い、彼ら自身によるアウトプット活動を充実させるものでした。一見、中3の時期にこんな学習?と思われがちですが、教科的な点数から逃れられないこの時期こそ、自己肯定感の充実が最重要であり、面白いことに5教科合計点もみるみるアップした例が紹介されました。今後は、NPO法人「Life Skill For Students」(次の社会で子供達の生き抜く力をつける会)が7月に認証を受ける予定で、公立中学校や首長なども巻き込んで活動の幅を広げていかれるそうです。




次に岡部和義さんによる、若者の夢のサポートをテーマにした発表がありました。

世の中には「寄付」という手段があるが、それだけでは何かをやっている実感がないと感じている人も多いのではないかと現状を分析。そこで、やりたい事や夢をサポートする・される制度を提案されました。金銭的な支援ではなく、ある職業を目指す若者と実際にその職業に就いている人とをマッチングさせるというビジョン。ゆくゆくはNPOとの連携も視野に入れ、叶えたい想いと支援したい想いを繋げられるように尽力されるご予定です。




次に岸本泰之さんによる地域共助をテーマにした発表がありました。

「岸本は一体何をやりたいの」と問いかけから始まり、住んでいる人の好きな事ややりたい事と人をつなぐアプリである「たまコネ」の説明がありました。

リノベーションしたいと思ったら気軽にできる世の中をモットーに、マッチングサイトの開発により、施主と職人とを直接結んでいくシステムの提案がありました。アプリ開発を通して、リノベーションをもっと身近に誰にでもできるようご尽力される予定です。



続いて、飯森祐さんによる効果的な育児時間の過ごし方をテーマにした発表がありました。

MBA休職よりも育児休暇の方が断然良い!というビッグフレーズのもと、育児休暇のイメージを大企業から変えていくプロセスを説明されました。育児休暇は文字通り、人を育てる時間であり自分自身の育成力の向上になると熱弁されていました。子育ての合間に時間ができたら積極的に地域活動へ参加することも大切だと述べられていました。

今後も、講師職の立場から、大企業を中心にこの考え方を売り込んでいくそうです。




続いて、芦田勝男さんによる日本の大気汚染と住居の耐久性をテーマとした発表がありました。まずは、大気汚染の現状を、データをもとに解説され、危機意識を与えられました。そして、その対処として「土壁」の役割を紹介。呼吸する壁である土壁は、ハウスダスト・花粉やホルムアルデヒドまで吸着除去する天然の空気洗浄機の役割があると力説されました。この土壁を普及させるために、積極的に取り組みを行う会社へ転職し活動されるそうです。




続いて、唯一の学生、石塚健太さんによる教育現場と政治をテーマにした発表がありました。若者と政治の距離を近づける取り組みとして、教員の卵と政治を近づけるイベントを企画し、その詳細を説明されました。ご自身が所属する東京学芸大学の教員志望の学生と現職の議員を招いたイベントで、議員による政策プレゼンや学生による模擬投票を行い、投票先別にグループを組んでディスカッションを行う流れで進めるそうです。今後は会場や参加者の確保などを行い、実際に開催される予定です。




大トリを務めたのは山本可能さん。おっさん創生をテーマに発表されました。

出だしは「発表したいことがありません。」から始まり会場が笑いに包まれました。

ご自身の今までの人生の反省や自虐ネタを交えながら、問題点を明らかにし、今後の取り組みとして、「おっさん創生塾」の提案をされました。好きな事で集まったり、失敗した話をカミングアウトしながら検証していく団体を作りたいとおっしゃっていました。

おっ!(と思われる)さん になることを目標に活動されるそうです。



日本政策学校は、政治家に限らず、世の中を良くしたいと望むみなさんを
お待ちしております。


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