最近、急に寒くなり、インフルエンザも流行っています。

 厚生労働省は25日、全国約5千カ所の医療機関から14~20日に報告されたインフルエンザの患者数が、1医療機関当たり1・38人となり、流行の目安となる1人を上回り流行入りしたと発表した。流行入りが遅かった昨年より8週間ほど早く、例年と比べても「少し早い時期の流行入り」(厚労省)という。流行のピークは例年1月ごろ。

 国立感染症研究所によると、14~20日に全国の医療機関を受診した患者は約7万人と推計され、前週より約2万人増えた。都道府県別では、沖縄(8・12人)▽栃木(5・5人)▽福井(3・5人)▽北海道(2・92人)▽岩手(2・6人)▽石川(2・29人)▽群馬(2・09人)-の順で北日本で多くみられた。

 直近5週間の検査では、A香港型の患者が大半だった。また、小学校などを中心に467施設が9月以降に学級閉鎖や休校などの措置を取っており、昨年同期の64施設を大きく上回っている。

 厚労省は重症化の恐れが高い高齢者などを中心に早めに予防接種を打つことや、せきやくしゃみが出る人はマスクをして感染拡大を防ぐことなどを呼びかけている。

 

 

 インフルエンザの症状

 

 いずれの型のインフルエンザも1~3日の潜伏期をへて、悪寒を伴う高熱、全身倦怠感けんたいかんを伴って急激に発症します。鼻汁、せき、咽頭痛などの呼吸器症状や、吐き気、嘔吐、下痢などの消化器症状を伴うことが多く、頭痛、関節痛も現れます。筋炎を起こすと筋肉痛が生じ、下肢の場合は歩行困難になることがあります。

 症状の程度・持続期間は、流行ウイルスの種類、年齢、過去の罹患状況などによってさまざまですが、合併症がない場合、1週間~10日以内に軽快します。発症した場合の重症度は、ウイルス側の要因(前回の流行からの期間やウイルスの変異の度合い)と、個体側の要因(感染歴や免疫状態)などによって決まります。

 

皆さんがインフルエンザに移ったら早めに病院に行ったほうがいいですね。

http://www.sankei.com/life/news/161125/lif1611250037-n1.htmlにより作成する