2017年01月17日

ちょっと冴えない塔の丘

テーマ:★ Robert Weil

まだちょっと腰が痛くて、長時間座っていると辛くなって来るので

仕事が退けるとサッサと帰宅し、ヒーターの前でゴロゴロしてたらそのまま寝てしまった。

で、目が覚めると既に日は暮れて真っ暗、夕食時である。

 

日が短いから余計そう感じるのだろうが、本当に1日が短い。1年なんてあっと言う間だ。

早いとこ飲んでおかないといけない2015年産を片付けないと、じきに新しいヴィンテージが出回って来そうである。

今夜は八宝菜に合わせてロバート・ヴァィル醸造所の2015年産キートリッヒャー・トゥルムベルク・リースリングを。

 

 

緑がかった明るいレモンイエロー。グラス壁の細かい気泡はパラパラと。

香りは閉じ気味で、どことなく刈り取って干してある藁を連想させるような田舎臭い雰囲気の中に

辛うじて黄桃やアプリコット系の果実を感じる程度。

 

口当たりは柔らかく、肉付きは中肉ややスマートながらジューシーな果実味が印象的。少し残糖はある方か。

酸はボリュームはあっても当たりは穏やか。果実味と一体感があるせいかミネラル味は目立たない。

酸が大人しい割に重心は低くない。時間とともに凝縮感は増すが、やや起伏に乏しい味わいの傾向は変わらず。

翌日以降も取り立てて変化は無く、ちょっと没個性的。うーん、開け時を誤ったか。85/100

(過去のヴィンテージ→2014年産2013年産2012年産2011年産2010年産

 

2015 Kiedricher Turmberg Riesling Qualitaetswein trocken

Weingut Robert Weil (Kiedrich/Rheingau)

A P Nr 34 003 025 16,Alc 13%vol,24.63€

 

                                                           醸造所HPより

トゥルムベルク Kiedricher Turmberg(塔の丘)
 かつての要塞シャルフェンシュタイン城の名残りである塔(Turm)にちなんだ名前。
 その後1109年に斜面に葡萄が植えられたという。
 1971年のワイン法により、一時はキートリッヒャー・ヴァッサーロスに組み込まれてしまったが
 2005年にヴァイル醸造所単独所有の畑として、3.8ヘクタールの区画が復活した。
 険しい斜面に位置する畑は、石や砂利がちで、大部分は千枚岩と少量の黄土やロームから成る。

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2016年11月26日

KかTか

テーマ:★ Robert Weil

今夜の相棒はロバート・ヴァイル醸造所の2015年産辛口リースリング。

畑はキートリッヒにあるクロスターベルクかトゥルムベルクか、どちらかのエアステ・ラーゲ(Erste Lage 一級畑)。

エティケットを見ないように細心の注意を払いながら、ワインセラーから1本抜き出して抜栓。

さぁKlosterbergかTurmbergか、どっちだ?

 

*

 

外観は薄めのライムイエロー。注ぐとグラス壁には非常に微細な気泡が比較的たくさん付着。

香りは閉じ気味だが青リンゴや洋梨系の果実香と、どことなくミルキーなニュアンス。

スワーリングするとリンゴの香りがグッと前面に出る冷涼な香り。ペトロールや蜂蜜感は皆無。(Kかな?)

 

口当たりは中肉で意外に緩い果実味と、量感はそれなりに有るものの穏やかな酸、

そして火打石っぽさを感じさせる硬質なミネラル味、舌にはカテキンっぽい収斂感。

酸の主張が地味なせいかちょっと残糖多めに感じる。(たぶんKだろうなぁ)

 

時間が経つに従って当初の緩さは消え、全体に凝縮感が漲って来るものの

なんかイオウっぽいフレーヴァーが見え隠れするようになって来た。

絶えず果実感よりも鉱物感が勝った味わい。(こりゃ絶対Kだな) 

 

 

おっ、正解。(^_^)v

杯を重ねるに従い全体に纏まりが良くなって来た。相変わらず酸は控えめで、果実味が前に出て来る。

これでやっと果実と鉱物がガップリ四つに組み合う。個人的にはもっと酸にしっかりして貰いたいところだが。

 

翌々日。前面に果実味が出て半辛口寄りの味わいだが、ミネラル味も負けていない。

両者が競り合ってマッタリと濃厚な味わい。85/100

(過去のヴィンテージ→2014年産2013年産2012年産2011年産

 

2015 Kiedricher Klosterberg Riesling Qualitaetswein trocken

Weingut Robert Weil (Kiedrich/Rheingau)

A P Nr 34 003 024 16,Alc 13%vol,24.63€

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2016年10月02日

久しぶりに硬いヴァイル

テーマ:★ Robert Weil

このところずっと非リースリングな日々が続いていたので、またぞろ悪い虫が騒ぎ出す。

おまけに今夜の我が家は何ともリースリング日和な焼き餃子、と来た。

あいにく手元に適当な軽めの若い半辛口が無かったので、ラインガウの軽い辛口をチョイス。

ロバート・ヴァイル醸造所の2015年産リースリング・カビネット・トロッケン。

 

因みに同じ価格でリリースされている辛口「キートリッヒャー」とは毎年明らかに味わいが異なっていて

相対的にあちらがストイックなタイプなら、こちらは比較的優しい味筋。これまでそんな風に認識していたのだが

確かな筋からの情報によると、今ヴィンテージではそれが完全に入れ替わっているという。

なるほど7月に開けたキートリッヒャーの方は例年よりもやや残糖多めな印象で、然もありなんって感じだった。

ということはこっちのカビネット・トロッケンの方は...ま、確認してみることにしよう。

 

 

微かに緑がかった淡いレモンイエロー。香りは洋梨やリンゴ。

口当たりは凝縮感のある果実味と酸、ミネラル味の均衡。

中でもミネラル味に存在感が最もあって、昔懐かしいラインガウ的な硬い味わい。

例年に比べるとかなり残糖を抑えた造りに感じる。飲む度に酸が引っ込んで行くのがちょっと寂しいけれども。

 

翌日もミネラリッシュな味わいで、翌々日になって漸く酸が主張を増してパンチのある味わいに。

こうなるとなかなかの凝縮感である。最近飲む機会の多いフランケンワインに比べて

相対的にやや多めの残糖は、この酸とのバランスを取るためのものであるとつくづく感じる。

温度が上がるとやはりラインガウが不調であった90年代の「なんとな~く緩い硬さ」が感じられて妙に懐かしい。

なるほど、今年のヴァイルはひと味違うなぁ。85/100

(過去のヴィンテージ→2014年産2010年産2009年産2008年産

 

2015 Riesling Kabinett trocken

Weingut Robert Weil (Kiedrich/Rheingau)

A P Nr 34 003 009 16,Alc 11.5%vol,16.42€

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2016年07月26日

確かに残糖多め

テーマ:★ Robert Weil
先日weingauさんが、ロバート・ヴァイル醸造所のまったく同じ価格で売られている辛口
オルツヴァイン「キートリッヒャー(Kiedricher)」と「カビネット・トロッケン」を2本並べて比べ飲みされていたが
どうやら2015ヴィンテージのこの2本は、例年とは若干造りが異なっているらしい。(詳しくはこちら→

よーし、それならこっちもブラインドを...なーんて頑張っても所詮先輩には敵わないので止めとこ。
それに最近日々の暮らしに疲れていて、ブラインドなんてする元気も無いし...
という訳で今夜はヴァイルのオルツヴァイン、2015年産キートリッヒャー・リースリング・トロッケン。


外観は緑がかった薄いライムイエロー。
青リンゴや洋梨などの涼しげな果実香に、少しばかりの燻製感。青いバナナのニュアンスも。

口当たりはスマートな果実味と綺麗な酸の好バランス。
対照的に少しねっとりと果実味に絡み付くような質感のミネラル味。
酸はあまり伸びず、舌の上にはザラッとしたカテキンっぽい収斂感と共にホロ苦い後味。
総じてミネラル味が頭ひとつ抜きん出たバランスで、重心は真ん中やや低め。残糖は気にならないレベル。

翌々日。かなり酸が引っ込んで果実味が前に出、ミネラル味も良い具合に包まれた感じ。
だがこうなると残糖の多さが気になるんだよなぁ。最近どうも極辛口志向になっちゃってて...。85/100
(過去のヴィンテージ→2014年産2013年産2012年産2011年産

2015 Kiedricher Riesling Qualitaetswein trocken
Weingut Robert Weil (Kiedrich/Rheingau)

A P Nr 34 003 023 16,Alc 12.5%vol,16.42€
2016年06月28日

クラシックな辛口スタイル

テーマ:★ Robert Weil
春からこの方、難航していた職場の新しいスタッフ探しが今日やっと決着した。
良い人が見つかってホント良かった、とりあえずこれでひと安心である。
まぁ今日に至るまでの苦労話はともかくとして、履歴書の写真と目の前の実物とのギャップの大きさには参った。
最初人違いではないかと狼狽したが、指定の時刻に現れたのは当人のみだから他の誰であるハズもなく
まさか失礼過ぎて本人に確認する訳にもいかず...とにかくビックリした。σ(^_^;)

さて肩の荷が半分下りて気持ちが楽になったので、のんびりリースリングでも飲むとするか。
ワインもコルクを抜いてみないと中身がどんなだか判らないものだが、まさか先刻ほどのギャップは無かろう。
今夜はロバート・ヴァイル醸造所の2014年産カルタヴァイン。


外観は明るいライムグリーン。トップは鉱物的な土の香りだが全体に香りは閉じ気味で
スワーリングすると淡い果実の香りと共にペトローリーに変化する。
細身でやや緩い印象の果実味。酸は最初頼りないけれども、中盤から少し伸びてアフターへとたなびく。
土とか鉱物よりもどちらかと言うと金属的な触感のミネラル味。残糖は若干半辛口寄りの辛口。
ちょっと主張に乏しく大人しいが、これはこれで想定内の味わい。

翌々日。果実味に肉厚感が出て全体の纏まり感もアップ。
残糖には確かにとことん絞られた感は無いけれど、果実味やらミネラル味に見合うレベルで違和感無し。
昔ながらの辛口スタイルってこんな感じだったんだろうね。84→85/100
(過去のヴィンテージ→2013年産2012年産2011年産2010年産2006年産2004年産

2014 Riesling Qualitaetswein - Charta -
Weingut Robert Weil (Kiedrich/Rheingau)

A P Nr 34 003 038 15,Alc 12%vol,15.23€
2016年06月17日

ヴァイルの2015

テーマ:★ Robert Weil
今年も畏兄weingauさんに手配頂いたロバート・ヴァィル醸造所の新酒たち。ボツボツ開けて行く事にしよう。
まずは最もベーシックなグーツヴァインから。2015年産リースリング・トロッケン。


薄いライムイエロー。香りは洋梨や青リンゴ。
口当たりは柔らかい輪郭の酸と、中肉の果実味。サッパリとした冷涼な果実の味わい。
酸は意外に凝縮感があって伸びも良く、ホロ苦いミネラル味の余韻が比較的長く持続する。
ヴァイルならではの重心の高さ。このヴィンテージは引っ掛かるところも無く、良い意味で「普通」な感じ。

翌日。果実味が存在感を増し、そのぶんミネラル味がオブラートに包まれた感じで
初日よりバランスが良くなっている。シンプルな点は少々物足りないが、まぁ裾モノだから当たり前か。
アフターの軽いカテキン感。84/100
(過去のヴィンテージ→2014年産2013年産2012年産2011年産2010年産2009年産

2015 Riesling Qualitaetswein trocken
Weingut Robert Weil (Kiedrich/Rheingau)

A P Nr 34 003 007 16,Alc 12%vol,13.21€
2016年04月17日

ちょっと寸胴

テーマ:★ Robert Weil
ロバート・ヴァイル醸造所の2014年産キートリッヒャー・クロスターベルク・リースリング・トロッケン。
3ヶ月前、痛恨のブショネに当たって恒例のトゥルムベルクとの兄弟対決は叶わず。
幸いもう1本ずつあるので、改めて水平飲みの機会を窺っていたのだけれど
2本並べて開ける元気がなかなか湧いて来ないので、取り敢えずこっちの方だけでも開けておくことにする。


緑がかったライムイエロー。香りは洋梨や青リンゴ、メロンなどの果実に微かな御香のニュアンス。
酸はマイルド、果実味もスマートで、全体に静のイメージ。冷涼感。
果実味は起伏に乏しく寸胴なイメージだが、決して痩せている訳ではない。
ミネラル味は味わいの真ん中に位置していて、前にも出ないが引っ込んでもいない。石を噛むような味わい。
酸が穏やかな割に重心は低くない、丁度真ん中って感じ。

酒質も安定していてヴァイスブルグンダーを思わせるところもあるが、あまり心を動かされるような味筋ではない。
時間とともに果実味とミネラル味に密度が加わる。確かにしっかりと造り込んではいるが
この畑、せっかくだからもっと標高の高さと言うか涼しさや軽やかさを出しても良いんじゃないかと思ってしまう。
翌日は果実味が若干肉付きを増すが、寸胴感は変わらず。86/100
(過去のヴィンテージ→2013年産2012年産2011年産

決して悪くはないんだけど、どうしてもあの2011年産「ヴァイル3兄弟」の時の素晴らしさと比べてしまうのよね...
(ところでロバート・ヴァイルのHPにある動画がとても格好良いので、よろしかったら一度ご覧あれ→

2014 Kiedricher Klosterberg Riesling Qualitaetswein trocken
Weingut Robert Weil (Kiedrich/Rheingau)

A P Nr 34 003 003 15,Alc 13%vol,24.16€
2016年01月23日

兄弟対決の筈が...ブショネ

テーマ:★ Robert Weil
weingau先輩からGOサイン(?)が出たので、今夜は満を持してのロバート・ヴァイル兄弟対決。
2014年産のキートリッヒャー・トゥルムベルクとクロスターベルク。いそいそとコルクを抜いていたが...ん?



抜いた一方のコルクの液面側が、割れ目に沿って一部灰色になっている。嗅ぐと、あっちゃー、ヤバいなコレ。
でもまぁそうじゃない事もあるし、大丈夫かも...と思い直して注いだグラスに鼻を突っ込んで確認するもアウト。
久しぶりのブショネ...いつ以来だっけ?そう言えば2年半ぐらい前にもヴァイルで当たった事があったなぁ。
先輩もこないだヴァイルのカビネットで当たっておられたし、ひょっとしてヴァイルってブショネ率高かったりして。

2本並べてブラインドするつもりだったが、ワイン庫に下りて代りの1本を取って来るのも寒くて面倒なので断念。
改めて健全な方だけ、エティケットを見ずにテイスティング。
で、クロスターベルクの方かと思ったが実のところはトゥルムベルクだった。相変わらず解ってないなー。(◞‸◟)



微かに緑がかった薄いレモンイエロー。グラスに注いだ瞬間の発泡性が顕著。
香りは閉じているが、少なくともこちらのボトルには不健康なニュアンスは無い。
ごく淡い果実の香りと、微妙にミルキーなニュアンス。

口当たりは細身の果実味と、シャープですこぶる伸びの良い酸。若干歯にチクチク染みる。
ミネラル味は酸と一体感があって金属的、少し冷ややかな触感。
終始酸が前面に出た酸っぱい味筋で、いつになく飲み口は軽い。
うーん、トゥルムベルクってもっと果実味しっかりしてなかったっけ?ちょっと軽過ぎやしませんか...。

翌日は果実味が肉付きを増したぶんバランスは良くなるが、逆に没個性的。
それでも適度に引き締まったシェイプで、ラインガウの銘醸らしい品格は感じられない事もないか。85→86/100
(過去のヴィンテージ→2013年産2012年産2011年産2010年産

2014 Kiedricher Turmberg Riesling Qualitaetswein trocken
Weingut Robert Weil (Kiedrich/Rheingau)

A P Nr 34 003 022 15,Alc 13%vol,24.16€

2015年10月03日

ヴァイルのカルタ2013

テーマ:★ Robert Weil
残業を終えてトボトボと帰途に就く。
さすがに秋分の日を過ぎているだけあってすっかり日の暮れるのが早くなった。
ふと、風に乗ってどこからともなく太鼓の音が流れて来る。
地元のだんじり祭り本番を来週に控えて、例年の事ながら皆さんまぁご苦労なこった。
好んで祭りに関わる事はないけれども、これも立派な風物詩。いよいよ秋本番である。

さて、今夜の我が家は鶏肉の照り焼き。ひと口に「照り焼き」と言っても味付けは甘めなのか、辛めなのか。
帰りの車を走らせる道すがら、開けるワインを何にしようか考えるのだがこれがなかなか難しい。
サッサと飲んでおくべきボトルは幾らでもある中で、これにピッタリ合いそうなヤツはなかなか思い付かない。
若いリースリングは(料理の)選り好みが激しいと言うか奔放過ぎて、食事に寄り添うなんて柄じゃないのである。
そうそう、ロバート・ヴァイル前年産カルタがちょっとヒネた感じだったので、2013年産も同じ系統なら合うかも。
(註・カルタヴァインについてちょっと復習→ココ


薄いライムグリーン。注ぐとグラス壁には疎らに細かい気泡と、液面に泡の様な気泡が漂う。
香りは地味ながらアプリコットやマンゴー系の果実。
口当たりはマッタリとした果実味で、やや残糖を残した造りなのか半辛口寄りの甘味を感じる。酸は穏やか。
ホロ苦い苦汁系のミネラル味。
重心は真ん中やや高めだが、酸が控えめなので今ひとつビシッと引き締まったところに欠ける。
甘さ控え目のサッパリした照り焼きとの相性は、まぁ可も無く不可も無くと言ったところ。

翌日はグッと濃く感じるが残糖感はさほど気にならない。
果実味が厚く酸にも凝縮感があって、ミネラル味の骨格もガッシリ。
ちょっとした高級感もあって抜栓初日よりワンランク上の質感。
前年産のようなネガティヴな香味は殆ど感じられず、僅かに3日後に黄昏香の片鱗のみ。85→86/100
(過去のヴィンテージ→2012年産2011年産2010年産2006年産2004年産

2013 Rheingau Riesling Qualitaetswein - Charta -
Weingut Robert Weil (Kiedrich/Rheingau)

A P Nr 34 003 050 14,Alc 12%vol,15.23€
2015年08月04日

微妙なスタイルの差

テーマ:★ Robert Weil
先日、ロバート・ヴァイル醸造所の2014年産カビネット・トロッケンを開けて
久しぶりにヴァイルらしい(と勝手に思い込んでいる)透明感のある香味にいたく感動したけれども
ではまったく同じ価格のオルツヴァイン、2014年産キートリッヒャー・リースリングは
やっぱり2013年産や一部の2012年産に見られたような、これまでと一風変わった冴えない造りなのだろうか。

エティケットにある情報からは、カビネットがアルコール度数11.5%に対してこのキートリッヒャーは12.5%。
生産者による値付けが同じという事から、材料は恐らく同レベルのモストだと推測されるので
後者は市場の趨勢に鑑みて、より辛口ワインとして求められるスタイルに近付けるべく
シャプタリザシオーン(補糖)されての結果がこの1%の度数の差となっているのだろう、少なくともそう思える。
それに加えて何か素人にも判るようなスタイルの違いが両者の間には有るのか?これが目下の興味の的。


薄いライムグリーン。比較的粒の大きな気泡がグラス壁にポツポツ付着。
香りは洋梨やスウィーティーなどの柑橘、そしてカーボン紙のニュアンス。
口当たりはジューシーな果実味、肉付きはしっかりとしている。
果実味にやや押され気味の酸は、それでもそこそこ凝縮感があって不足は無い。
ザクザクとした触感のミネラル味は舌への収斂性も強く、中盤以降前面に出てホロ苦い余韻も長め。

心持ち複雑感も有るような無いような。だが前年産に感じたようなネガティヴな香味は気にならず
昨今素人が気にしているような「木樽比率を高めた事による弊害で、味筋が変わってしまった?」なんて想像は
実は単にヴィンテージの傾向に過ぎなかったのかもしれない。
少なくとも先日開けた同価格のカビネット・トロッケンとの明確な差別化のポイントは利き分けられなかった。

強いて言えば若干フローラルなニュアンスを感じた点ぐらいで、木樽や培養酵母に由来するニュアンスだろうか?
クリーンさ&軽さのカビネット・トロッケン、ややフローラルで複雑&力強いキートリッヒャー、といった構図だろうが
まぁ凡百の飲み手にとっては、造り手が意図するスタイルの差なんて
ヴィンテージによる味わいの差の前ではあまりにも微妙過ぎて判りっこないって事なんだろうな、悲しいけど。

翌日はお決まりの如く酸が引っ込み果実味は前面に出て、幾分残糖も有るのか半辛口寄りの味わい。
翌々日は18年物の古酒の後に飲んでみたが、なるほど確かに残糖は多い。85/100
(過去のヴィンテージ→2013年産2012年産2011年産

2014 Kiedricher Riesling Qualitaetswein trocken
Weingut Robert Weil (Kiedrich/Rheingau)

A P Nr 34 003 021 15,Alc 12.5%vol,16.07€

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