上祐史浩

オフィシャルブログ ―― 21世紀の思想の創造


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 今日から、シリーズで、ひかりの輪が説く、「輪の思想・法則」についてお話ししたいと思います。
 
 ひかりの輪という団体名は、輪というものが、この宇宙と生命とその幸福の根本原理である、ひかりの輪の思想から来ています。、
 
 それは、万物が、輪のように、循環し、平等で、一体である、という思想です。

 これは、ひかりの輪の独自の教えかというと、ある意味では、正にそうであり、ある意味では、全くそうではありません。

 一面を見れば、輪の思想は、古今東西の全ての宗教・宗派に共通した普遍的な道理です。その証拠として、希代の精神医学者であり、東洋思想も広く研究したカールユングは、輪・円が、諸宗教・文化に共通したシンボル(神聖な象徴)であることを発見したとしています。

 一方、輪の思想とか、輪の法則といった表現、そして、それが万物が、輪のように、循環し、平等で、一体であることを意味するという表現、これは、ひかりの輪のオリジナルです。それは、私達なりの諸宗教や世界の普遍的な道理・原理の学習、自然・聖地との触れあいや瞑想などを通して行き着いた理解であり、表現です。

 すなわち、様々な宗教・文化がそれぞれに気づいた普遍的な道理があっても、そのままでは現代の私達には理解することが非常に難しいために、それを現代的に再発見し、創造的に再表現したものです。

 では、輪(循環)が、この宇宙とその生命に関する根本原理であるという点を少し解説したいと思います。

 まず、マクロ宇宙を見れば、私達の住む地球は、その地軸を中心に、自転(循環)しています。そして、太陽の周りを公転(循環)しています。さらに、太陽系は、銀河系の中を回転しています。

 次に、ミクロの世界を見れば、全ての物質を構成する原子は、種類を問わず、原子核の回りのを電子が回転(循環)しています。こうして、マクロの世界の宇宙と、ミクロの世界の原子が、共に回転運動(循環)を基本としている点で一致しているのは、興味深くありませんか。世界の極大と極小が一致しているのです。

 そして、この宇宙の回転・循環の運動と、私達人間を含めた生命の営みは不離一体です。それは地球に何故多くの生命が生まれたかを考えることで分かります。

 地球の自転があってこそ、昼と夜の循環が生まれ、寒暖の温度のバランスが生じます。さもなければ、地球は、寒冷地獄と熱地獄になっているでしょう。また、昼と夜は、多くの生命の活動の基本的なサイクルである、睡眠と覚醒の循環を生み出しています。

 さらに、地軸が23度ほど傾きつつ、太陽の周りを公転する固めに、春夏秋冬の四季の循環が生まれます。そして、この四季は、植物を中心とし、多くの生命の生と死の循環を生み、人を含めた動物の活動にも、様々な循環を生んでいます。四季が無ければ、これほどが多様な生命や、その多様な活動は生まれなかったでしょう。
 
 生き物が必要とする、水、空気(酸素等)、食べ物も循環運動を根本原理としています。水は、水蒸気として大気中を上昇し、雲となり、雨となり、川から海に流れるという循環運動(水循環)をします。

 空気は、酸素を吸って二酸化炭素を出す動物と、その逆の植物の間での交換・循環があります。食べ物は、食物連鎖の循環です。大きな生き物が小さな生き物を食べ、大きな生き物が死ねば、それを小さな生き物が食べる。

 人の物理的・精神的な活動も、循環しています。人の体を構成する原子・分子は、数年で全て入れ替わるとされています。飲食・呼吸・排泄・発汗等で、他の生き物や非生物の分子が自分のものとなり、自分の者が他のものとなる循環を繰り返しています。こうして、自分の体だけの分子などは一切なく、思考を支える脳の分子に至るまで、他の生き物と共有しているのです。

 さらに、思考の元となる言語や知識・情報も循環しています。親や先生が、子供達に言語を教え、その子供達が親になって、また教える。無数の知識・情報・考えを他人から吸収し、自分も他人に発信しながら日々生きている。その意味で、純粋に自分だけで作った、自分だけの考えなどなく、他人から吸収した膨大な言語と知識の影響を受けた結果として、自分の思考が生じています。

 さて、次回は、今日の基本的な考察に基づいて、人にとってもっとも重要な事柄について考えてみたいと思います。すなわち、それは、①苦と楽・幸と不幸、そして、②その苦楽・幸不幸を生み出す優劣・善悪、さらには、より基本的・根本的なこととして、③自と他、自分と外界、というものについてです。

 苦楽・優劣・自他という、一見して二つの別のもの、対極的なものについて、万物が循環し、平等で、一体であるという輪の思想に基づいて、どう考えるかと言うことです。

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