ヒトラー・コード

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 先日の記事で「最近の研究動向が知りたい」とぼやいていましたが、何の気なしに本屋に足を運んだところ、『ヒトラー・コード 』なる本を発見。

ダ・ヴィンチ・コード 』の二番煎じか?とも思いましたが、原題は” Das buch Hitler ”(直訳すればヒトラーの本といったところでしょうか)であり、邦訳化に際して出版社がセンスゼロなタイトルをつけただけのようです。

内容は、戦後スターリンの命に従ってNKVD(内務人民委員部)が行ったヒトラー側近の尋問記録で、タイトルの胡散臭さに反して内容は至極まともな模様。

第3帝国の政権末期は専門外とはいえ、史料価値は相当高そうだったので購入。

まだじっくりと読んではいないものの、内容が楽しみです。


 …どうでもいいですが、書き始めたのが前日だったものの、気がついたら夜が明けていて翌日になっていた場合、記事の投稿日付はいつにすればいいんでしょうね。

最近帰って何かしていても、気がついたら寝てしまってるもので…

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ヒトラー最期の12日

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 2日連続で、帰ったら日付が変わる直前でした。

いくら忙しい時期とはいえ、恐ろしくキツいです。


 さて、もう2日前になりますが、ようやく「ヒトラー最期の12日 」を観る事が出来ました。

各所で言われていますが、非常にすばらしい作品でした。

話の筋自体は、第3帝国の崩壊を内部からの視線で描いたもので、よく知っている歴史が目の前で展開されていくような感じでした。

崩壊直前の様々な人間模様は、人それぞれのあり方を感じる事が出来て良かったです。

兵士たちが血を流して倒れていくその瞬間に、地下司令部では現実逃避的な乱痴気騒ぎが行われていたあたり、権力中枢部の現実逃避的な側面が垣間見れて妙に「業」を感じてしまいました。

壮絶な市街戦の凄惨さも非常にしっかりと描かれていましたし、全ての瞬間に見ごたえがあった作品でした。

2時間半とやや長めの作品ではありますが、ずっと食い入るように見てしまうだけの魅力を持っていて、全くといっていいほど時間を感じさせなかったのも凄かったですね。


 そして、ここが一番気に入ったのですが、多くの作品で「狂人」的にのみ描かれてきたヒトラーと違い、あくまで一人の人間としてヒトラーを描いています。

合わせて、一人の人間の中に存在する「狂気」と「人間性」を見事に演じきった主演のブルーノ・ガンツにも拍手を送りたいです。

大勢の人間を前にして興奮して話す時のしぐさなど、本人をみた事があるのか、と思うほどの熱の入れようでしたね。

ブルーノ・ガンツの熱演なくしてはこの作品は成り立たなかったと思います。

多くの人に是非とも見てもらいたい作品でした。

激しくオススメです。


 なお、より深く作品を楽しむために、「我が闘争」を一読する事をオススメします。

余りヒトラーに馴染みの無い人のレビューを読むと、ヒトラーの数々の発言が「理解の範疇を超えている」とか「狂気云々」と表現されている事が多かったのですが、彼の思想的背景をきちんと分かっていれば共感する事は不可能ででも、理解する事は十分可能なので。

その辺りの予備知識があるだけで作品やヒトラーに対する見方はずいぶんと変わってくるのではないかと思います。

久々に骨太の映画を見ると、最近のヒトラーに関する研究動向とかが凄く知りたくなってきました。

母校の図書館にでも足を運んで研究紀要とか読み漁りたい気分です。


※ 私は大学時代4年間ずっとヒトラー関連をやっていた人なのです。

 卒論は彼の政権奪取後に行った「国際連盟脱退」ですが、生涯全般について興味津々だったり。

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きつい。。。

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 寒さが厳しいですが、皆様体調は大丈夫ですか?

私はヘロヘロです。orz

業界的に忙しい時期でもあるのですが、休日のはずなのに朝10時から出社して、午後9時近くまで拘束されたりするのはさすがに体がきついです。

ただでさえ平均して10日に一度しか休みがないような状況なのに…


 愚痴っても今が稼ぎ時なのでどうしようもないわけですが、年々体力的な物できつくなっていく辺り、年齢を感じてしまって少し欝に。

若さが欲しい…

そして、仕事で休みがつぶれたために見られなかったコレ が延滞料金取られてしまうのが一番悲しい…

あーうー。

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 梅田の大丸で開催されている「古代エジプト展 」に行ってきました。

ここ最近駄目出しばかりでアレなのですが、やはりこれも酷かったです。

何が駄目って、ただ並べているだけ、という感じの展示の仕方が最悪です。

エジプト人の死生観についてテーマ分けはされて入るものの、古王国時代の遺物の隣にいきなりローマ支配時代の遺物が並んでいたりして、どうも雑然と展示されている感がしてなりませんでした。

並べるのであれば、同じ物や神をかたどった物であっても、技術的な変遷や扱われ方の変化などの解説を入れるべきだったでしょうしね。


 そもそも、エジプト文明は幾多の神々とは切っても切れない縁である文明なのに、その神々に関する解説が展示の中盤にくるまで無い、というのはいかがなものか。

余りエジプト文化に造詣の深くない人や、「ピラミッド」「ミイラ」位しか知らない子供に、いきなり「イシス女神云々」とか言われてもさっぱりな気がするのですよ。

そんな感じで、随所に不親切さが見え隠れした展示でした。

お金と時間が正直勿体無かったかな、という感想ですね。

私は気に入った展示の場合、ショップに結構お金を落としていく(神戸市立博物館の大英博物館展では1万くらい落としたハズ)のですが、今回の展示はびた一文落としませんでした。

えぇ、展示目録すら買いませんでしたとも。

 ある程度の予備知識がある人ならばそこそこは楽しめるのかもしれませんが、普通の人には「なんだかよく分からないけれど、すごそうな物が色々展示してあった」位の印象しか残らないのではないでしょうか…


 あと、誰か知っている方がいれば教えて欲しいのですが、エジプトの立像って、左足を前に出している像が多いんですが、アレってどうしてなんでしょうか?

疑問に思ったものの、あの不親切な展示にはその辺りの解説が一切なかったもので…

むぅ。。。

クイールを見てみた

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  ベストセラー小説「盲導犬クイールの一生」を映画化した作品「クイール 」を見てみました。

感動の名作だとか言う触れ込みで、どんなに感動的な作品なのかと思って見たものの…

正直「ハァ?」な出来でございました。

時々入る語りは臭いし、話の筋自体もどこが感動的なのか分からなかったしで、バッサリ切り捨てると「時間の無駄」でしたね。

感動云々以前に、人間の勝手に振り回される犬が可哀想過ぎて泣けたので、泣ける映画には違いなかったわけなのですが。

詳しくは見てもらえば分かるのですが、最初の里親(という表現が適切かは分かりませんが)の「この子を盲導犬にする」という勝手な思いで親兄弟から引き離され、1歳の誕生日までの期間限定で別の家に預けられ、盲導犬センターに引き取られる。

犬は群れの中で生きる生き物なので、共に過ごした家族と引き離されるのは相当辛いことだったでしょう。


 で、盲導犬になってからも余り愛情注いでもらえそうに無い飼い主のパートナーとなって、パートナーの病気により別れを余儀なくされるわけです。

その後は飼い殺し同然で盲導犬センターで飼われ、最晩年(死ぬまでの1年間)のみ生後1歳までを過ごした家で過ごすという一生を辿っていました。

つまり、普通の犬が愛情たっぷり注いでもらって過ごせる一生を、クイールはたったの2年間しか過ごせなかったんです。

もうそれが可哀想で可哀想で泣けてしまいました。

人の勝手な都合で感動の名作とか言われていますが、クイール自身の人生でみれば翻弄されっぱなしの一生という感じがしてなりません。

これに感動できた人って、おそらくそんなに犬好きではないんでしょうね。


 あ、一箇所だけ素直に泣けたところがありました。

それは最後クイールが死んでしまう場面。

ウチの可愛い可愛いわんころもいつかはお別れの時が来るのかと思うと、それだけで涙が止まりませんでした。

…って、映画と余り関係ないような気がしますね。


 こんなものに時間を費やすくらいならMGS3の「EXISTENCE」 を見てた方が余程良かったと思います。

期待して見て大損しました…