「この映像は、あなた自身です」

そんなキャッチコピーのDVDが出た。


いま買おうかどうしようか迷いまくっているDVDがこれっ!



人体の水分を樹脂で置換することにより、人体標本の概念を

革新したプラスティネーション技術の発案者である、

グンター・フォン・ハーゲンス博士。


その博士自らが出演する解剖講義DVDが出るというのだ。

デックスエンタテインメント
人体解剖マニュアル ~一目でわかる人体の不思議~ DVD-BOX

8/18発売予定、↑オンラインショップAmazonでは予約受付中。



オンライン書店bk1では、もう予約は締め切られてしまった。

でも商品解説ページは詳しい↓

http://www.bk1.co.jp/contents/booklist/0607_anatomy.asp



以前読んでとてもエキサイティングだった、

メアリー・ローチ氏の著書

メアリー・ローチ, 殿村 直子
死体はみんな生きている

ローチ氏がハーゲンス博士の「工房」を訪ねるシーンが

忘れられない。

「男性のまったく正常な部分」には一本とられた!



そんなわけでDVDに興味はあるのだけれど、

購入に際しては問題がいくつか。



私はもう医学の現場を離れたのに、買ってどうするのか。

知識を得たとしても還元できないぞ。



そして、このDVD、家族と楽しめる感じではない。


勉強になるし医学生にはよいと思うのだけれど…


ダンナTくんが見たい内容だとは、とても思えない。



もし購入したら、ひとりダンナの留守をみはからって

アパートの居間でひっそり解剖学DVDを見るのだろうか。


それってどこかうら寂しいイメージなのは、気のせいか。



現役医大生だったら、迷わず購入してクラスメートを招いて

みんなで見るのだがなあ。


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解剖実習終了後、ご遺体・ご遺骨は白木のお棺に納められ、

火葬のち慰霊祭が行われた。


ご遺体を扱う科目…

解剖・病理・法医の三科目合同での慰霊祭である。



先生方と、解剖に携わった学生は慰霊祭で献体された方々の

ご冥福をお祈りするのだった。




ところが。



クラスメートの女子・Mちゃん が青い顔…



その時、Mちゃんのファッションは、


ひらひらしたピンクのブラウス


清楚な白いミニスカート


そしてピンクのミュールであった。



Mちゃんは、


モテ系だった。


めちゃ可愛かった。


カンペキだった。



困ってるようだけどどうしたの?ときいてみたらば、



「私、慰霊祭の日にち、かんちがいしてた…」


というMちゃん。



確かに。


女子大生らしい愛らしいカラーリングの服装ではあるが、

慰霊祭に出席するにはピンク色すぎる…。

too much pinkである。



「アパートに帰って着替え持ってくる時間ないし、どうしよう…」



うつむくMちゃん。





よっしゃ!まかせなさい!



クラスで一番家の近い女子は、私。



借りたアパートは、なにしろ大学から5分である。

もし引っ越すなら後釜は私に!

と、クラスメートからラブコールを送られる部屋なのだ!




慰霊祭のため、私とMちゃんはアパートにひた走った。




私の服と靴を貸してあげるためである。



ナイスアイディアで一件落着と思われたのだが、

またもや問題が生じた。



私はLサイズのデカい女…



かたやMちゃんは


XSサイズのきゃしゃな体型だ。



身長だって、10数センチ違う。


足の大きさも1cm以上違う。





だが、2人に選択の余地は無かった…



白いブラウスはダブダブでもまあなんとかなった。



だが、

私の黒い膝下ロングスカート

Mちゃんのくるぶしまである

マキシスカートになった。


おお、マジック!


彼女の方が細いので、腰ばきに

ならないようにウエストを安全ピンで固定。


細い彼女に、私の乙女心ズキズキ…。



私の黒いクツがそれしかなかったので、

可愛いミュールをKaepaの黒いスニーカー

はきかえたMちゃん。


歩きづらそうにしながら、大学に戻る…。



大学に戻ったMちゃんを見た学友達がひとこと、



「スカート長すぎ、

昔のスケバンみたい…」




うん、実は私もそう思った…


今でこそ

女子高生のスカートはミニなほどイケてる

ことになってるようだけど、大昔


スカートが長いほど不良

スケバンはひきずるほど長いスカートという文化も

あったのよね。



ごめんよMちゃん…。


でも、黒いスカート他にこれしか無かったんだよ~。



そして足元は、ベルクロテープをきっつきつに止めても

まだなおデカい、サイズでかすぎのスニーカーだ。


Mちゃんが歩くたびに、パッコパッコと音がするほどだ。



な、

なんだかすごい格好になっている

Mちゃん。





…それでも、今日は大切な慰霊祭。


背に腹はかえられんのですよ!!



その出で立ちで、いざ慰霊祭の行われるZ寺に向かう

Mちゃん、私とその他クラスメートたち。



(つづく)



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医学生、カイボウ事件簿

テーマ:

またまた解剖の話…


K大の解剖実習は、それはそれは厳しかった。




自主性を重んじる校風なせいなのか、


質問のレベルが低いとドヤされる


のであった。




調べてわかるようなことを先生にきいたら怒られる

だから、学生が実習している際に先生はぐるぐる解剖室内を

歩いておられるのだが、


先生を呼び止める学生はほとんどいない。




実習にいそしむ学生を眺めつつ、

先生は水族館のサカナのごとく(失礼)、

自由に解剖室を回遊していらっしゃるのだった。





静寂を切り裂いたのは、



「先生!ここまで剖出したのですが、

子宮円索が見つかりません!」



参考書とか解剖学アトラスと首っぴきで調べたの!


でも見つからないの!


だから怒るならば怒られよう、

それよりも勉学することが大事だもん…



と半ば叱責を覚悟しながら質問したのですが、

…なぜか私、怒られませんでした。



質問が具体的だったのが、良かったのかも。



私がさっき探して見つけられなかった場所を

先生が探ると、わずか数分で器官を発見!!


鮮やか。


さすが専門家は違うな、とうならされてしまう。






だいたいが男性の講師陣にも、紅一点女性がいらした。


と言っても退官間近の年配の女性なのだが。





その紅一点女性の講師が、

隣の班の実習中の学生に言うには、

「あなた…キュウリ切ったこと、ある?」


ななな謎の質問。…どういう意味ですかそれは。



学生の返事も待たず、

ゆったりとした歩調で歩み去る女性講師


横で聞こえちゃった私の頭は疑問符でいっぱいに。

なぜにキュウリ!?

いったい人体の何をしてキュウリにたとえたのか…??

禅問答か???


それは永遠の謎である。

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