病理学教室の実験手伝いバイトをしていた

女子医学生Sちゃんの体験。



これは「乙女絶叫!

病理学教室の午後」の続編です~。


http://ameblo.jp/joyblog/entry-10015624859.html



Sちゃんがある日実験室に入ると、そこには誰もいなかった。




先生のデスクには、ぽつんと


ハンバーガー店の紙袋があった。




先生がハンバーガー買ってきたのかな。


おなかすいてるしな~。


ようし、こっそり食べちゃお♪





先生のハンバーガーをいただいてしまおうともくろんだ


Sちゃんは、紙袋をあけた



おいしい香りが、するはずであった。



しかしSちゃんの鼻をついたのは

血なまぐさいにおい…。



紙袋の中には、


ハンバーガーでもポテトもなく、

ドリンクすらなく、


なにかなまなましい臓器のようなものが


ビニール袋に、むぞうさに入れられていた。




しかもビニール袋からは、何か におう液体

もれていて、Sちゃんの手をぬらした。




「な、なにこれ…」



つぶやくSちゃん。


すると背後から



精巣だよ。」


と返事があった。






びくっととびのいたSちゃん…


そう、ハンバーガー袋の中身をさぐるSちゃんの背後に、

いつの間にか足音もなく先生がしのびよっていたのだ!




「それは、摘出したばかりの

ひとの精巣なんだ。


さわったら手を洗わなくちゃ

ダメだよ★」



さわやかに恐ろしいことを言い放つ先生…





なにしろ、Sちゃんときたら清らかなうら若い乙女である。





Sちゃんは、ソッコー洗面所に走り、

せっけんでジャブジャブと手を洗った。





手を激しく洗いながらSちゃんは、



ハンバーガーの袋に精巣

入れておくなよ~~ッ!!



と心の中で絶叫していたという…。





これも、医学生なりたて当時級友から聞いてひえ~!!と

思った実話なのだけれど、


今思うと臓器専用保存袋があるわけでもないので、


しかも裏方的存在で

患者さん自身の目にはふれない病理教室であれば、


手元にあるもので代用するのもアリかなと思うんだ。



聞いたときは、うんうん中身ハンバーガーだと私も思うよ!


と思っていたものだけれど、

実験室に食べ物があると思うほうが甘いのかもしれない。


私もずいぶんと感覚が変わってしまったようである…。



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ランチの時間、病理の先生が

マイデスクでサンドイッチをめしあがっていた。



その、机の上にあったひとつのびん。


先生は、そのびんを眺めながら

食事をとってらっしゃるのだった。




うら若き女子医学生Sちゃんが見たその中には、



とある大腸疾患




ホルマリン漬けの




標本



が浮かんでいた…。




(大腸に、ポリープが多発してしまう疾患)







Sちゃんはもともと、


魚のタマゴなど密集したつぶつぶ

ニガテであった。



標本はぶつぶつ…いや、つぶつぶしていた。



まさに彼女のニガテなつぶつぶだったのだ。



そのつぶつぶ感覚に、背筋凍ったSちゃん。





「せ…先生!!

標本を机に置いたまま

ごはん食べるんですか!」




まだ医学部に入って間もない乙女は絶叫した。






すると某先生はにこにこと答えた。





「ああこれ?

これはちがうんだよ。



死体の一部だと思えば

不気味かもしれない。




でもね、これは手術標本だから。




もとの持ち主は、とっくに

元気になって退院したんだよ。




生きた人から

取ったものだから、


気味悪くない…だろ?」



生きている人のカラダの一部だから平気…



そういう問題なのか?

Sちゃんは、某先生はいいひとだけど

その感覚にはついていけない、とのちに語った。






p.s.いよいよ記憶力がネタギレてきたので、これは

医学生前半当時のメモから再現してみた記事。




あのころは


きゃあ!なんと豪傑な先生でしょう


と思ったものなんだけど。




医学部卒業してみたら



それはフツーじゃん、


標本をいちいちキモいとか

思うほうがおかしいジャン


という感覚になってしまった。



もちろん、生きた人の組織だから平気とも思わないけど、

遺体を気味が悪いなどとも思わない。


気味が悪い、などというのは失礼に当たるからだ。


亡くなった方や標本にされた組織が不快に思われるとは

考えないけれど、こちら側の意識と誠意の問題で。




ただし、この話を聞いた当時、

現役のぴちぴちなりたて医学生だったころは


確かにSちゃんに共感していた


はずなんだが、



いろいろな実習を経てきた今は


某先生側の感覚に近くなっている。


どちらがありうべき感覚なのか。

それは難しい問題だ…。




今思うのは

…馴れってこわい



ということなのだった。



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医学生ならではのアルバイトというものがあった。


私がやっていた


消化器内科入力バイト


は単純作業で時給880円だったが、

患者さんのデータをPCに打ち込む重要な作業だった。



だが個人情報を打ち込む仕事なため、医学の勉強には

あまりならなかった。



私のような、アホな学生がアホなことを想像したのみに終わった

くわしくはコチラ↓

http://ameblo.jp/joyblog/entry-10000949853.html




もっと重要度が増すと、


ホルター心電図の観察とか。


24時間経過観察の心電図をつけた患者さんのデータに

変化があったら報告するお仕事。


病院に宿泊しなければならないが、平和ならば何事もなく

過ぎるので人気のあったバイトだ。




血液センターで雑用

というのもあった。


要請のあった血液型の血液パックを速攻出救急外来に

届けるお仕事。


男子学生がよく、これをやっていた記憶がある。




もうちょっとアカデミックで優雅な(?)アルバイトもあった。


それは



病理学の研究手伝い




上の先生が指示したとおりに実験を行い、

経過と結果を記録するというアルバイト。



私はやったことがないのでお給金がいくらかは知らないが、


実験というのは


手順どおりにやっているつもりでも

思うような値が出ない…


なんてのはザラなので、


私はやる気がしなかったアルバイトである。






それをやっていたSちゃんから聞いた恐怖体験




Sちゃんはバイトの合間に、ランチを買いに生協へ行った。


病院構内に生協があるので、5分もかからない。




病理学教室に戻ると、

Sちゃんの雇い主であるところの某先生



お食事中




ご自分のデスクで

サンドイッチを召し上がっていた。



ただし、


デスクの上にはびんが乗っていた。



Sちゃんは目を疑った。



そのびんは、けっして某先生のドリンクではなかった。





それは…(明日につづく)