まさし特派員の世界一周だより

人文系旅ブログ。自称特派員という無職に就職した僕が、世界の情報を書くという設定です。最近は世界の墓場がマイブーム。


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飛田新地というところはあいりんと同じ西成にあって、歩いてすぐ隣のエリアである。
なんでも、昔ながらの遊郭の雰囲気を残す地区ということで、今となって珍しい場所だそうだ。
ディープな大阪観光を目的に来たので、行かないわけは行かないのだった。




あいりんと飛田新地の中間にある、動物園前一番街商店街。
シャッターが閉まっているのはまだ早朝だからで、昼間はもう少し賑わいがあるけれども、まるで昭和から時が止まったかのような商店街だ。
最近はこうした商店街にもチェーン店が珍しくないけれど、ここではまったく、コンビニ一軒も見当たらなかった。
強いて言えば、スーパー玉出があるくらい。笑
あいりんといい、飛田新地といい、この商店街といい、西成には良くも悪くも、変化を拒む何かがあるのかもしれない。



山王市場通商店街。
ここも似たような雰囲気。



商店街にあった劇場。
ほんとに昭和から時間が止まってます。



そしてここが飛田新地である。
朝なのでまだ営業していない。
営業が始まるのは午後一時からで、それ以降は写真撮影禁止になる。写真撮影しようとすると、怖い人がやって来るらしいから要注意。



営業後の夜にもう一度行ってみたのだけど、異界に迷い込んだような感じに驚いた。
この道の両脇にある、「夢想」とか「妃亜羅」と名付けられた、暗がりにボウっと明かりの灯る料亭(という名目だけども、やることは一つ)に、街なかで見かけたら思わず振り返ってしまうほどの美女がずらりと並んでいるのである。その隣には、呼び込みを担当するおばさん。
道を歩くと、その両脇にある美女が微笑み、手を振ってくる。そして「オニイサーンええ子やで、遊んできいや〜」と声をかけてくる呼び込みおばさん。



一通り飛田新地を一周してみたけれども、美女ばかりがずらりと並んでいる壮観と、趣のある同じ造りの和風な建物が並ぶ非現実感が物凄くて、まるで夢を見ているような心地だった。
最初から最後までキツネに化かされていたと言われても納得出来るような、妖しい雰囲気が立ち込めていた。
女性の年齢層は若いのが大半だったけれども、30,40代、見た中で一番上で、なんと60代くらいの人もいた。



ここはまさに異界なのだけど、別に塀で仕切られ周囲と隔絶された地区では無くて、誰でも通れる公道で、公然の白日のもとに行われていることに驚く。
と言っても道を歩いているのは男ばかりで、誰もが通れるといっても、誰もが通っているわけではないのだ。
あいりんのことを僕は、見えない壁で仕切られたゲットーだと言ったけれども、ここ飛田新地も、明らかに見えない壁で仕切られていて、周囲とは隔絶されていた。
東京にはここまで隔絶した場所はないので、驚いたし面白く思った。



飛田新地料理組合。
この一帯にあるのは風俗店ではなく、あくまで料亭という建前で、女性は女中という「設定」。
そこにやってきた客と偶然恋をして…というシチュエーションなわけだが、警察は当然ここでなにが行われているか知っているのだけども、あえて見てみぬふりをしているのだそうだ。
大阪には新地と言われる場所が、ここ飛田新地含めて五つあるらしく、逆に普通の風俗店というのがないらしい。こういうところも大阪ならではというところかもしれない。



それにしても、全国至るところにある風俗店街と比べると、ここ飛田新地の趣深さは出色だと思った。
例えば、僕の住む蕨の隣の、埼玉の「性都」西川口のお下劣さ加減に比べると、ここ飛田新地の、なんと風情があることか。
語弊を恐れずにいえば、ここには、江戸の昔から培われてきた遊郭という「文化」が未だ失われていないと感じた。



これはどっちの募集かな、呼びこみおばちゃんのほうだよね。笑



夜の通天閣。
梅田から夜行バスに乗り東京に帰った。




大阪は、箕面というところに四歳まで住んでいたけれど、流石にこんな場所に行ったことはなかったので、こんな街だったのかと新しい発見があったし、かなりのカルチャーショックがあって面白かった。



また機会があれば訪れてみたいと思う。何と言っても安く行けるし、あいりんの宿は日本一安くて快適なのだから。笑

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