中央ヨーロッパ 現在進行形ミュージックシーン・ディスクガイド (ポーランド、チェコ、スロヴァキ.../オラシオ
¥2,700
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ポーランド音楽ライターのわたくしオラシオがはじめて監修した中欧音楽現代シーンをご紹介するディスクガイドが11/21に発売されます。
1990年代以降のポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの音楽をジャンルレスに紹介しています。
本書の特徴は4つあります。
1.ジャンルや国、年代で分けない独特の章設定
2.音楽以外の各国カルチャーについて書かれたコラム
3.名前の読み方や現地ウェブショップでの購入方法などハウツーコーナー
4.豪華執筆陣
レヴュー:吉本秀純、DJ Shhhhh、パウラ、及川景子、岡崎凛、行川和彦、祖父尼淳、ペトル・ホリーの各氏+オラシオ
コラム:東孝江、木村英明、久掘由衣、遠山純生、塚本雅彦、ペトル・ホリーの各氏

中欧の現代の音楽シーンに的をしぼって紹介するという世界初のコンセプトを持つディスク・ガイドです。
これまでこの中欧4ヶ国の音楽は、とにかく「興味があるのだけれど情報が少な過ぎる、どうやって入っていったらいいか分からない、名前が難しい」という声が多かったのですが、本書はおそらくそれらのご要望すべてに対応できる内容です。
また、字の大きさやデザインなど、読みやすさにもこだわっています。
とは言うものの、各執筆者の独自の視点によるアルバムセレクトや個性がにじみ出た文体などなど、評論や現地リポートとはまた違った面白さ・楽しさに満ちたレヴューもじっくりお楽しみいただけると思います。

出版社はDU BOOKS。ブックデザインは川畑あずささん。
乞うご期待!
 

 

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JOANNADUDA

モヒカン頭がトレードマークのポーランドの女性ピアニストJOANNA DUDA ヨアンナ・ドゥダの目下のところ唯一のリーダーアルバムをご紹介します。
今回本作を紹介するのには2つ理由があります。
まず、彼女は7月にポーランドのコンテンポラリーダンスユニットの音楽制作+ピアノ生演奏者として来日します(詳細下記)。
そしてもう一つの理由は、このアルバムの音楽が、今のポーランドのジャズ事情をとてもよく表しているように思えるからです。
とりあえず、初のリーダー作なのに「ザ・ベスト・オブ」というタイトルをつける不敵なんだかお茶目なんだかわからないセンスも、彼女の持ち味の一つなのだということは最初に書いておきましょう。

最近「今のポーランドのジャズって若い人に人気あるんですか? どんな感じの音楽なんですか?」と訊かれることが増えています。
メインストリームなジャズサウンドについては、若者へのアピール度はどの国も似たり寄ったりだと思いますが、近年のジャズは、アメリカだけでなくポーランドにおいても、ヒップホップやエレクトロニカ、ダブなどなど、若者にとって等身大の音楽に急接近しているのです。
こうした現状のバックグラウンドとして、ポーランドが90年代前半に社会主義から資本主義へと体制変換した時の、猛る若者たちのエネルギーの象徴のような存在だったYASS ヤス(ジャズやパンク、ロック、前衛音楽などがミックスされた現代ポーランド独自のジャズ)というのがあるのですが、それはまた別の話。
そのYASSの台頭で産声をあげたグループの中に、何度も来日し、ポーランドの若い世代にも絶大な支持を得ているPINK FREUD ピンク・フロイトがあり、ヨアンナはそのリーダーWOJTEK MAZOLEWSKI ヴォイテク・マゾレフスキの別名義のクィンテットのピアニストでもあるのです。
そのヴォイテクのクィンテットでは本格的で豪快なピアノ演奏でアンサンブルを盛り立てているのですが、今のポーランドシーンでは、そうした「フィジカルな実力」を見せる方向性はメインストリームと言うよりはすでに「多くの流れのうちの一つ」のような感じになってきています。
そこで、この『ザ・ベスト・オブ』が今のシーンを知るのに非常に有効になってくるのです。
タイトル通り、これまでのヨアンナが手がけてきた様々な音楽のショウケースなのですが、クラシックの正統な教育を受け、ピアニストとしてヴァーチュオーゾであるにもかかわらず、プレイヤーとしての自分の資質を半ば放棄したような、エレクトロニカっぽかったり、クリス・デイヴっぽいポリリズミックなドラミングとヘロヘロしたチープな打ち込みが拮抗するナンバーなどがずらりと並んでいます。
また、キッチュなレトロ感覚がたっぷりの音作りに、この国独特の感性も感じます。
もちろん、ピアニストとしてのヨアンナもここにはいるのですが、ヴォイテクのバンドの時とは大違いでシンプルでちょっとチープな感じの演奏をループさせてずらして重ねたり、モーリス・ラヴェルの作品をジャンクなフィーリングでもうひとりのピアニストとデュオったり。
ピンクのヴォイテクやTOMASZ DUDA トマシュ・ドゥダ、何度か来日もし、内橋和久も大絶賛する天才ドラマーJERZY ROGIEWICZ イェジ・ロギェヴィチも参加し、独特のユニジャンルな音楽の成立に力を貸しています。
そこには、クラシックやジャズマナーの中でどこまでいけるかという視点からかなり大きくアングルがずれた、斜に構えた視線と、その批判精神を今の時代のポップさにまとめあげるクレヴァーなセンスの両方がたっぷりと感じられます。
特に、ポーランドのクリス・デイヴ、JANEK MLYNARSKI ヤネク・ムウィナルスキとのデュオユニット「J=J」は飛び抜けてぶっ飛んでてカッコいいです。
(J=Jにはすでに『2013 EP』というミニアルバムがあります。ヤバイです)
自身を育んできたジャズやクラシックの音楽家という軸をあくまで持ちながら、見境がないとすら言いたくなるくらいの節操なさで様々なジャンルを横断し、しかも自分の軸がなければ絶対に成立しないポップな音楽を、彼女ら最先端のポーランドジャズミュージシャンが多数作っているというのが今のこの国のシーンの特色と言えます。
ピアニストしてのまともな演奏は一切入っていない本作にも、超一流の器楽奏者としての鋭い「音響」への感性がしっかりと反映されているのも重要なポイントです。
と言うわけで、このアルバム、彼女自身の現時点でのベストであると共に、ある意味ポーランド音楽の最先端シーンのベストとも言えそうな、独特かつ非常に幅広いサウンドが詰まっています。
おすすめです。

と、こんな才人ヨアンナの、さらに別の顔。シリアスなコンポーザーとしての側面は、来月の来日公演で直に体験することが出来ますよ!
詳しくは下のリンクで!
第11回 シアターX(カイ)国際舞台芸術際2014「AMAREYA THEATRE」公演について

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http://www.empik.com/inside-city-slawek-dudar-quartet,p1087769352,muzyka-p

(LUNA MUSIC / CD337)

近年、ジャズとヒップホップやドラムンベースとの接近が様々なところでトピックとなっていますが、それはそれらの音楽の本場アメリカだけでなく、ヨーロッパも例外ではありません。
そんな中でもポーランドは、それらの融合が最もはかられてきた国でないかと思います。
今回はそうしたムーヴメントの中から一枚をご紹介。
比較的中堅?のサックス奏者スワヴェク・ドゥダルのセカンドアルバム『INSIDE CITY インサイド・シティ』です。

オープニングのタイトル曲からドラムンベースやメタリックでミニマルなロックのグルーヴを大胆に導入した曲調で「今の音楽」感が充満しています。
ゲスト参加のアルトゥル・レシツキ ARTUR LESICKIのギンギンギターも効いていますね。
リーダーのドゥダルのサックスは往年のフュージョンの大物プレイヤーを思わせる、きらびやかな張りを持った音色なので、曲によってはメロウでアーバンなサウンドに「あの時代の懐かしさ」のようなものを感じてしまう人もいるかも知れません。

最初に、ヒップホップやドラムンとの融合が近年盛んであると書きましたが、それだけではなく、その中にそれぞれの国の「民俗性」のようなものをさらに盛り込んでいるものが最先端になっているような気もします。
ロバート・グラスパー ROBERT GLASPERしかり、ティグラン TIGRANしかり。
そういう意味では、ポーランドの場合はピンク・フロイト PINK FREUDなんかがそうした「理想形」に最も近いでしょうか。

その意味で行くと、このアルバムはタイトル通り都会的な音楽で、一聴しても「ポーランドらしさ」を感じないという人も多いかも。
ですが、そこは随所にメランコリックな叙情を振りまくロベルト・ヤルムジェク ROBERT JARMUZEKのピアノに注目。
彼の繰り出すハーモニーには、古くからのポーランドジャズ特有の響きが隠し味としてひそんでいます。

ドゥダル自身の音楽は、さらっとしたタッチのサウンドと大掛かりではないものの気配りの行き届いたアレンジングが魅力だと思うのですが、それともう一つ、ピアニストの使い方がうまい。
アコースティックな方向性だったファースト『BRAND NEW WORLD ブランド・ニュー・ワールド』(LUNA MUSIC / LUNCD195)でも、グジェゴシュ・ウルバン GRZEGORZ URBANが演奏にアレンジにと大活躍でした。
特に、ウルバン編曲による「ラウンド・ミッドナイト」は従来の同曲のアレンジの路線を覆す「夜明けへの序章」のようなイメージを押し出したもので、出色でした。

本作に話を戻しますと、とにかく定評のあるポーランドプレイヤーらしいバリバリと切れまくるトーンで細かいフレイジングをものともせず吹き倒すドゥダル自身の演奏と、ビシビシ繰り出される鋭くとんがったリズムフィギュア、そして圧倒的に「現代」を感じさせる空気感とがタイトに絡まりあい、これもまた従来の暗く重いポーランドのイメージを覆すであろう洗練されたカッコイイサウンドになっています。
ポーランドがどうとかより、現代ジャズの佳作として、オススメです。
「今のジャズ」はなんかリズムの立ち方が違うんですよね。
本作を聴いても、一昔前の「リズムが立ってるジャズ」とグルーヴの触感、肌触りが全然違うのを感じることと思います。
ちなみに、ラストナンバー「EST」は現代ジャズを切り拓いたイコン的アーティストの一つ、エスビョルン・スヴェンソン・トリオ ESBJORN SVENSSON TRIOに捧げられています。
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毎年暮れには「今年のマイベスト」投稿がネットワールドを賑わしますね。
私もご他聞に漏れず挙げてみようと思います。
基本的に順不同ですが、ベストワンだけはとにかく自分としてはぶっちぎりのものだったので、それをまず挙げます。

VESNA / BABOOSHKI

今年の、と言うかここ数年のベストと言ってもいいくらいに気に入っています。ポーランドとウクライナの民謡をヴォーカルジャズにアレンジした作品で、両国から一人ずつ女性ヴォーカルが参加していて、その彼女らがリーダーです。アレンジが素晴らしいとか色々音楽的にも触れるべきところはたくさんあるのですが、何と言ってもポップなのが良いです。BABOOSHKIはこれがセカンドなのですが、一枚目もまあまあでしたが本作でほんと化けました。
参考音源ようつべにあがってますので、試しに聴いてみて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=Xbvfzi5AoDk

それでは以下9枚どうぞ。
例によって年の後半はやるべきイヴェントなどが目白押しだったので、CDの購入がほとんど出来ず、不完全な「年間ベスト」です。
青は新作、赤は発掘音源系。
うーむ、われながら今年はかなり聴いていないですね・・・・

シマノフスキ SZYMANOWSKI / RGG(チェシチ!レコーズ)
MOMENTS / SLAWEK JASKULKE
NEAR A FOREST / POLISH JAZZ QUARTET
KOMEDA / OBARA INTERNATIONAL
JAZZ I ORKIESTRA / MICHAL WROBLEWSKI
ARYTHMIC PERFECTION VOL.1 - RITE OF SPRING VARIATION / JERZY MAZZOLL & TOMASZ SROCZYNSKI
ETHNO UGOR - JEDNA EUROPA WIELE KULTUR 2 / MERCEDES PEON,WARSAW VILLAGE BAND,AIRTIST & PABLOPAVO I PRACZAS


POLISH RADIO JAZZ ARCHIVES VOL.5 / ANDRZEJ TRZASKOWSKI
ROAD TAPES #2 VENUE / FRANK ZAPPA & MOTHERS

PMF 
今ポラ表 
今ポラ裏 

(↑の画像3枚のうち下2枚は「今ポラ」のオフィシャルフライヤーです。
わたくしオラシオがリード文と来日メンバーのプロフィールを書いております。
お手に取る機会がございましたら、どうぞ熟読して下さいませ!)


 
協力:Adam Mickiewicz Institute アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート

ポーランド発の、素晴らしい音楽イヴェントが10月下旬に行われますのでご紹介致します!
主催者の内橋和久さんより直接ご依頼をいただき、このプロジェクトに少し関わることになりました。
音楽先進国ポーランドからインプロ/オルタナ系の優れた演奏家を大挙呼び寄せ、日本勢と様々な組み合わせで即興演奏を展開するという実に実に刺激的で「未知のものに踏み込む楽しさ」に満ちたライヴプロジェクト「今ポーランドがおもしろい#2」。
01年に初めてポーランドで演奏した内橋さんは以後積極的にこの国のジャズシーンに関わって行くことになり、現地のミュージシャンとの共演盤などもあります。
2011年に行われた#1に続いて、2年ぶりの再開で、さらにスケールアップしています!

10/23-24新宿、10/26大阪、10/27京都での公演が予定されています。
日本勢はそれぞれの日でメンバーが変わります。
ライヴインフォは情報入り次第その都度付け加えて行きます。
オラシオもこの素晴らしいプロジェクトに便乗してCDコンサートのようなイヴェントをやるかも知れません。
その時はよろしくお願いします。

9/30追記
ジャズ批評サイト「JAZZ TOKYO」にジャズ評論家横井一江氏による内橋和久インタヴューが掲載されました。
話題はもちろん今回の「今ポラ」や彼の目から見た、ポーランドの音楽シーンの生の姿です。
今ポラへのワクワクをふくらまされるのはもちろんのこと、貴重なポーランドシーンのありようが語られた大変に興味深い内容となっていますので、ぜひご覧ください。

http://www.jazztokyo.com/interview/interview120.html

新宿公演 10/23-24

ポーランド勢

Jurek Rogiewicz ユレク・ロギェヴィッチ
& Piotr Domagalski ピョトル・ドマガルスキ


近藤等則と共演したショパンの「練習曲集」のヴァリエイション『Chopin Shuffle』で知られ、来日経験もあるピアノトリオLevityのリズムセクション。フラミンゴジャケのファーストは正統派ピアノトリオファンに人気が高い。
Jerzy Mazzoll イェジー・マゾル(cl,bcl)
90年代初頭、民主化直後のポーランドジャズシーンを華やかに彩ったミクスチュアジャズYassの中心人物であり、ヒーローの一人。長期間沈黙を続けていましたが、昨年から怒涛のリリースラッシュで見事復活!最新作はヴァイオリンのTomasz Sroczyński トマシュ・ストロチンスキと組んだストラヴィンスキー「春の祭典」のカヴァー『Rite of Spring Variation』。
Wacław Zimpel ヴァツワフ・ジンペル(cl,acl)
Mazzoll2世とも言えそうなヴァーサタイルで多才なクラリネット奏者。この人もご他聞に漏れずアルバムや参加プロジェクトが数多いワーカホリック。最新作はメインストリーム系のバンドSoundcheckのピアニストKrzysztof Dys クシシュトフ・ディスを迎えた『Stone Fog』。
Michał Górczyński ミハウ・グルチンスキ(cl,bcl)
クラシックレーベルDUXからバスクラ協奏曲の録音もリリースしている、超絶技巧の若手。他にも、ヒューマンビートボックスとのデュオユニットZooPlanや本プロジェクトの主催者内橋とのウィーンデュオライヴアルバムなど。
DJ Lenar DJレナル(turntable)
先鋭的なミックスセンスで高い評価を集めているターンテーブルの鬼才。アンビエントな居心地の良い音空間の中にざらついた違和感に満ちたノイズをひそませる手腕に、甘美な官能を刺激されること請け合い。ギタリストのRaphael Roginski ラファエル・ロギンスキとのデュオユニットSisters『The Mono』がオススメ。
Maciej Obara マチェイ・オバラ(as)
9月の東京ジャズ2013に、ポーランドの伝説的ジャズ作曲家Krzysztof Komeda クシシュトフ・コメダのカヴァープロジェクトObara Internationalで来日公演する現代ポーランドのアルトサックスを牽引する鬼才。Tomasz Stanko トマシュ・スタンコのユニットTerminal 7などにも参加し、次世代のスターとしての評価が確実に高まって来ている有望株。新設レーベルFor Tuneよりリリースされた上記Obara International名義の『Komeda』が最新作。
Dagna Sadkowska ダグナ・サトコフスカ(vln)
先鋭的なプログラムで知られる現代音楽クァルテットKwartludiumのメンバーの女性ヴァイオリニスト。最新作はライヴ音源も併録した同ユニットの『Kwartuludium & Scanner』(DUX)。

日本勢

23日「ちょっとエレクトリック・ナイト」
芳垣安洋(ds)
坪口昌恭(electric modified piano)
広瀬淳二(sax)
カール・ストーン(laptop)
吉田達也(ds)
内橋和久(eg,daxophone)


24日「かなりアコースティック・ナイト」
梅津和時(cl,sax)
坂田明(cl,sax)
八木美知依(箏)
高良久美子(vib)
田中徳崇(ds)
内橋和久(eg,daxophone)

料金は各日前売り3500円/当日4000円・両日通し前売り6500円/当日7000円
また23日の15時から(14時半開場)昼の部で内橋&グルチンスキのデュオライヴ(2500円・夜の部チケット持参の場合は500円引き)も行われます。
新宿ピットインのオフィシャルページはコチラ → http://www.pit-inn.com/topics_j.html

大阪公演 10/26

ポーランド勢
上記8人全員!

日本勢
内橋和久(eg,daxophone)
稲田誠(eb.wb)
半野田拓(?)
木村文彦(perc)

コーポ北加賀屋 http://coop-kitakagaya.blogspot.jp/
開場 19:00/ 開演 19:30/
料金3000円
〒559-0011
大阪市住之江区北加賀屋5-4-12

京都公演 10/27

ポーランド勢
Piotr Domagalski(wb.eb)
Waclaw Zimpel(a-cl)
Maciej Obara(as)


日本勢
内橋和久(eg,daxophone,etc)
中村哲也(eg,etc)
吉濱翔(laptop)

Zac Baran http://www.zacbaran.net/about.html
〒606-8392 京都府京都市左京区聖護院山王町18  メタボ岡崎B1F
開場19:00/開演19:30/料金2500円

ジャズの「一般離れ」がささやかれて久しいですよね。
でも、世界トップクラスの音楽先進国ポーランドでは、ジャズは若者にもとても人気があり、毎日のようにジャズの番組がテレビで放映され、数々のジャズフェスが開催されており、少なくともこの日本よりはるかに愛されている音楽だと言えるでしょう。
そうした音楽環境の立役者の最たるものが、来月前半に3度目の来日を果たすバンドPink Freud ピンク・フロイトです!
くれぐれもご注意、イギリスの名プログレバンドPink Floyd ピンク・フロイドではないですよ♪
ジャズにパンクやエレクトロニカ、ロック、ファンク、民俗音楽などの色んな要素をぶち込んでグイグイ腰に来るビートとポップなメロディ、恐ろしく複雑な曲構成をハピネスに満ちたパフォーマンスで駆け抜けるこのバンドは、若者に圧倒的な人気を誇り、ジャズ大国ポーランドの中でも非常に高い評価も得ている稀有なバンドなのです。
私は、「ジャズが非ジャズリスナーに聴かれるということ」のある種の理想を体現したのがこのバンドだと思っています。

Pink Freudについてはホームページもあります↓
http://www.pinkfreud.art.pl/

彼らについては、他にも詳しくご紹介下さっているブログがありますので、そちらもどうぞ!
Muzyka Polska ~ポーランド音楽が好き~
http://muzykapolskamuzyka.blogspot.jp/2013/08/pink-freud.html
http://muzykapolskamuzyka.blogspot.jp/2013/09/pink-freud.html

とにかく楽しいんだな、彼らのライヴは。
今回のライヴスケジュールは下記の通り。
それぞれリンク先でご覧ください。

10/9 Japoland Groove at 代官山UNIT
http://www.unit-tokyo.com/schedule/2013/10/09/131009_pinkfreud.php

10/10 Heavy International at 渋谷nest
http://shibuya-o.com/nest/2013/10

10/12 at 原宿ngorongoro
http://www.ngorongoro.jp/


各メンバーについても紹介しておきましょう!

Wojtek Mazolewski ヴォイテク・マゾレフスキ
ベース奏者。ピンクの現リーダー。イケメンかつバカテク、ロックスターのムードを持つ稀有のジャズミュージシャンです。ピンクと並行して自身のクィンテットなど数々のプロジェクトで演奏する超多忙なアーティストでもあります。アメリカでも徐々にベース奏者としての評価が高まってきており、トランペット奏者Dennis Gonzalesとの共演盤なども録音しています。90年代前半から若者を中心に盛り上がったYASSというミクスチュアジャズから育った時代の申し子。

Tomasz Duda トマシュ・ドゥダ
えーと、トメクは残念ながら今回は来日しないようです。が、一応紹介。前衛音楽やエクスペリメンタルなインプロヴィゼイションシーンでも高い評価を得るバリトンサックス&フルート奏者。「そちら系」のアルバムに数多く参加しています。ひたすら明るい若者ノリの他の3人にくらべ、知的で物静かな風貌ですが、アヴァンギャルドな音響を吹きまくりピンクサウンドに独特の毒を加えている、なくてはならない存在なのです。

Adam Milwiw-Baron アダム・ミルヴィフ=バロン
トランペット。お父さんはポーランドジャズシーンのカリスマの一人、サックス奏者のPiotr Baron ピォトル・バロン。ゴリゴリスピリチュアルモードで爆走する父Piotrのバンドと、現代風のサウンドの最先端を走るこのピンクをかけもちし見事にプレイを使い分けている、今のポーランドシーンのキープレイヤーの一人。お話したところでは、お父さんを大変に尊敬しているそうです。

Rafal Klimczuk ラファウ・クリムチュク
ピンクが複雑な曲構成をものともせず、観客をダンサーと化す陽性のグルーヴで突っ走り続けられるのは、このラファウの素晴らしいドラミングがあるからこそ。確かなテクニックを軸に常にロックスピリットに溢れたビートをバンドサウンドに与え続けるところは、イギリスの超絶プログレバンドGentle GiantのドラマーJohn Weathersに似ているかなあ。話してみるとムッチャいい人で、その人柄がプレイに表れているようなドラマーですね。
ポーランドヴォーカル界最高のスターの一人ANNA MARIA JOPEK アンナ・マリア・ヨペクが通算5度目の来日を果たします。
10/5ブルーノート東京で、たった一夜だけのスペシャルライヴを行うのです。
初めての方のために、今回はANNA MARIAを初めとしたバンドメンバー全員の紹介をしたいと思います。
えっと、最初に言っておきます。
今回のコンサートの最大の肝はドラムのスーパーテクニシャンCEZARY KONRAD ツェザルィ・コンラトだと私は思っています。
世界トップクラスのウルトラテクニックと啖呵を切るような壮快かつ豪快なドラミングが持ち味の、ポーランド最強のドラマーなのです。

ブルーノート公演についてはこちら↓
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/anna-maria-jopek/

また、今回プレライヴとして、代官山のレストランAnjinで30分程度のミニライヴとサイン会も行われるそうです。
そちらの情報は↓
http://tsite.jp/daikanyama/event/002406.html


Anna Maria Jopek アンナ・マリア・ヨペク
ヨーロッパのポップスコンペティションEurovisionにデビュー曲「Ale Jestem」で出場を果たし未来を嘱望されるポップスターとしてポーランドシーンに登場しましたがすぐジャズやトラッドを取り込んだ独自のサウンドへと方向転換、同国トップクラスのジャズミュージシャンたちと共演した『Bosa』や2枚組ライヴ『Szeptem』などを発表。現代ジャズ界が生んだ最高のワールドクラス&ジャンルレスアーティストPat Metheny パット・メセニーとの共作『Upojenie』で世界のファンの心を鷲掴みにしました。その後愛知万博で初来日。Branford Marsalis ブランフォード・マルサリス、Richard Bona リチャード・ボナ、Sting スティング、Gonzalo Rubalcaba ゴンサロ・ルバルカバらトップレヴェルの音楽家との共演・録音を重ねる一方で、小曽根真とのコラボ『Haiku』や彼の作品への参加、度々の来日など日本との距離も縮まっています。
代表作は『Farat』『Upojenie』『Polanna』などなど。
ホームページはこちら。日本語版もあるよ↓
http://www.annamariajopek.pl/

ちなみに、彼女の来日については私とは違う角度から詳しく紹介して下さっている方がいらっしゃいますので、併せてお知らせしておきます。この人も凄い人だなあああ~
Muzyka Polska ~ポーランドの音楽が好き~

Krzysztof Herdzin クシシュトフ・ヘルヂン
現代ポーランド最高のピアニスト、作編曲家の一人。ジャズに留まらず、オーケストラ編曲やポップス作品のプロデュースやアレンジ等々、その活動は非常に多岐に渡ります。デビュー作はドラムのJacek Pelc ヤツェク・ペルツの『City Jazz』。ポーランドの生ける伝説Zbigniew Namyslowski ズビグニェフ・ナミスウォフスキのバンド卒業生。マルチプレイヤーとしても桁外れの才能を持ち、Jopekのライヴでも民俗楽器の笛やパーカッション、ユーモラスなスキャットなどもこなし観客を楽しませてくれる真の天才です。
代表作はポーランドの映画やドラマの名曲をカヴァーした『Seriale,Seriale』やCezaryとの壮絶なバトルを演じた『Live in Tygmont』。
ホームページはこちら↓
http://www.herdzin.com.pl/

Marek Mapiorkowski マレク・ナピゥルコフスキ
ポーランドのギタリストの中でも特に評価の高い素晴らしいテクニシャン。親しみ深い風貌とちょっぴりユーモラスな足バタバタダンスから繰り広げられるマジカルで超絶技巧のフレージングにはきっと圧倒されるはず。トータルなサウンドヴィジョンと飛翔感を併せ持ったリーダー作『Nap』『Wolno』は共に国内で多数の賞に輝いた名作。以前Jopekバンドのコーラス担当だった美貌のシンガーDorota Miskiewicz ドロタ・ミシキェヴィチが彼の多重録音ギターとほとんど二人だけで作り上げた『Ale』も素晴らしい作品となっています。Cezary,KubiszynとのハードフュージョントリオKonKubiNapのライヴ盤もオススメ。
ホームページはこちら↓
http://www.mareknapiorkowski.com/

Robert Kubiszyn ロベルト・クビシン
物静かで知的なナイスガイにして、現代ポーランド最高の両刀ベース奏者の称号を欲しいままにする天才ミュージシャン。ベースソロによる美しいイントロから壮大なサウンドスペクタクルが広がって行く唯一のリーダー作『Before Sunrise』を初め、近年の国内の重要作にはほぼ全て参加しているようなモンスタープレイヤーです。鋭敏な耳と正確無比なフィンガリング、ポーランド人らしい躍動するリズムセンスを併せ持つその天才ぶりが買われ、Clarence Penn クラレンス・ペンらを擁したハーモニカ奏者Gregoire Maretのヨーロッパツアーバンドの正式メンバーに抜擢、Maretのアルバムにも一曲参加しています。
ホームページはこちら↓
http://www.robertkubiszyn.com/

Cezary Konrad ツェザルィ・コンラト
おそらくポーランドジャズ史上最高最強のドラマー。Vinnie ColaiutaとBilly Cobhamを足して2で割るのではなくかけたかのようなポリリズミックで変態的超絶テクニック、サウンドに喧嘩を売っているかのような猛烈なダイナミクスを突きつける独自のスタイルで、間違いなくドラムシーンで世界最先端を進むスーパープレイヤー。スタジオミュージシャンとしても引っ張りだこで、非常に数多くの名盤に参加しています。絶対に絶対に生で聴くべき!
ホームページはこちら↓
http://www.cezarykonrad.com/

Piotr Nazaruk ピォトル・ナザルク
固い結束を誇るJopek人脈の中でも古くから彼女を支えて来たサポートメンバー。優しい声質のヴォーカルに加え、フルートや弦楽器など巧みなマルチプレイでサウンドを彩ってくれます。Pat Metheny BandにおけるPedro Aznar ペドロ・アズナールみたいな重要な存在だと思って下さい。


さてさて、見に行きたくなりましたか?
私見では、Jopekは「セクシー」や「幻想的」ではなく大変にエモーショナルなシンガーだと思っています。
そして、自国の伝統音楽や母語をとりわけ大事にしていることにも注目です。
近年、自国のものであれ他国のものであれ、伝統音楽の要素を濃厚に、かつ非常に洗練された形でアップ・トゥ・デイトさせた音楽が躍進していますが、彼女の音楽もその波の中に含まれるべきものだと思います。
個人的にはMaria Schneider マリア・シュナイダーとの共演盤を作って欲しいのですが・・・。
彼女のサウンドは、それくらい「汎世界音楽」となり得る不思議な魅力に満ちています。
そんな彼女の「エモーショナル」さはきっとライヴでないと伝わりません。
とにかく巣晴らしい音楽が聴きたい方は、ぜひぜひお越し下さい。
10月1日にヤマハ銀座スタジオでピアニストのクリヤマコトが、ポーランド最高のトランペッターの一人Piotr Wojtasik ピォトル・ヴォイタシクと新鋭サックス奏者のSylwester Ostrowski スィルヴェステル・オストロフスキ(シルヴェスター・オストロフスキー)、アメリカのファーストコールの一人Essiet Okon Essiet エシエット・オコン・エシエットらを擁したクィンテット+ゲスト・ヴォーカリストに今話題のギラ・ジルカを迎えたスペシャル・プロジェクトでのライヴ「Just Music」を行います。
詳しくは↓のリンクでどうぞ!

http://www.yamaha.co.jp/yamahaginza/studio/eventdetail_8105.html

さて、このメンバーの中で、日本のファンに一番知られていないのはポーランドの二人であろうことは悲しいかな想像がつきます。
なので聴きに行きたいと思う方を増やすため、彼らのことを簡単に紹介させていただきます。

Piotr Wojtasik ピォトル・ヴォイタシク
Tomasz Stanko トマシュ・スタンコを継ぐ、現代ポーランドシーン最高のスターの一人。後にPower Bros.というレーベルを立ち上げるフルート奏者Krzysztof Popek クシシュトフ・ポペク率いるビッグバンドYoung Powerでデビューを飾り、Wojciech & Jacek ヴォイチェフ&ヤツェクのNiedziela ニェヂェラ兄弟とのバンドNew Presentationを経て、Power Bros.やPoloniaレーベルからリーダーアルバムを連発、巨匠たちの作品も含めた数々の名作に参加。今ポーランドでトランペットと言えばこの人!というくらいのビッグネームです。
代表作は現代音楽的室内楽編成と多国籍ジャズコンボによる『Circle』、Poloniaからの若さ溢れる疾走感抜群の『Piotr Wojtasik』、Dave LiebmanらジャズVIPたちとの共演を果たした『Hope』など。
参加作の多くの情報が見られるPower Bros.なんぞどうぞ。
http://www.powerbros.com.pl/wojtasik_dg.html

Sylwester Ostrowski スィルヴェステル・オストロフスキ
今年、Wojtasikも関わっているSo Jazzレーベルからセカンド『Don't Explain』を発表した新鋭サックス奏者(ちなみに同作のドラマーは今回のJust Musicに参加するNewman T.Bakerです)。デビュー作はやはりSo Jazzからで、同じメンバーによる『When The Groove Is Low』。器用さに走らないファットなトーンを維持しながらも的確なテクニックで極上のフレーズを次々と紡ぎ出す才能溢れるサックスが魅力です。
So Jazzについてのページなどもどうぞ↓
http://www.jazz.szczecin.pl/index.php?option=com_content&view=category&layout=blog&id=43&Itemid=50

クリヤマコトとWojtasik,Ostrowski,Essiet,Bakerによるクィンテットはすでにポーランドでの演奏も数回行い、今年の冬にはワルシャワに凱旋(?)予定だそうです。
また、演奏活動もさらに継続して行われるということですので、アルバム録音もあながち夢じゃないかも知れませんね。

10月1日、興味のある方はぜひぜひ!

空前のヘンテコ企画「アラウンド・コメダ」、大盛況のうちに終了しました。
「ポーランド」で「コメダ」で「しかもコメダの曲はかけないんだぜ」というひねりにひねりまくったコンセプトだったのに、たくさんの方に来ていただけました。
当イベントのコンセプトは「ポーランドの伝説的ジャズミュージシャン、クシシュトフ・コメダの影響の大きさや人脈の大きさを測るべく、実際に共演した人たちの音楽がいかに凄いか/変かというのを聴いて楽しむ」というものです。
http://www.letabou.jp/workshop/20130807.html
基本的には一月に同店で行ったコメダオンリーのリスニングイベントの続編なのですが、自分としては、そういう大文字の「コンセプト」より、ただただコメダをダシにしてポーランドの個性豊かなアーティストたちの音楽を楽しんでいただきたかったという目論みもありました。
当日の模様を早速レヴューして下さった方もいらっしゃいます。
併せてお楽しみください。
http://ameblo.jp/le-tabou/entry-11590090309.html
http://d.hatena.ne.jp/lysis/touch/20130808/p1


それでは当日かけた曲をリストアップしておきます。


開演前
JAZZ I ORKIESTRA / MICHAL WROBLEWSKI TRIO
MOMENTS / SLAWEK JASKULKE
VESNA / BABOOSHKI

最近のイチオシものをLE TABOUさんの素晴らしい音響で勝手に楽しんでました!特に3枚目は私の今年ぶっちぎりの推薦盤です。これからも色んなところでプッシュして行きますよ~!

第一部
STAWKA WIEKSZA NIZ ZYCIE
SWINGING SAMBA / JERZY DUDUS MATUSZKIEWICZ

ポーランドジャズ界最初の大スター、コメダの先輩によるレアなサントラ集とSWINGTET時代の音源集より
TREFFUNG S-BAHN
RAJD SAFARI / JERZY MILIAN

ポーランドのマレットゴッド、イェジィ・ミリァンのクラブリスナー狂喜乱舞的チューンを2発。それぞれ『WHEN WHERE WHY』『ASHKHABAD GIRL』より
GOOD TIMES,BAD TIMES / CZESLAW BARTKOWSKI w. JAN PTASZYN WROBLEWSKI
ドラマーリーダー作史上最高の名盤の一つ『DRUM'S DREAM』より、初期のコメダバンドの同僚ヤン・プタシン率いるビッグバンド付ジャズロックを
STRETCH / MICHAL URBANIAK
言わずと知れた『FUSION III』からだぜ!この時初顔合わせのガッド&アンソニー・ジャクソンのリズムもキレ倒し!
NIE MNEJ NIZ 5%
BOP-BEREK / ZBIGNIEW NAMYSLOWSKI

私の「恩人」ナミさんの『WINOBRANIE』『DANCES』から
CZATOWNIK / TOMASZ STANKO
コメダに捧げた『MUSIK FOR K』から
DO DZIEWKI / WANDA WARSKA
「BALLET ETUDES」で共演したポーランド最高の女性歌手ヴァンダ・ヴァルスカの10枚組ボックスセットより。「ニューヨークのため息」ならぬ「ワルシャワのため息」ですな~
TORPEDO / NOVI SINGERS
同タイトルアルバムより。ちなみにイベントでは言及しませんでしたが、ギターを弾いているのはMICHAL URBANIAKなんです(笑)。何でもやりよるな。

第二部
WHAT? / BERNT ROSENGREN(SWEDEN)
コメダの「モダンジャズモード」時の斬り込み体調ローゼングレン、近年のアルバム『PLAYS SWEDISH COMPOSITIONS』より
THE OPENER / EJE THELIN(SWEDEN)
ご存知最強トロンボニストの一人。そんな彼のキャリア中最もよく知られる『AT THE GERMAN JAZZ FESTIVAL 1964』より
B'S WALTZ / BENT JADIG(BELGIUM)
とうとうCD化されたベント・イェーディクのあの名盤『DANISH JAZZMAN 1967』より、あのメトロノーム超弩級レア盤『BALLET ETUDES』に参加したALAN BOTCHINSKYのプレイを。
DRIP-DRY / CODONA(AMERICA & BRASIL)
ドン・チェリーのボーダーレス性を最も体現したユニットだったかも知れないコドナの2枚目より。
DANCE FOR VICTOR / PHILIP CATHERINE(HOLLAND)
この曲は急遽予定を変えて、参考アルバムとして持って来ていた『TRANSPARENCE』より。本当はチェット・ベイカーとのIGLOO盤トリオから「CRYSTAL BELLS」をかけるつもりでした
CINQ HOPS / JACQUES THOLLOT(FRANCE)
仏ジャズ界の帝王FRANCOIS JEANNEAUも参加したアヴァンな同タイトル名盤より
PASTOR / MICHEL PORTAL(FRANCE)
ヨーロッパジャズ界になくてはならない存在だったあのJEAN-FRANCOIS JENNY-CLARKなくしてはありえない、仏ジャズもう一人の帝王ミシェル・ポルタルの名曲。デイヴ・リーブマンやデジョネット、ミノ・シネルが参加したライヴ『MEN'S LAND』より
KARATE / CHRISTIANE LEGRAND TRIO(FRANCE)
ドン・チェリー以降ここまでは全部イェジィ・スコリモフスキのベルギー撮影作品『LE DEPART 出発』の参加メンバーです。どんだけ豪華やねん。これは89年録音の『NUL NE SAIT』からあのエグベルト・ジスモンチ曲を。
LAST TANGO IN PARIS : TANGO / GATO BARBIERI(ARGENTINA)
そしてこのガトー・バルビエリも『出発』組。コメダのもとでサントラ録音に参加したことでサントラの何たるかを学んでこの傑作につなげたのではないか?
THEME FROM FRENCH CONNECTION / DON ELLIS(AMERICA)
そして刑事映画の傑作『フレンチ・コネクション』の仕事でアカデミーの映画音楽作曲部門を制したこのドン・エリスはコメダと『ローズマリーの赤ちゃん』で組んだのでした

OUT PLAYING
WITHDRAWAL SOUNDTRACKS / SPONTANEOUS MUSIC ENSEMBLE
実は、資料では間違って『ローズマリー』と書いているのですが、あの英国の(イギリスの、と書くより感じで書く方がなぜか合っている気がする)前衛即興集団SPONTANEOUS MUSIC ENSEMBLE スポンテニアス・ミュージック・アンサンブルもコメダとポランスキ『袋小路』のサントラで共演しています。同作はイギリス撮影なので、その辺のつながりがあったのでしょう。そういう話をイベント前に立ち寄った表参道『月光茶房』の原田さんにしたら、彼らの最初期のアルバムで、かつ『袋小路』録音の少し後にレコーディングされたドキュメンタリー用小サントラ『WITHDRAWAL 1966 - 1967』をご親切に貸して下さったのですが、かける時間がありませんでした。結構いい感じの即興ものなので、ぜひかけたかったなあ!残念。

さてさて。
今回もやっぱり時間配分がメチャクチャで、第一部に時間を割きすぎてしまいました。でもそのおかげかどうか、ポーランドの巨匠たちの音楽が、来て下さった皆様に強力にアピールしたみたいでそれはそれで嬉しいかな(笑)。あと、もう少し細かく人的つながりについて妄想を話したかったのですが時間が全然ありませんでした。
トーク中に小ネタを入れまくって笑いをとろうとしていたのですが、ぜーんぜん受けなかったなあ(苦笑)。それくらい皆さん本当に真剣に下さっていました。感謝致します。

If I Organize Polish Jazz Festival in Japan.....

自分には大それた目標がありまして、それは青森市でポーランドジャズフェスティヴァルを開いて観光資源にするということなんですね。
青森市の情景はポラジャズに合うと思っていますし、何でも東京にかっさらわれるこの世の中で「この人をライヴで観るには青森市に行くしかないのか~!」という環境を作り上げることが出来れば、痛快だとも思っています。
そんな私がもし今ミュージカルディレクターを任されて出演者の人選をするとなったら誰を呼ぶのか、挙げてみようと思います。
一応、仮想のドリームチームというのは選択範囲外にして、現存のバンドに対象をしぼります。
あと、これは「ポーランド人のための、ポーランド人によるポーランドジャズフェスティヴァル」ではない、というスタンスでの人選です。
要するに「日本人による、日本のファン向けに一番良いと思われるブッキング」です。
その意味では凄い人たちでもあえて選んでいないアーティストも当然あります。
また、何度かの来日の実績を重ねている人たちもあえてはずしました。
新鮮な驚きのため、です。
ではでは、ご参考までに。

Adam Baldych Quatet(w.Pawel Tomaszewski,Michal Baranski,Pawel Dobrowolski)

Rafal Sarnecki Quartet(w.Pawel Kaczmarczyk,Wojciech Pulcyn,Lukasz Zyta)

Tomasz Stanko New York Quartet(w.David Virelles,Thomas Morgan,Gerald Cleaver)

Zbigniew Namyslowski Quintet(w.Slawek Jaskulke,Jacek Namyslowski,Michal Baranski,Grzegorz Grzyb)

Babooshki(w.Karolina Beimcik,Dana Vynnytska,Jan Smoczynski,Michal Tomaszczyk,Michal Jaros,Dima Gorelik,Bogusz Bekka)

RGG(w.Lukasz Ojdana,Maciej Garbowski,Krzysztof Gradziuk)

Soundcheck(w.Maciej Kocinski,Krzysztof Dys,Andrzej Swies,Krzysztof Szmanda)

Piotr Orzechowski / Pianohooligan plays Comtenporary Classic Music

Wlodek Pawlik Trio(w.Pawel Panta,Cezary Konrad)

Leszek Mozdzer - Lars Danielsson - Zohar Fresco

Adam Pieronczyk plays Komeda(w.Nelson Veras,Gary Thomas,Anthony Cox,Lukasz Zyta)

New Trio(w.Mateusz Smoczynski,Jan Smoczynski,Alex Zinger)

Oles Brothers feat. Christopher Dell plays Komeda

Mira Opalinska & Douglas Whates plays and inprovises with Polish Movie