ジャズの「一般離れ」がささやかれて久しいですよね。
でも、世界トップクラスの音楽先進国ポーランドでは、ジャズは若者にもとても人気があり、毎日のようにジャズの番組がテレビで放映され、数々のジャズフェスが開催されており、少なくともこの日本よりはるかに愛されている音楽だと言えるでしょう。
そうした音楽環境の立役者の最たるものが、来月前半に3度目の来日を果たすバンドPink Freud ピンク・フロイトです!
くれぐれもご注意、イギリスの名プログレバンドPink Floyd ピンク・フロイドではないですよ♪
ジャズにパンクやエレクトロニカ、ロック、ファンク、民俗音楽などの色んな要素をぶち込んでグイグイ腰に来るビートとポップなメロディ、恐ろしく複雑な曲構成をハピネスに満ちたパフォーマンスで駆け抜けるこのバンドは、若者に圧倒的な人気を誇り、ジャズ大国ポーランドの中でも非常に高い評価も得ている稀有なバンドなのです。
私は、「ジャズが非ジャズリスナーに聴かれるということ」のある種の理想を体現したのがこのバンドだと思っています。

Pink Freudについてはホームページもあります↓
http://www.pinkfreud.art.pl/

彼らについては、他にも詳しくご紹介下さっているブログがありますので、そちらもどうぞ!
Muzyka Polska ~ポーランド音楽が好き~
http://muzykapolskamuzyka.blogspot.jp/2013/08/pink-freud.html
http://muzykapolskamuzyka.blogspot.jp/2013/09/pink-freud.html

とにかく楽しいんだな、彼らのライヴは。
今回のライヴスケジュールは下記の通り。
それぞれリンク先でご覧ください。

10/9 Japoland Groove at 代官山UNIT
http://www.unit-tokyo.com/schedule/2013/10/09/131009_pinkfreud.php

10/10 Heavy International at 渋谷nest
http://shibuya-o.com/nest/2013/10

10/12 at 原宿ngorongoro
http://www.ngorongoro.jp/


各メンバーについても紹介しておきましょう!

Wojtek Mazolewski ヴォイテク・マゾレフスキ
ベース奏者。ピンクの現リーダー。イケメンかつバカテク、ロックスターのムードを持つ稀有のジャズミュージシャンです。ピンクと並行して自身のクィンテットなど数々のプロジェクトで演奏する超多忙なアーティストでもあります。アメリカでも徐々にベース奏者としての評価が高まってきており、トランペット奏者Dennis Gonzalesとの共演盤なども録音しています。90年代前半から若者を中心に盛り上がったYASSというミクスチュアジャズから育った時代の申し子。

Tomasz Duda トマシュ・ドゥダ
えーと、トメクは残念ながら今回は来日しないようです。が、一応紹介。前衛音楽やエクスペリメンタルなインプロヴィゼイションシーンでも高い評価を得るバリトンサックス&フルート奏者。「そちら系」のアルバムに数多く参加しています。ひたすら明るい若者ノリの他の3人にくらべ、知的で物静かな風貌ですが、アヴァンギャルドな音響を吹きまくりピンクサウンドに独特の毒を加えている、なくてはならない存在なのです。

Adam Milwiw-Baron アダム・ミルヴィフ=バロン
トランペット。お父さんはポーランドジャズシーンのカリスマの一人、サックス奏者のPiotr Baron ピォトル・バロン。ゴリゴリスピリチュアルモードで爆走する父Piotrのバンドと、現代風のサウンドの最先端を走るこのピンクをかけもちし見事にプレイを使い分けている、今のポーランドシーンのキープレイヤーの一人。お話したところでは、お父さんを大変に尊敬しているそうです。

Rafal Klimczuk ラファウ・クリムチュク
ピンクが複雑な曲構成をものともせず、観客をダンサーと化す陽性のグルーヴで突っ走り続けられるのは、このラファウの素晴らしいドラミングがあるからこそ。確かなテクニックを軸に常にロックスピリットに溢れたビートをバンドサウンドに与え続けるところは、イギリスの超絶プログレバンドGentle GiantのドラマーJohn Weathersに似ているかなあ。話してみるとムッチャいい人で、その人柄がプレイに表れているようなドラマーですね。
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