2005-03-08

SERIALE SERIALE/HERDZIN,BOGDANOWICZ,BISKUPSKI

テーマ:ポーランドジャズ JAZZ POLSKI
(CONFITEOR 001)

ポーランドジャズシーンのこれからを牽引していくべき存在、若手の天才ピアニスト、クシシュトフ・ヘルヂンが本作にも参加しているベーシスト、マリウシュ・ボグダノヴィチュの興したレーベル「コンフィテオル」からの第1弾として発表したピアノ・トリオ+ストリングスの名盤。
ジャズ界のショパンと呼んでも構わないその高いテクニックと比類のない美しい音色、そして真のヴァーチュオーゾのみが持つ、速く音数の多いパッセージになるほど輝きとスピード感が増すスタイル・・・。
ジャズピアノファンなら彼の演奏を聴いて興奮しないわけはありません。
彼は素晴らしい作曲家でもあるのですが、今回はベテランで大先輩のアンジェイ・クルィレヴィチュなど、他人のオリジナルばかりを取り上げています。
オープニング「ヴォイナ・ドモヴァ」は腕慣らしとばかりに軽くトリオのみでアップテンポなジャズサンバ。
そして続くクルィレヴィチュの美メロ炸裂「ポルスキェ・ドゥロギ」でもうメロメロ。
ポーランドの民俗の薫りが漂う、キュウッと胸が締め付けられる名曲です。
何か、名画を観ているような気分にさせられます。
ストリングスもムード作りのフワ~というアプローチだけでなく、良い意味でクラシカルに、オーケストラルな効果を最大限に引き出すべくしっかりとトリオに絡んでくるアレンジがなされています。
他にもピアニズム、リズムセクションが生むダイナミズムと三位一体になって美メロを歌い上げる名曲名演ばかり。
速いワルツに乗ってピアノとストリングスがドラマティックに盛り上げる「ラルカ」はアルバム中の白眉。
クラシックのテクニックをたっぷりと活かした、左手とベースラインのユニゾンによるカウンターラインも随所に聴かれ、効果をあげています。
ヘルヂンは本当に出すアルバム出すアルバムがどれも素晴らしいですね。
でもなかなか手に入らない・・・・・。
続く私のターゲットは天才バカテクドラマー、チェザルィ・コンラトとのトリオアルバム『オールモスト・アフター』だ!

Personnel:KRZYSZTOF HERDZIN(Pf),MARIUSZ BOGDANOWICZ(WB),PIOTR BISKUPSKI(DS),KRZYSZTOF BZOWKA & JOSEF KOLINEK & ANDRZEJ STANIEWICZ & ROBERT DABROWSKI(VLN),PIOTR REICHERT(VLA),JAN KUTA(CEL)

コメントComments

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1 ■トラックバック第2弾

をさせていただきました。
この若手の天才ピアニスト、クシシュトフ・ヘルヂン、なかなか手に入らないと聞くとますます気になる存在ですね。

2 ■TBいたしました。

オラシオさんこんにちは、monakaです。
タイムマシーンのように2年前の、知らない人にTBいたいしました。はじめまして。

3 ■続>monakaさん

ははは、はじめまして(笑)。
そうですね、こんな昔に書いてたんですね。
確か出たばかりにすぐ買ったんだと思います。
この記事に書いてある『アールモスト・アフター』、まだ手に入れてないので、ぜひ聴いてみたいところです。
失礼します。

4 ■TBさせていただきました

こんにちは。kenyamaと申します。
「オラシオ主催万国音楽博覧会」は愛読しておりますが、これまでご挨拶もせず、拝見するだけでした。久しぶりに本盤を聴いて嬉しくなったので、ついついTBをお送りしました。よろしくお願いいたします。
では。
kenyama

5 ■>kenyamaさん

こちらこそはじめまして!
いつもご愛読下さっているそうで、本当に嬉しいです。
大変申し訳ないのですが、すずっくさんのブログなどで度々お名前を拝見しておきながら、私の方は御ブログに伺ったことがありませんでしたorz
この機会にこれから拝読させていただきますね!
それはそうと、ジャケ買い特集のご投稿、拝読致しました。
やはりSimonaのアルバムが印象的でした。
CDのジャケ=デザインとのご意見は、私も同感です。
それではこれからもよろしくお願い申し上げます。
失礼します。

6 ■Simona、恐いです

こんばんは。
恐いSimobaは、今でも恐いです。
さて、私のは、本当にいい加減なblogです。お気になさらずに、おつきあいをお願いします。「ジャズ批評」は他の方の記事をみて、反省しているところです。
で、先日から、逆に「ジャケ不買」になったアルバムが気になっています。聴いていないので、何とも言えないのですが、買うのも癪ですし、うーん。
これからもよろしくお願いいたします。
kenyama

7 ■>Simona、恐いです

ははは、私はあれ、そんなに怖くないですよ。
ミステリアスな感じが強いですね。
それより、「ジャケ不買」は面白いテーマだと思いますよ。
内容が最高なのにダメダメなジャケというのも多いですからね(笑)。
失礼します。

8 ■Jan Serce

24日にリリースのアルバム "Filmowo..."のことはきっとご存知だと思います。これに"Jan Serce"メインテーマが入っているのですが、この"Seriale, seriale"にもこのTVドラマからの曲が収録されていたことをHerdzinのサイトで知り、検索したところオラシオさんのブログで紹介されておりました。こちらもぜひ聴いてみたいので、これから探してみます。見つかるかどうかわかりませんが・・・。

9 ■>美魚七さん

このアルバムは本当に名曲揃いでね~。
ちなみに、Dalgaに在庫あるようですよ。
しばらく入手困難になっていたのですが最近再発しましたし。
あとは、Disk Union JAZZ TOKYOさんのポーランドジャズフェア第2弾「ピアノ・トリオ」でも少数ですが入荷する予定です。
ぜひぜひお聴きになって下さい!
失礼します。

10 ■教えて下さってありがとうございました

いただいたお返事を拝読したのが、某大手ショップ通販サイトで注文した後でしたので、届いて聴いてからお礼と感想をと思っていたのですが、1ヶ月待たされて「入荷困難」の連絡(アカウントのために「ポンタカード」まで作らされたのに!)。幸いアカウントを持っているポーランドのショップに入っていたので、たった今注文したところです。Dalgaは知りませんでした。教えて下さってありがとうございます。機会があったら利用してみます。お礼を申し上げるのが遅くなって失礼いたしました。届くのが楽しみです。

11 ■Re:教えて下さってありがとうございました

>美魚七さん

いえいえ、とんでもございません。
Dalgaはかなり優秀なサイトなので、期待していただいていいと思いますよ。
無事楽しめればよいですね。
失礼します。

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