百人一首 069 能因法師
テーマ:ブログ百人一首の69番目の作品は、能因法師(のういんほうし)の作品です。
能因法師は、生没年:988年~1050年または1058年の僧侶・歌人です。
本名は、橘永愷(たちばなのながやす)といいます。
近江守・橘忠望の息子です。
中古三十六歌仙の1人です。
宮中の歌合せにも出席しています。
能因法師が、百人一首に残した作品は、、、
♪ 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 龍田の川の 錦なりけり
です。
読みは、
♪ あらしふく みむろのやまの もみじばは たつたのかわの にしきなりけり
となります。
この歌は、永承4年(1049年)の内裏歌合せ(だいりうたあわせ)にて披露されました。
嵐吹く (嵐が吹いている)
三室の山の(三室の山の)
もみぢ葉は(紅葉の葉は)
龍田の川の(竜田川に散り敷いて)
錦なりけり(錦の織物のように美しいことに初めて気づいた)
句ごとの解説が不要なほど、字ずら通りの歌ですね。
5句「けり」は、詠嘆の助動詞です。
5句「錦なりけり」は、
「錦の織物のように美しいことに初めて気づいた」という意味です。
三室の山(みむろのやま)とは、
奈良県生駒郡斑鳩町神南4丁目にある標高82メートルの小さな山です。
山頂に能因法師の供養塔と伝えられる高さ1.9mの五輪塔があるそうです。
三室の山は、すぐ近くを流れる竜田川の沿岸と共に「県立竜田公園」となっており、
ソメイヨシノやモミジの名所となっているそうです。







