2017-04-15

ハロルドとリリアン

テーマ:映画
ダニエル・レイム監督『ハロルドとリリアンーーハリウッド・ラブストーリー』をマスコミ試写会で拝見。
ストーリーボードの専門家(絵コンテ作家)のハロルド・マイケルソンと、映画リサーチャーのリリアン・マイケルソン夫妻に関するドキュメンタリーです。

画期的だと思ったのは、ハロルドの描いたストーリーボードと、実際のフィルムを並べて見せてくれるところ! 私は人生で初めて、「名画のこの場面は、この絵コンテに基づいて撮影されたのですよ」というのを見ました! 多くのシネフィルが、これにはぜったい興奮すると思います。

ハリウッド全盛期に、名監督たちから絶大な信頼を得ていた映画職人の二人が、いかに助け合って生きてきたか、ということが、1928年生まれとはとても思えない若さ・美しさのリリアンによって語られていきます(ハロルドは故人)。リリアンの、知的かつ可愛いらしい、ウィットに富んだ人柄が、このドキュメンタリーを引っ張っています。

集団芸術である映画の中に、どれだけ優秀なプロたちが参画しているか、その底力に圧倒されます。私も(集団芸術である演劇の中で)頑張ろうと新たにモチベートされる、素晴らしい映画でした。

また『ビッグ・フィッシュ』語りになってしまいますが、本作のエグゼクティブ・プロデューサーは、ビッグ・フィッシュでキャロウェイ団長役だったダニー・デヴィート!
ヒッチコック、スピルバーグ、コッポラ等の名匠たちにも数多く言及する、映画好きにはこたえられない映像体験です。
このドキュメンタリーを見たことで、今後、映画の見方がすっかり変わってしまうかもしれない!とまで思わせるインフルエンシャルな、そして心温まる『ハロルドとリリアン』を是非ご覧ください。5月27日より全国ロードショーだそうです。








いいね!した人  |  リブログ(0)

目黒条(めぐろ・じょう)さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

最近の画像つき記事
 もっと見る >>