自民党の与謝野馨元財務相と園田博之前幹事長代理が今月中にも新党を結成する方向で検討していることが2日、明らかになった。無所属で平沼グループを率いる平沼赳夫元経済産業相も同日、「早ければ早いほど新しい党を立ち上げるのは望ましい」と東京都内で記者団に述べ、新党結成を急ぐ考えを表明した。与謝野氏は平沼氏との連携も視野に準備を進める意向だ。

 与謝野、園田、平沼氏は2日、東京都内でひそかに会談し、新党結成に向けて意見交換した。自民党参院議員の藤井孝男元運輸相も同席した。藤井氏は郵政造反・復党組の一人で平沼氏と関係が深く、「党内に残るか、外に出るか。手法は違うが、自民党のためという目的は一致している」と周辺に漏らす。

 与謝野氏は3月発売の月刊誌で、谷垣禎一総裁ら党執行部を批判し、新党結成に言及。園田氏も谷垣氏以外の執行部人事を行うよう求めている。自民党は1日から3日間、両院議員懇談会を開いているが、与謝野、園田両氏は出席していない。谷垣氏が1日、党役員人事を行わないと明言したことに失望感を強め、新党にかじを切ったとみられる。

 自民党関係者によると、与謝野氏は今夏の参院選で比例代表に新党の候補者を擁立し、民主党の批判票獲得を目指している。同氏に近い衆院議員は「平沼氏とは、反民主で一致すればいい」と語るが、一緒に新党を結成するのか、別々の新党で連携するかの結論は出ていないという。

 平沼氏は2日、政党要件を満たす5人以上の国会議員確保について「最低要件は満たす状況になっている」と自信を示したが、具体名は明かさなかった。

 公職選挙法86条の7は「任期満了日の90日前にあたる日から7日以内」に中央選挙管理会に政党名を届け出るよう求めている。今回改選の参院議員の任期満了は7月25日で、4月26日から5月2日までに新党を届け出れば、ほかの政党は同一または酷似した名称を使用できない。平沼氏は「それは当然、意識には入る」と述べ、「政党名保護」も新党結成を急ぐ理由と認めた。

 3月に自民党を離党した鳩山邦夫元総務相との連携については、平沼氏は「全然接触していない」と語った。【坂口裕彦、野原大輔】

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