11)苦戦する紙媒体と電子書籍

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 私は電子書籍で本を読むことは「読書」とは少し違うと感じている。

 でも、じゃあ私にとっての読書は何かと聞かれたら、明確には答えられない。

 でもでも、電子書籍はどこまで行ってもスマホの画面に表示された文字であり、同じ内容だとしても「本」とは思えないのだ。

 

 私は受験生の頃から夜にスマホを使う時間を減らすために、寝る前には小説を読む習慣をつけている。昔から読書は好きだったが、1年近く続けてきたこの習慣で20冊近い小説を読むことができた。本棚に増えた本の背表紙を眺めて「ふふん」と満足することもある。だが、スマホの中に増えた電子書籍を見て「ふふん」と思えるだろうか。ボタン1つで削除できてしまうデータは「本」だろうか。う〜ん、違くない?と、私は思う。

 

 講義では電子書籍に関する便利なサービスがたくさん紹介された。私の知らないものばかりだしなんかすごい便利だしなんじゃこりゃ〜の連続だった。持っている本を送ると電子書籍にしてPDFで送ってくれる。わあ、なんて便利な。本を買うとその本の電子版が無料で読める。わお、なんてお得な。でもそんな便利でお得なサービスがあっても、私は紙の本を読みたい。手で紙を捲りたい。本の重さを感じたい。大体電車の中でも本が読める、とか言ったって文庫本ならスマホやタブレットと大きさも重さもそんなに変わらないじゃないか。スマホの電池が切れたら、もしもデータが消えて復旧できなかったら。買った新品の本を持ち歩いてボロボロにして逆に愛着が湧いてきてしまう楽しみだってあるのだ。

 

 と、電子書籍反対!な意見をだらだらと述べたが日本では電子書籍はそんなに普及していないという。だよね日本人!分かってるじゃん日本人!こんなに「日本人に生まれてよかった」と思ったのは久しぶりである。

 

 とは言ってもやはり便利な電子書籍。私は積極的に利用しようとは思わないが、確かにメリットは存在する。(持ち運ぼうと思わなくても持ち運べる、どこでも気軽に読める、等々) 今回の講義で今までよりも電子書籍について考えることができ、今後、電子書籍に関する新しいサービスやアプリが開発されるのが、少し楽しみになってきた。

 

 

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