2011年10月17日

ぼくと1ルピーの神様 / ヴィカス・スワラップ

テーマ:
映画はまだ見ていない。
スラムドッグ$ミリオネアの原作。
しかし、この作品を映像化すると面白くなるであろうことは容易に想像できる。

物語は、主人公が逮捕されている場面から始まる。
逮捕容疑は、クイズで賞金を獲得したのは良いが、不正を働いたというもの。


そこへ突然弁護士を名乗る女性が登場し、彼を助け出す。
弁護士は彼を家に連れて帰り、録画されたクイズ番組の1問目から再生しながら、彼にすべてを正直に話すように諭す。

主人公の名前は「ラム」。
ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教が同居しているその名前が彼の波乱万丈の生涯を表していた。
クイズ1問ごとに語られていく彼の生涯。


インドという国の可能性、暗部、混沌、そのすべてを強烈に濃縮したようなエピソードが彼の口から語られていく。

この物語は、構成だけをそっくり真似て他の国でのエピソードに作り変えることも手法としては可能だろう。
しかし、それではこの物語が持つ説得力が低下してしまう。
やはりこの物語が語られるのは、インドという国でなければならなかった。

時間を前後しながら語られていくエピソードが様々な伏線となり、後々読者を驚かせ、かつ楽しませる。
時折ミステリーを読んでいるかのような錯覚に陥りながら、最後まで飽きることなく楽しませてくれた。

とても素敵な時間を堪能した。





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ヴィカス スワラップ
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