2010年07月06日

十角館の殺人 / 綾辻行人

テーマ:
もう20年前の作品。

この作品から新本格派ミステリーの流れが始まったと言われている。
作者は、京大推理小説研究会出身の綾辻行人。
なんと同研究会には、彼の奥方となる小野不由美、我孫子武丸や法月綸太郎も所属していた。
恐ろしくクオリティの高い研究会だ。
余談はさておき、この作品自体はアガサの「そして誰もいなくなった」がモチーフとなっている。


某大学の推理小説研究会の一行7人は、角島と呼ばれる無人の孤島を訪れ一週間を過ごすことにした。
そこは電話も電気も通じない。
当時はもちろん携帯などない。
その島では半年前に4人が焼死体で見つかるという凄惨な殺人事件が起きていた。

もの好きな彼らは、興味半分でそこへ乗り込み、一人、また一人と命を落としていく。


一方、本土では研究会のメンバー宅に宛に怪文書が送りつけられていた。
その怪文書には、会員であった中村千織の事故死について告発する内容だった。
旅行に参加しなかった元研究会員2人と、偶然めぐり合った島田氏とで謎解きが始まる。


島では次々に殺人が行われ、最後には・・・


仲間同士がアガサ、エラリイなどと高名な推理小説家のネームで呼び合うのが最初はうっとうしいが、これも作品の重要な複線となっていることに読み終えてから気づく。
ナイス。

正統派推理小説、ということで最後まで楽しませてくれる。

読者を待つ「一行の驚き」も良く出来ている。

でも、なんとなくしっくりこないのは、ネタバレになるので詳しく説明できないが、気持ちよく騙されることが出来なかったから。

トリックまで全て見抜けたわけではないが、それ以前に気づいてしまった部分があったことが残念。


「そして誰もいなくなった」を読み返してみたくなった。




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5 最高(*'Д`*)
4 推理小説ブーム再来!ありがとう!
3 これは・・・
4 島田荘司に比べるとやはり格落ちかな
5 安心してわくわくしてください






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