2008年09月29日

モリー先生との火曜日 / ミッチ・アルボム

テーマ:
1979年、マサチューセッツ州の大学では卒業式が行われていた。
芝生の上には教授と生徒。

モリーとミッチ。

非常に信頼しあっていた師弟だったが、卒業後は連絡をとることがなかった。


ミッチはジャーナリストとして成功していた。
1994年、ABCテレビの「ナイトライン」を見ていたミッチはそこにモリーが映っているのを見て驚く。
それも、余命数年の筋萎縮性側索硬化症(通称ALS)患者として。

ミッチは車を飛ばして、久しぶりに会いに行く。
残り少ない、毎週火曜のモリーの講義が始まった。

人生、生活、社会。
死が隣にありながら、淡々と会話を重ねて行く彼らの周りの時間は静かに流れる。
静かな強さをたたえて。

私がモリー先生に対して抱く感想は、その柔らかな口調や振る舞いからは想像出来ない「強さ」である。
何者にも惑わされない信念である。
強い信念さえあれば、迷い、嘆き、悲しむことはない。



「死ぬっていうのはね、悲しいことの一つにすぎないんだよ。不幸な生き方をするのはまた別なことだ。ここへ来る人の中には不幸な人がずいぶんいる」



普及版 モリー先生との火曜日
ミッチ・アルボム
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5 現代社会の垢を落としてくれる名作
5 定価950円のこの重さ・・・
4 素敵な話だと思う。でも人工呼吸器をつけた豊かな生という選択もあったはず。
5 人は皆死ぬ
5 素敵なことば


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2008年09月27日

T-SQUARE SUPER BAND @ 日比谷野音

テーマ:モバイル
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しばらく聞いてなかったけど、去年の東京Jazzで久しぶりにスクエアを聞いて、青春時代を思い出し、今年は20年ぶりにライブへ行ってきた。

なんとスクエアも30周年!
サザンと同じキャリアだった。

私の中高時代はフュージョン全盛期で、チェッカーズや中森明菜を聞きながら、スクエアやカシオペアを聞いていた。

ただし、スクエアはジャズ好きからはナンパと言われていたけど…

伊藤たけしが一度脱退してから全く聞かなくなってしまっていた。
今は復帰してマックのCMで見て驚いたけど。

そんな彼らも30年。
自分もあれから30年。

歴代のメンバーが集合して、なんと総勢15人のビッグバンド。
ドラムスだけで4台。
ギターが2人、ベースが3人、キーボード3人、サックス2人、パーカッション1人。

古い曲から今の曲までたっぷり2時間30分。

フュージョンであれだけ踊って、拳を振り上げるのはスクエアだけだろうな。

初秋にコオロギの声を聞きながら、都会のオアシスでのライブは最高だった。
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2008年09月23日

ラストホープ / 福島幸徳

テーマ:
神の手を持つ脳外科医、と言われる福島先生。
TVで何度かご覧になったことがある人も多いだろう。

とにかく福島先生は手術の数が多い。
今でも年間400例。
日本の大規模な総合病院でも年間手術数は多くて200か300。
主な活動拠点はアメリカながら、年に数度は日本で手術も行う。
数日の滞在期間中でも、連日朝から晩まで何例もの手術をこなす。
すべては「患者さんのため」

福島先生は、患者に「私がやるんだから大丈夫」と言って患者を励ます。
これは患者にとって何より心強い。
医療訴訟の多くなっている現在、リスクをこれでもかと列挙する医者はいても「任せておけ!」と言ってくれる医者はほとんどいない。
たったその一言で、精神的に患者はどれだけ救われるかわからないのに・・・

福島先生が常に口にする言葉は二つ。
一つが「一発全治」
もう一つが「すべてを患者さんのために」

あるとき、手術前に福島先生が激怒した。
女性の患者さんの髪の剃り跡から所々出血していた。
女性が、術後に鏡を見た時、自分の頭の剃り跡を見て悲しむであろうと考えてのことだった。


本では、福島先生自ら名医の探し方を伝授してくれている。
そして、福島先生が信頼する日本の脳外科医もリストアップされている。

医療とはきれいごとではない。

きれいごとではないが、医者がどちら側の味方かによって医療は大きく異なる。


そもそも「神の手」ってなんでしょう?
医者が「ゴッド・ハンド」と言われる場合には「なんでも治してしまう手」を意味してるんでしょうね。
なんでも治せる医者はいるんでしょうか?
非常に残念ですが、いません。
私自身も、この世のすべての病気を治しているわけではありません。
だから、私の手は「神の手」ではないんです。
神の手を持っていないからこそ、手術のときに祈るんです。
「神様、どうかこの人を救ってください」
「どうか、私にこの人を救う力を貸してください」とね。




ラストホープ 福島孝徳 「神の手」と呼ばれる世界TOPの脳外科医
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5 これはすごい!努力家にして天才。
5 今からでも、福島さんのお嫁さんになりたい!


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2008年09月19日

七蔵@新橋

テーマ:ブログ
新橋は実はあまり好んで行く場所ではない。
あの猥雑な雰囲気がどうにも好きになれず、飲みに行くのもあえて新橋は避けてしまう。

しかし、うまいものにありつけるとなると話は別。

新橋駅前ビルという、本当に駅前にある古ーいビルの中にそのうどん屋はあった。

ビルの中も「新橋」を濃縮したような雰囲気。
その2階には老若男女が列をなしていた店が「七蔵」。

ランチメニューはシンプル。
稲庭うどんのつけ麺、大中小。
300円プラスしてどんぶりを付けることもできる。

稲庭うどんの「中」と、マグロづけ丼を頼んでみた。
これは、見た目だけですでに合格。


七蔵


この透き通るような麺のツヤツヤ感に加えて、食感はシコシコ。
付けダレは、ごまの風味。
このごま風味もくどくなく、甘くなく絶妙。
麺を食べ終わった後は、この付けダレにお湯を入れてごま風味のスープにしていただく。

新橋で働いている人は幸せである。



後日、夜に自慢のローストビーフを食べてみた。
これがまた柔らかくて絶品だ。
いままで食べてきたローストビーフは「ニセモノ」だったのではないか。

夜も最強のうどん屋だった。

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2008年09月15日

月刊致知創刊30周年

テーマ:ブログ
今月9月で月刊致知はなんと創刊30周年。
13日はオークラ記念講演会と、パーティーに出席してきた。

なんと参加者は1300人を超えるそうで、講演会は別室でモニター鑑賞の方もいらっしゃった。
13:30から16:45までが講演会。
鍵山秀三郎先生、渡部昇一先生、藤尾秀昭社長、それぞれ素晴らしい内容で手帳が真っ黒になった。

渡部昇一先生の「人間の心は自然科学では捉えられない」という話が印象的だった。
人間の心は人それぞれであって、普遍的なものではなく、枠に当てはめることはできない。
どういうことかと言うと、何か事件が起きるたびに、犯人の幼少時や生活環境等を取り上げるが、あれはナンセンスだということ。
貧しくても大成する人はいるし、裕福で親の愛をたっぷり受けてもドロップアウトする奴もいる。
では、何が原因か。
先生がおっしゃるに、「すべては本人の心の問題」なのである、と。
本人の心が磨かれていないがために、挫折するのだと。
だから、心を磨くためには「致知」を読みましょう、と言う締めだった。


18:30からは場所を移してパーティー。
まずは何を置いても、先生たちにご挨拶。

稲盛和夫氏、渡部昇一氏、鍵山秀三郎氏、北尾吉孝氏、米長邦夫氏。
すごい方々と名刺交換、握手。
一人で行ったので誰とも話さず一人で淡々と飲んで食べるだけだったが、お目にかかれただけでも行った甲斐があった。

次のパーティーは5年後。
それまでには鍛錬を積んで、誰かを招待したい。


ちち
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2008年09月10日

おじいちゃん戦争のことを教えて / 中条高徳

テーマ:
月刊致知の読者にはおなじみの中条先生のご著書。

この本が出来上がるきっかけは、NYに転勤で引っ越した中条先生の孫娘さんの学校の宿題だった。
孫娘の景子さんが先生から出された課題は、戦争体験者の話を聞いてレポートすること。
景子さんの願いを聞いて中条先生が、当時の体験を文章にしたものがこの本である。

中条先生は、いわゆる自虐史観の対極に立場を置かれる。

自虐史観。
戦後生まれの私たちは自虐史観に彩られた教育を受けてきたと言われる。
自分のことを思うに、そういった面も確かにあったのかもしれないとは思う。
しかし、それ以前に私たちは教育として近代日本の歩みをまったく教えてもらっていない。
考える材料を提示してもらわなかった。

戦争があった。
日本は中国を侵略して真珠湾を攻撃し、原爆を落とされた。
悪いことをした日本は反省しなければならない。
義務教育の頃は、単純にそう思ってきた。

自分で興味を持って戦争に至る経緯、戦況に関する書物等を読むと、まったく違った事実が浮かび上がってくる。
戦争とは国益と国益の衝突である。
絶対正義と絶対悪のせめぎ合いではない。

戦争など絶対に繰り返して欲しくないと固く思う。
でも、あの戦争をいろいろ調べるうちにやはり我が国だけが悪かったわけではない、と思う。
かといって、戦争に至る過程において選択に過ちがなかったとも思わない。
複雑になるが・・・

これからの若者が正しい事実を教わって、未来永劫この国が誤った選択をすることのないように願う。
そのきっかけとして読むには最高の本だと思う。




おじいちゃん戦争のことを教えて―孫娘からの質問状
中条 高徳
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5 歴史と日本人の心を、とても解り易い言葉で丁寧にが、凄い!!
4 さきの大戦について考える
5 5★「誇り」がつまった伝記本
5 戦時中の日本を知るために
5 とても大事なモノに気づかされました


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2008年09月08日

秋刀魚

テーマ:グルメ?
季節を感じる食べ物はたくさんあるけれど、どうしてもその時期に食べたい、というものが減ってきてしまったような気がする。

大抵のものは一年中手に入る便利な世の中になった一方で、季節感が徐々に薄れていく。

果物であれば、春にはいちご、夏にはスイカ、秋には梨、冬には蜜柑。

魚であれば、春には鰹、冬にはブリが食べたい。
でも鰹もブリも食べ逃してもそれほど悔しくはない。

でも秋刀魚だけは旬を逃すと本当に悔しい、と思う。
今まで逃したことはないけれど。

家では妻が秋刀魚が苦手だと言って出してくれないので、外で食べるしかない。

この時期は毎日秋刀魚でも飽きないかもしれない。
これからはますます脂がのっておいしくなる季節。


海の恵みに感謝。


sanma
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2008年09月04日

小さな人生論3 / 藤尾秀昭

テーマ:
月刊致知の巻頭。
毎号藤尾社長が力を込めて書かれている総リードを集めたものの第3弾。

第3弾は、私が致知を購読し始めてからの内容も含まれているため、一度は読んでいる文章が多い。
にもかかわらず、何度読んでも何十回読んでも感動してしまうのはなぜだろう。

一編はほんの数ページ。
その限られた字数の中に、藤尾社長の思いが凝縮されているからだろう。


三浦綾子さんの話も、流されていく毎日にカツを入れてくれる。
三浦さんは24歳で肺結核を発症し、13年に及ぶ闘病生活を送る。
さらに脊椎カリエス、紫斑病、喉頭がん、大腸がんなど、絶望してしまいそうになる状況でも三浦さんはユーモアに溢れていた。
これは「すべて神さまの思し召し」だという。
特別に目をかけられていると。
その三浦さんが残した言葉。

九つまで満ち足りていて、十のうち一つだけしか不満がない時でさえ、
人間はまずその不満を真っ先に口から出し、文句を言い続けるものなのだ。
自分を顧みてつくづくそう思う。なぜわたしたちは不満を後まわしにし、
感謝すべきことを先に言わないのだろう。




小さな人生論 3―「致知」の言葉 (3)
藤尾 秀昭
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2008年09月01日

平安絵巻

テーマ:
広島で行ってみたかった場所がもう一つ。

安芸の宮島。

miyajima

せっかくだからと宮島で宿をとったのだが、一泊だけでは物足りないほど素晴らしい場所。

そこかしこにいる鹿も良い。

何より、島全体が御神体のために海に鳥居があるのだと知ったときには唸った。
フェリーで向かうときに見える鳥居と本殿は、さながら平安絵巻のよう。
ついたときにはちょうど干潮で、鳥居まで歩いて近づくことができた。

ロープウェイを使って弥山にも登る。
あまりの暑さに頂上まではたどり着けなかったが、不消霊火堂で1200年間消えない火を拝んできた。

家族全員で「また来よう!」と意見が一致した。
ありがとう宮島。


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