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2008年01月30日

女性の品格 / 坂東眞理子

テーマ:
昨年の売り上げ第1位と聞いて遅まきながら読んでみた。
まず本の後ろから見てみると、また驚く。
初版は2006年10月3日となっている。
なんと一年以上も前に発売されて、ずっと売れ続けている。

私のように、とりあえず話題のために読んでみる人もいるだろう。

しかし、基本的には「品格」に惹かれて読む人が多いのだろう。

世の中はそれほど女性の「品格」対して興味が高いのだろうか。

それとも「品格」を高めるべく、向上心の強い方が多いのだろうか。


とりあえず通読してみたが、なぜこれがベストセラーになるのか全くわからない。
内容は世間の常識が網羅されているに過ぎない。

まさか、こんなことを教えていただかなければならないほど世間は乱れているのだろうか。


「花の名前を覚えよう」
「無料のものはもらわない」
などは、確かに「品」につながるかもしれない。

「品格バブル」と言う言葉が頭に浮かんだ。





坂東 眞理子
女性の品格 (PHP新書)
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2008年01月27日

木のいのち木のこころ (2)/ 西岡常一、小川三夫、塩野米松

テーマ:
前回に続いて「木のいのち木のこころ」

代々伝わる口伝に忠実に従い、宮大工としてのプライドを保ちつつ法隆寺を守り通してきた西岡常一師匠。
その生活の厳しさから、自分の子供も跡継ぎにはしなかった。
しかし、たった一人だけ弟子をとった。

その人が小川三夫。

栃木の進学校に籍を置き、修学旅行で訪れた法隆寺の五重塔に心を奪われる。
みんなと同じ進学ではなく、1300年間もびくともしない建物を造る職人の技術を受け継ぎたい。
卒業間際の小川は、つてもなく奈良県庁を訪れ、宮大工を紹介してもらう。
それが師匠となる西岡常一だった。
しかし、仕事がないと追い返される。
彼は仏壇屋、家具屋、図面引きの勉強をしながらひたすら待った。
そして3年後、法輪寺の三重塔の再建の仕事でやっと弟子入りがかなう。

弟子入りして最初にいわれた言葉が「道具を見せてみい」。
そして、小川の道具を見てポイと捨てる。
そして「納屋を掃除しておき」。
これは、納屋には自分の道具が置いてあるから、それを良く見ておけ、ということだった。

そんな、直伝の技を吸収しつつ、徐々に一人前になっていった小川は、薬師寺にかかりきりの西岡の代わりに、中断していた法輪寺三重塔の棟梁を26歳で任される。

2年後に塔は完成した。

塔の回りの素屋根をはずしていく。

一番上がはずされ、相輪が見えた。

三重の屋根が現れたとき、小川は真っ青になる。

屋根が大きく傾いて空に向かって反り返っていた。

これは腹を切ってお詫びしなければならないと小川は思った。

しかし、二重、初重が現れたとき、反り返っているように見えたのが錯覚だったとわかる。
この始めての仕事は、今でも反り返っている屋根の夢を見ると言う。


その後小川は西岡に弟子入りしたまま、宮大工を「食える」職業にすべく、鵤(いかるが)工舎を作る。
日本全国、請われれば出向いて自社を作る宮大工養成所である。

弟子を持つようになり、自分と同じように同じ釜の飯を食いながら育てる小川はこう言う。

「個性なんてものがなければ、誰にでも同じ方法で教えてやれるけど、人は木と同じでそれぞれ癖があるんだ。それを無視したらだめになってしまう。癖を生かすように、それを伸ばしてやるのが教える側の勤めや。」

「いまの時代は何でも早くやりたがり、究極の目的を儲けることに置いているから、このように時間をかけてものを教えたり、教わったりすることはなかなかできにくいわ。人間はみな不揃いなんだ。そのことを忘れているから教育が問題になるんやないか。」







西岡 常一, 小川 三夫, 塩野 米松
木のいのち木のこころ―天・地・人 (新潮文庫)
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2008年01月25日

木のいのち木のこころ / 西岡常一、小川三夫、塩野米松

テーマ:
宮大工。
寺社仏閣を専門に建築、修繕を行う職人だが、昔は寺ごとに材木屋、瓦屋、左官屋などの職人がいた。
しかし、明治維新の廃仏毀釈によって仕事がなくなった職人たちは一人また一人と寺を離れ、昔ながらの宮大工もほとんどいなくなってしまった。
しかし、たった一人、法隆寺の宮大工としてありつづけた職人がいた。

西岡常一。(1995年没)

愚直なまでに昔からの教え(口伝)を守り、どんなに生活が苦しくても寺以外の仕事は受けなかった。
そのため暮らしは厳しく、跡継ぎとなる子供たちはほかの仕事を見つけることになった。

そんな西松氏が生前に語った宮大工の仕事は、人生に通じる奥深いものだ。


宮大工の仕事で大事なことは、まず樹の性質を見抜くこと。
木にも性質があり、山の南側の木は細く強いが、北側は太く柔らかい。左にねじれている木は、右にねじれている木と組み合わせればうまくいく。
しかし、現在では全て材木屋まかせだが、きれいに機械で製材した木でも後からその木のくせは出てくると言う。
後々くせが出ないようにするにはどうしたら良いか?
効率主義の世の中は「合板」を作り出して、木の性質、個性をなくしてしまった。


西岡は言う
「癖というのはなにも悪いもんやない、使い方なんです。癖のあるものを使うのはやっかいなもんですけど、うまく使ったらその方がいいということもありますのや。人間と同じですわ。癖の強いやつほど命も強いという感じですな。癖のない素直な木は弱い。耐用年数も短いですな。」


宮大工の技術は、徒弟制度によって伝承されていく。
住み込みで働いて、寝食を共にし、まずは刃物研ぎから修行が始まる。

この刃物研ぎは早くて一年。たいていはものになるまで二、三年はかかる。

しかし、手取り足取りするわけではない。
師匠は考えや想像力が膨らむようなことをポツリと呟く。
その一言が何かの拍子に理解出来たとき、そこからの上達は驚くほど早くなると言う。

「ものや技術は教われるものやおまへんのや。その人が覚えたいと思って、やる気にさせて、個性に合わせて伸びるように助けてやるんですな。」









西岡 常一, 小川 三夫, 塩野 米松
木のいのち木のこころ―天・地・人 (新潮文庫)
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2008年01月23日

東海飯店@浜松町

テーマ:グルメ?
浜松町のモノレールビル。
ディープな雰囲気の一角に、店員さんが全員現地出身の中華がある。
店内の雰囲気も中国語?らしきものが飛び交っている。

昼に中華はお腹にたまるため敬遠するが、ここの「汁ビーフン」だけは別格。

ビーフン

野菜が超たっぷりのこの麺類はタンメンにも見えるが、この野菜の下にはビーフンが隠れている。
汁はあっさり塩味。
麺はビーフンのため、ややボソボソ感はあるものの野菜のスープと絡み合ったビーフンはみずみずしささえ感じる。

油少なめ、野菜大目、麺はビーフン。
麺が食べたいな、と思ったときに、こんなに美味しくて、ヘルシーなメニューはなかなかない。
¥800。

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2008年01月21日

この国のあり方

テーマ:ブログ
1/19(土)。
新宿にて、愛読する月刊致知の新春特別講演会に参加してきた。
今回の講師は櫻井よしこさん。

出席者は400人で、しばらく前に満員となり締切られていた。
なるべく前の方で話を聞こうと20分前につくも、既に席は後ろの方。

そして驚いたことはキャンセルの少なさ。
参加費は当日支払いのため、キャンセルも可能であるにもかかわらず、後ろを振り返ったかぎりでは満席の模様。
ほとんどの方がキャンセルせずに出席したのだろう。
素晴らしい。

まずは藤尾社長のお話。
相変わらず情熱的なお話に、聞く方も心が動く。
日本をよみがえらせるには母親の愛情が不可欠とのお言葉。
「一流のの男の背景には必ず母親の影がある」

そして、櫻井よしこ氏の講演。
あれだけの濃い内容のお話を、よくあれだけ穏やかに淡々と、しかし1時間半にわたって聞く者を捉えて放さない話術は驚いた。
世界における、中国、米国、中東の情勢。
日本に与える影響。
どれも、なるほど、とうなる話ばかりだが、もったいないのでここには書かない。
ひとつだけ、98/8に中国共産党による対日分析だけ記しておく。
・日本は政治大国にはなり得ない国
・しかし、経済技術大国であり、それらを中国のために使いたい。
世界情勢を分析すると、我が国の周囲で起こっている様々なことが有機的につながってくる。
櫻井先生、ありがとうございました。

最後に、木鶏クラブ理事であり、致知の巻頭の言葉も書かれている中条先生のご挨拶。
戦争を経験されている先生から、国家観からインテリジェンスについてまで短い時間で重厚なお話を伺い、是非ご著書を読まねばと思う。


充実した一日だった。
コンサートも良いが、後援会は脳が喜ぶのがわかる。


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2008年01月17日

四季こよみ@稲毛海岸

テーマ:グルメ?
休日のランチは時々ビュッフェに出かける。
好きな食べ物を好きな量、好きなだけ。
どちらかといえば小食気味の我が家では、ビュッフェは割高だが、食べる楽しさを満喫するためと思えばまたそれも楽し。

ホテル、ビュッフェレストラン、などなど何件も訪問したが、ここのお店ほど我が家にピッタリな店はない。
昨年半ばにこの店を知って以降はこの店だけ。

その店の名は「四季こよみ」。
稲毛海岸にあるPATというモールのなかでひっそり営業している。

この店の売りは、素材全てが千葉産、それも「完全」無農薬栽培であること。
それは徹底しており、味噌、醤油等の調味料の原料にまで及んでいる。
そして、薄味。
しかし、薄味であるがゆえに素材本来のうまみが料理の中で爆発している。

こよみ

広い店内に、客層も幅広く。
赤ちゃん連れのご夫婦、お若いカップル、ご年配のご夫婦。
驚くことは、何より店内が静かなこと。
他の店のファミレス風の雰囲気とは一線を画し、雰囲気もエコ。

おそらく複数いらっしゃる店員さんが醸し出す雰囲気も最高なのだと思う。
全員笑顔。
全員丁寧。
全員親切。
店員さん全員がお店のコンセプトを体現しているようで、いつ行っても素晴らしいもてなしの心に癒される。


四季

料理は全て原材料表示。
レシピは尋ねれば全て公開。
材料は希望すれば購入可能。
こんな癒しのレストランがあるのだ。

普通のレストランで、癒されることなんてあるんだと初めて知った。

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2008年01月14日

人を作る会社

テーマ:ブログ
社会人になりたての頃は、日経を読むのも一苦労で、特に文化面の「私の履歴書」に登場する著名人も年に数人知っている程度だった。
それから十数年が過ぎ、毎朝日経の一面をチェックした次には、裏返して「私の履歴書」を読むのが日課となっている。
今月の履歴書は「マエストロ」と呼ばれた前FRB議長アラン・グリーンスパンであり、毎朝楽しみに読んでいる。

そんな私の履歴書に2回も登場した人物がいることを、日経のコラムで先日初めて知った。
その人物とは経営の神様「松下幸之助」。

その神様が作った「松下電器産業」という会社から「松下」の名前がなくなることが先週、大坪社長から発表された。

ブランディングの失敗例として、ソニーとの対比で昔からよく取り上げられるだけに、やや遅きに失した感がある一方で、消え行く「松下」に一抹の寂しさも覚える。

前社長の中村氏は、幸之助がやったことのない大リストラを敢行し、業績回復。
現社長の大坪氏は、幸之助が大切にしてきたビクターを売却。

脱幸之助の路線が着々と進んできていただけに、驚きはない。

営利を追求する起業に対して、ノスタルジーを重ねても仕方ない。

しかし、新生パナソニックには、やはり幸之助の精神だけは受け継いでもらいたいと、幸之助ファンは思う。



松下はどのような会社ですか、と問われた幸之助はこう答えた。

「松下は人を作る会社です」






松下 幸之助
道をひらく
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2008年01月13日

いきものがかり

テーマ:音楽
DENPOのCMで彼らの曲を初めて聴いて以来、ずっと気になっていた。
まずグループ名がグッときた。

「いきものがかり」

初めは「神がかり」から派生したネーミングが素晴らしいと思っていたが、実はメンバーが小学生時代に「生き物係」だったことから安易に付けられたと知ったときには唖然とした。

しかし、そんなことでは彼らへの興味は失われず。
何より音大出身ボーカルの吉岡聖恵の歌唱力が耳に残る。

遅ればせながら買ってみた彼らのアルバムは、予想を遥かに超える出来映えだった。
言葉通り、捨て曲が1曲もない。

アップテンポからバラード調まで、吉岡の歌唱力が堪能出来る。



「 思いのたけを打ち明けた

  大きくうなづいてくれた

  初めて握る左手は

  あたしよりも震えていた 」


歌詞もよくできている。


もっともっと人気が出ても良いグループなのだが・・・

これぐらいの方が良いのかもしれない。







いきものがかり, 江口亮, 田中ユウスケ, 島田昌典, 湯浅篤, WESTFIELD, 亀田誠治, 山下穂尊, 水野良樹
桜咲く街物語
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2008年01月09日

シバ@稲毛

テーマ:音楽
こんな店が近所にあったら毎日でも通いたい。
千葉では検見川の「シタール」と並んでカレーの名店と言われる稲毛の「シバ」。

JR稲毛駅の西口すぐの裏通りにあるが、昼時には行列が出来ることもある。
ここのお店は、「伝統医学アーユルヴェーダに基づいた』ものだそうで、ヒマラヤ山脈原産の紫岩塩ベイチをはじめ、インドやネパールからオーガニックスパイスを直輸入している。
店に入ったときの香りだけで、タダものではないと本能が感じる。

ランチでいつも注文するのは、「サービスターリ」

ターリ

1,100円でカレ-2種、スープ、サグ、ドリンク付き。
カレー1種とサグは自分でチョイス出来る。
この日は「チキンカレー」を選び、デフォルトのカレーは「ベジタブル」。
サグはいつものほうれん草を回避し、150円追加して「モロヘイヤ」にしてもらう。
この「ターリ」の食べ方は、これらを豪快にすべて混ぜ合わせること。
まぜまぜすると、

gcha

(ちょっと見た目はヤバいな)
とこんな感じになる。これが激ヤバ、激ウマ。
スパイスが身体の指先にまで染み渡るのがわかるくらい、スパイスがたっている。
モロヘイヤのネバネバ感も心地よい。

そして、サイドメニューとして忘れてはいけないのが、トマトスープ。

トマト

辛い物好きの自分でも、初めはこの辛さに参った。
汗が後頭部から一気に吹き出してくるほどの辛さ。
しかし、トマトとスパイスの(多少ショウガも入っているか?)濃厚なハーモニーは、唐辛子の辛さとも異なる不思議な食後感であり、胃に流れ込んでからは身体をやさしく温めてくれるような気がする。
ゆえに、どんなに辛くても次にまた頼んでしまう不思議なスープだ。
やや風邪気味のときはこれで体調が回復するかもしれない。

初めてスープを頼む人は、ハーフサイズが良いかもしれない。
初めてだと舌の感覚が麻痺して、カレーの味が全くわからなくなるほどの強烈さだ。

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2008年01月06日

専業主婦が年収1億のカリスマ大家さんに変わる方法 / 鈴木ゆり子

テーマ:
本のカバーの顔はまさしく「オバチャン」。
この方が平均利回り20%、年収1億の大家さんと聞いて驚く。
しかし、読んでみて納得するのだ。
この「オバチャン」スタイルこそが鈴木さんの不動産経営の極意であると。

この本の中には鈴木さんが苦しんだ末に獲得出来たノウハウが惜しげもなく書かれている。
こんなことまで書いてしまっていいんだろうか、とも思うのだが、これを読んで実際に行動に移せる人はおそらく1%もいないのだろう。
何よりもまず、不動産経営が好きでなければココまではできない。
故に、不動産経営に関わらず、全ての仕事の極意は「好き」になることなのだと合点がいった。


ハローワークは完璧な学歴社会です。


ペットマンションにしなくても、空室対策の一つとして「ペット相談可物件」に変更することがことがあげられます。


でも、どうにもお手上げな物件があります。それは「3困り」物件といって、「雨漏り」のする物件、「シロアリ」のいる物件、「水回り」のこわれた物件です。


日本は地震大国です。地震が来てすべての物件が倒壊してしまい、いくら物件を持っていても、災害に見舞われたら、その瞬間にすべてを失うことになります。そのリスクはいつも頭の片隅に置いています。


私はいい物件は人に貸せる、だから自分の住む場所はボロでもいいと言う感覚なのです。


お家賃をいただきに行くときには、「いただきます」ではなくて、「お預かりします。ありがとうございます」と言います。それが原点です。









鈴木 ゆり子
専業主婦が年収1億のカリスマ大家さんに変わる方法
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