2007年06月28日

生年月日の暗号 / 佐奈由紀子

テーマ:
占いはほとんど当てにしないし、気にもならない。
星占いなんて誕生日が同じだったら運命一緒なのかと。

それが、どうやらそのようなのである。
運命ではなく、性格が似ているらしいのだ。
バースデイ・サイエンス。
過去からの膨大なデータを元にした、統計に基づく調査結果なのだという。
大手企業ではこれを導入しているところもあるとのこと。

巻末の生年月日表で自分のタイプを確認する。
該当箇所を読んでみる。

何だこれは。

ほとんど自分のことではないか。
そんな自分のコンプレックスの解消の仕方まで載っている。
我が家では家族3人がそれぞれ違うタイプだった。
そして、ことごとく各自の性格がそこに書かれている。

試しに両親の誕生日も見てみた。
当たってる。
母親と父親の性格もそのとおりだ。

同じ生年月日の人は性格が似ているということだろうか。

何がどうなっているのか全く分からない。

少し恐ろしささえ感じてしまう。





佐奈 由紀子
生年月日の暗号―統計心理学でわかる6つの性格
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2007年06月23日

格差が遺伝する! / 三浦展

テーマ:
「下流社会」で社会をえぐった著者による新書。
東京、神奈川、千葉、埼玉に住む小学2年生-6年生の子どもを持つ母親1443人を対象にしたアンケートをもとにしている。
子どもの成績の良し悪しは何によって決まるのか。
家庭の所得と子どもの成績が比例することは以前から指摘されている通り。
所得以外の要因は何かあるのか、と読み進めてみる。

基本的にこれまで議論されてきた内容以上の事実は見当たらない。
ある程度所得があり、子どもの教育に対する意識が高い親の子どもは成績が良い。
常識としての生活が崩れている現代において、礼儀作法を重視している家庭の方が良いに決まっている。
ある意味「格差は遺伝」してしまうのかもしれないが、決して遺伝ではない。
昔の親は貧しくとも子どもの教育には熱心ではなかったのか。

三浦氏は「下流」を、その状況に甘んじている方々を指して使っている。
塾に行かなくたって、貧乏だって、勉強しておけば将来はそこそこの生活が出来る。
自分を顧みずに子どもを教育する家庭が減ってしまっている。
遺伝ではなく、「あきらめ」が子どもの未来を閉ざしている。

金持ちの子どもばかりが東大に入って日本を動かし、東京ばかりが繁栄する未来なんてまっぴらごめんだ。

しかし、この本の広告に良く載っている
「成績の悪い子どもの母親は昼寝をしている!」
というのはそれほど根拠はない。
成績が悪い子どもの母親の43%が昼寝をしており、
成績が良い子どもの母親も36%が昼寝をしている。
それほど有為な差はない。
お母さんたちはみんな昼寝が好きだということだ。





三浦 展
格差が遺伝する! ~子どもの下流化を防ぐには~
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2007年06月19日

成功者の告白 / 神田昌典

テーマ:
仕事と家庭。
起業家のみならず、仕事と家庭のバランスは男女を問わず、職種を問わず、働いている者が直面する重い課題だ。

この本の読者は、リストラを機に起業したサラリーマンが遭遇する数々の苦難をともにする事が出来る。
そして、それらの苦難のうち、どれか一つはサラリーマンでも遭遇したことがあるに違いない。
なぜなら、これは神田氏がかつて経験し、その後のコンサルティングで他の起業家から見聞する事案に基づいているからだ。
そして、残念ながらほとんどの起業家は同じ轍を踏んでしまう。

家庭のこと。
子どものこと。
女性関係。
社内調整。

実は自分もここに書かれていることに、うっすら気づいていたことがある。
それは、仕事の調子と子どもの調子が反比例する事実。
つまり、私の仕事が難渋しているときは不思議に子どもの体調が良い。
反対に、子どもの体調が崩れるときは仕事が順調な場合が多い。
この一見関連のない事実を神田氏は解き明かしてくれている。

至る所に埋まっている地雷を踏まないためにも、起業家以外も読んでおいた方が良い。







神田 昌典
成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語
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2007年06月15日

本能の力 / 戸塚宏

テーマ:
戸塚ヨットスクール。

練習中に生徒が亡くなる事故が起こり、戸塚宏は有罪となり刑期を全うして再びヨットスクールで指導を行っている。
その著者が「体罰は善である」という信念のもとに書き上げた本。
今この瞬間にもヨットスクールにで学んでいる生徒がいる。
ヨットスクールに子どもを託す親が多数いる。

体罰礼賛。
いじめ礼賛。
そして、体罰を肯定するためのロジック。

「体罰とは、相手の進歩を目的とした有形力の行使、力の行使である」

ヨットスクールで学ぶ生徒は、確かにある程度のレベルを超越し、通常の手段では更正不可能な生徒が集まっているのかもしれない。
(現在では行っていないにしろ)それを、力でねじ伏せる教育を理解できない。。

力への恐怖に従ったとき、
後に自分が力を保持した場合、同じロジックで力を行使することはないのだろうか。
確かに、戸塚ヨットスクールで「力に従う」ように更正した者は多数いるだろう。
彼らが、社会で主体性を持ちその後も生活を送ることが出来ているのだろうか。
外に露出する敵意を、ヨットスクールの中でで「理」ではなく「力」で矯正されたとして、その内に秘めた敵意が自分を傷つけてはいないのだろうか。


ヨットスクールに頼る前に、毎晩子どもの目を見て抱きしめてあげることが一番重要である。





戸塚 宏
本能の力
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2007年06月12日

機を活かす

テーマ:
「月刊致知」7月号のテーマは「機を活かす」。

今回の対談は「ヤンキー先生」でおなじみであり、現在では政府の教育再生会議の室長をされている義家弘介氏と、若くして不動産業界を席巻し「1R男」の本なども出版されたエスグランドコーポレーション社長の杉本博之氏。


両氏とも過酷な人生を送られきており、驚くばかりだが、義家氏の生い立ちは凄まじい。
零歳で両親は離婚し、義家氏は父親方の祖父に預けられる。
その後父親は再婚。
家に戻るも、新しい母親にできた弟。
複雑な家庭環境の中で母性への憧れの裏返しで父親に反発する。
本物の不良となった義家氏は、父親に勘当され16歳にして相談所を通して里親に預けられる。
その里親の方が探した高校が、後に教師として戻る北星学園余市高校だった。

そこで担任の安達俊子先生と出会う。
先生は彼らを「宝物」と言ってくれた。
そして安達先生を母性の対象とした義家氏は更正していく。

猛勉強の末に入った大学。
しかし、4年のときに交通事故でひん死の重傷を負う。
危篤状態の中で呼んだ名前は安達先生だった。
そして、危険な状態を脱し目覚めたとき、義家氏は安達先生に手を握りしめられていた。
「あなたは私の夢だから、死なないで」

そこから義家氏の本当の人生が始まった。



義家氏は若者にこう言う。


死ぬな。
失望はしてもいいけど絶望だけは絶対にしてはいけない。

失望というのは望みを失っただけで、見失ったらまた探せばいい。
だけど絶望というのは自ら望みを絶ったことです。
自ら絶ってしまったら、もう望みは帰ってきません。
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2007年06月09日

いけちゃんとぼく / 西原理恵子

テーマ:
amazonのカートにはたくさんの本が買われるのを待っていて、数週間に一度のタイミングでその内の何冊かが我が家にやってくる。
この本もカートで役割を待ちながら何ヶ月も待っていた。
マンガということもあり優先順位は低かった。

しかし、先日注文しようとカートを覗くと、西原理恵子の本の中に「7-8週間後に発送」となっている本があった。
そんなに人気があるのか、と気になり、入荷したら即買おうと日々注意していた。
そして、先日、やっとこの本が我が家にやって来た。

届いてみるとマンガではなく、絵本。
品薄になっていたのは某テレビで「泣ける本」として紹介されたかららしい。
帯にはその旨が書かれている。

ぼくとふしぎないきもの「いけちゃん」との交流。
読み進めていくうちに、いけちゃんとは母性の変化したものではないか、と私は思い始める。
しかし、この人(西原さん)は心理描写がうまい。

ぼくが大人になるにつれて存在感を薄める「いけちゃん」


そして最後の最後で読者は「いけちゃん」が何者かを知る。

そして、「いけちゃん」の正体を知ってからもう一度読み返す。

所々に散りばめられた「いけちゃん」の言葉に深く感動して涙があふれる。


大人が読むべき絵本。

二度以上読み返さなければならない本。

初めて西原さんの作品を読んだが、これほどのストリーテラーだったとは。
素晴らしい。





西原 理恵子
いけちゃんとぼく
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2007年06月06日

集中力を確実にアップする技術 / ライフ・エキスパート編

テーマ:
これは集中力が長続きしない娘のために買った本。
自分のためでもあったのだが。
好きなことには誰が言わなくても集中出来るのに、その他のことには時間ばかり気になって時計ばかり見てしまう。
嫌なことにも集中出来る技術はあるのだろうか。

と思い買っては見たものの、勉強には応用が効きそうだ。
ただ、この本の対象であるデスクワークには効かないかもしれない。
というのも、仕事の集中力は意欲に直結しており、人間関係も背後にあるからだ。

・寝る前に風呂に入ると熟睡が出来るため質の高い睡眠がとれる。

・朝食は食べた方が集中力は維持出来る。

・仕事で使う道具を新調してみる。

・椅子の座面と机の間は30cmが疲れない。

・立ち上がって軽いストレッチをする。

・顔を洗う。


やはり受験生へのアドバイスのようになってしまった。






ライフ・エキスパート編
集中力を確実にアップする技術
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2007年06月04日

人生の鍛錬 小林秀雄の言葉 / 新潮社編

テーマ:
小林秀雄
白州次郎
白州正子

ここ数年この名前を目に、耳にすることが多い。
彼らの著作も読んだこともなければ、経歴も知らない。
批評家だったり、骨董が趣味だったりした人、程度の知識しかない。

気にはなっていたが、難しそうだから手を出さなかったが新潮社が小林秀雄の言葉を集めた新書を出していたので、入門編として読んでみた。
ここのところ、じっくり読み込まなければならない本から遠ざかっていたため、一文一文は短いのに理解するのに時間がかかる。
しかし、じっくり理解しながら進むと、だんだんわかってくる。
すごい人だと言うことが分かり始める。

この本だけでは小林秀雄は理解できないが、入門編としては最適。



・果して他人を説得する事が出来るものであろうか。若し説得出来たとしたら、その他人は初めから、説得されていた人なのではないか。


・僕の接する学生諸君に、愛読書は何かと聞いて、はっきりした答えを得た事がありません。愛読書を持つという事が大変困難になって来ています。様々な傾向の本が周囲にあんまり多すぎる。愛読書を持っていて、これを溺読するという事は、なかなか馬鹿にならない事で、広く浅く読書して得られないものが、深く狭い読書から得られるというのが、通則なのであります。


・誤解されない人間など、毒にも薬にもならない。そういう人は、何か人間の条件に於いて、欠けているものがある人だ。


・不平家とは、自分自身と決して折り合わぬ人を言うのである。不平家は、折り合わぬのは、いつも他人であり環境であると信じ込んでいるが。


・喜びを新たにするには悲しみが要り、信を新たにするには疑いがいる。






新潮社
人生の鍛錬―小林秀雄の言葉

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2007年06月01日

雨ニモ負ケズ

テーマ:ブログ
これまで我が家のトイレには、娘のために大きな全国地図が貼ってあった。
5年生になり都道府県も全て覚え、地図も古ぼけてきたため他の「何か」を貼ることにする。

何か格言でも貼ろうかと思案していると、昨年岩手の賢治記念館で買ってきた賢治直筆の「雨ニモ負ケズ」のレプリカがあったことに気がついた。
早速、トイレに貼ってみた。
少しでもこんな人間に近づくことが出来るように。

雨ニモ

今日で2日目だが、娘は既に完全に暗記。
私もほぼ暗記。
だが、妻は・・・


身体は丈夫。
性格は穏やか。
衣食住は質素だが、とても賢い。
周囲の人を気遣い、寄り添う。
気候の移り変わりには、心を痛め、
周囲には全く気にされなくても構わない。

そんな地点にに死ぬまでには到達したい。



風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋(いか)ラズ
イツモシヅカニワラツテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジヨウニ入レズニ
ヨクミキヽシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病氣ノコドモアレバ
行ツテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ツテソノ稻ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボウトヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハ
ナリタイ
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