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2007年05月30日

勝者の思考法 / 二宮清純

テーマ:
テレビでも良くお見受けする二宮清純氏。
さまざまなスポーツに通じ、観戦し、選手と語り合い、そのような中から導きだした勝者の思考法。
プロスポーツ選手は自分の身体こそが商売道具。
故に様々な選手のプレーは生き様につながる。

多くのページが割かれているのが、三原脩と仰木彬。
三原氏はさすがに話でしか聞いたことがない。
昭和26年に常勝軍団巨人を追われ、福岡の西鉄の監督となる。
当時の西鉄は、日経のコラムでおなじみの豊田、神様仏様稲尾様の稲尾、青バットの大下、中西太ら、そうそうたるメンバーがいた。
三原が監督になって4年目に西鉄は初の日本一。翌年も日本一に輝いた。
3連覇がかかった昭和33年の日本シリーズ。
西鉄は巨人に初戦から3連敗となる。
しかし、
三原は4戦目以降、稲尾を4連投させ、見事に3連覇を果たす。
しかし、4連投となった稲尾だが「全然苦にならなかった」というのだ。
三原はピンチになると稲尾のそばに来て「困ったなー。ここを切り抜ければ勝てるんだけどなー」とつぶやくのだそうだ。
そうすると、稲尾の闘志に火がつき「ここは俺が行くしかない」となり、「投げさせられた」気持ちにはならなかったという。

これぞ人心掌握術。


投手と野手。
ポジションは違うが、変わったフォームだがメジャーで大活躍した二人。
野茂とイチロー。
二人を見いだしたのが仰木彬。
特にイチローは仰木がいなければ、ただの二軍選手で選手生命を終えていたのかもしれない。
型にはめずに、個性を伸ばす。
それが仰木の真骨頂。
その仰木も三原に育てられた。






二宮 清純
勝者の思考法
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2007年05月28日

鳥料理 有明 / 門前仲町 

テーマ:グルメ?
門前仲町には素晴らしいらーめんがある。
門仲といえば「こうかいぼう」だけかと思っていた。

赤札堂の脇道を入っていくとすぐ。
しかし、分かりにくい場所にあるがこの看板が目印。
鳥料理 有明。

有明

この「軍鶏水炊らーめん」を食べることが出来るのは月火木金だけ。
それも昼限定20食!
この日は運良く11:30過ぎに到着し、先客はなし。
さっそくカウンターに座り注文。
「地鶏のゆで卵」と「洗い飯」も一緒に。
洗い飯とは温かいご飯に湯通しをしてパラパラになったご飯が茶碗に盛られてくる。
これを食べ終わったスープに入れ、雑炊のように味わう。

しばらくして出てきた作品のようならーめんはこれ。

軍鶏

これはラーメンではない。
鶏のスープに麺が入っている、という言い方が正しい。
スープがメインだから、味は薄味。
そして麺は細縮れ麺が、スープに良くなじむ。
スープは、鶏のだしがしっかり出ているのに、独特の臭みが全くない。
スープを取るときに、ご飯も一緒に茹で、最後にご飯を取り出すのだそうだ。
だからだろうか、濃厚な鶏のダシなのに臭みがなく、多少の甘みが出ている。
焼き鶏チャーシューも枚数は少ないが、非常にうまい。

麺を食べ終わった後に、洗い飯を入れて味わう。
半分まで食べ終わったところで、味ぽんを数滴入れる。
数滴だけで、味わいがガラッと変わる。

夜も食べに来たい店だ。


外出ランチ集中期間はそろそろ終了。
デスクでコンビニおにぎりの生活に戻ろう。
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2007年05月26日

腸は考える / 藤田恒夫

テーマ:
大きな書店に行くと、あえて自分の興味以外の分野の棚をうろつく。
なかなか読みたい本に巡り会える訳ではないが、たまに「これは」と思う本は迷わずに買うことにしている。
この本もそのビビッと来た本だった。

医学研究の分野では、ないがしろにされがちな「腸」の研究を続けてきた著者。
正直言うと、素人が読み全てを理解するのは難しかった。
専門用語が頻発するので、まともに読むとその度に中断しなければならない。
よって3割くらいは斜め読み。

しかし、それでも腸の機能のすごさと、著者から伝わる研究の「楽しさ」は素人が読んでも面白い。

腸は「小さな脳」とまで呼ばれる器官だ。
それは、脳からの指令を受けずに自ら判断して機能することが出来るのだ。
だから、寝ていても、脳死でも、腸は動き続ける。
食物が入ってくると自動的に胃酸を中和する。
体に良くない食物を摂取すると、下痢を起こして体外に排出しようとする。

そして、酒飲みにはうれしい話。
やはりアルコールは消化に良いとのこと。
アルコールは胃壁を厚くし、胃酸の分泌を促すため、「適量に」飲めば良いことばかり。






藤田 恒夫
腸は考える
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2007年05月24日

政吉そば@四ッ谷

テーマ:グルメ?
四ッ谷駅前通りの一本裏にある立ち食いそば屋。

普通の立ち食いそば屋に見えるが、店外、店内にある数々の雑誌の切り抜きを見れば、ただの店ではないことはわかる。
立ち食いそばランキング、の類いのもので何度か1位に輝いている店らしい。
ここは、そば粉6割に、つなぎに山芋を使っている「特注の麺」が売りのようだ。
麺は作り置きしていないので、注文後多少時間がかかる。

注文したのはおすすめだった「小海老天そば」。
汁にプリプリの海老天が5つ入っている。

政吉

そばをつけてすすってみる。

違う。

そばに詳しくない自分にも麺の違いがよくわかる。
キリッとしたなかに、そばの風味がじわっとにじみ出る。
こんなそばは立ち食いでは食べたことがない。
それでいて、もちろん立ち食いだからリーズナブル。

これはすごいお店だ。
四谷界隈にお勤めの方が羨ましい。
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2007年05月22日

ツイてる! / 斉藤一人

テーマ:
斉藤一人さんの本を買うと、どちらが先に読むか、妻と奪い合いになる。
どうして斉藤一人さんのことが好きなのだろう。

もちろん書いてあることが好きだから、というのは当然。
本当のところは、どんな人が読んでも温かく包んでくれるような、その語り口にあるのだろう。
「しなさい」、「するべきだ」というアドバイスではない。
「そうなんだ。でもホントはこうなんだよ、ね?」と読むだけで元気が出てくる。

そして、読み終わって気づくのだ
「全ての問題を難しくしていたのは、結局自分自身なのだ」と。
固くこわばっているココロを、やさしくもみほぐしてくれるこの快感がたまらなくてまた一人さんの本を買ってしまう。


・朝になると明るくなって、夜になると暗くなる。
 世の中には、そう思ってる人もいるんですけど、私にいわせると、そういう人は科学を知らない。
 朝になったから明るいのではなくて、太陽があるから明るいんです。太陽がなければ、地球が何回回っても、世界はずっと暗いままなんです。(中略)
何がいいたいかというと、人間というのは何も考えないでボーッとしていると、暗くなってしまうんです。太陽がないのと同じになってしまう。
 不況だろうが、自分の親がどうだろうが、自分がどんな環境に置かれていようが、明るく考えるということをしなければ、人は明るくならないんです。


・悩みとは、自分ではどうにもできないこと。
 どうにかなることなら、何とかしているはずだから、悩みにはならないんです。どうにもならないから、悩んでいる。それが悩みの特徴です。
 ただし、人はそのことで一生悩んだままなのか、というと、そうじゃない。
 試しに、みなさんに質問しますが、一年前に自分が何に悩んでいたか、覚えていますか?二年前に悩んでいたことを思い出せますか?



この本には付録として一人さんが語るミニCDがついている。
一人さん曰く、100回聞けばわかるとのことで、私はやっと4回聞いた。
「ツイてる」の極意がよくわかるCDであり、このCDだけでも本を買う価値がある。





斎藤 一人
ツイてる!
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2007年05月19日

切に生きる

テーマ:
月刊致知6月号のテーマは「切に生きる」。


インタビューでは、旭川赤十字病院、第一脳神経外科部長の上山博康先生が語っておられる。
上山先生は、以前NHKの「プロフェッショナル」に出演された際に非常に感銘を受け、その病院とお名前をメモしていた方だ。

脳手術における技術の評判は高く、患者さんは日本全国から上山先生の手術を受けるために北海道の旭川までやってくる。
そして毎日のように手術をこなされ、家に帰っては全国の患者さんからの手紙やメールに必ず目を通す。
その結果睡眠時間は毎日4時間。

それほどまでにして志の高い医療を目指そうとする上山先生には、師があった。
秋田県立脳血管研究センターの伊藤善太郎先生。

伊藤先生は患者さんが亡くなると、
「力及ばず申し訳ございませんでした」
と謝っていたのだと言う。
現在では考えられない。

そして上山先生は伊藤先生に問うのだ
「こっちに落ち度がないのに、医療ミスのようにとられてしまいませんか」と。
すると伊藤先生はこう言った。

「それは上山、医者の論理だろう。医者にはダメだと分かっていても、患者さんの側には分かるわけない。助けて欲しいから来ているんだよ。俺たちに力がないから助けられないんだよ」

そして
「患者は人生を懸けて手術台に上がるんだ。俺たちは何を懸ける。お前のプライドを懸けろ。医者としての全てのプライドを懸けろ。それしか、患者の信頼に応える方法はないんだ」

しかし、指導をしてもらうようになって一年半後、伊藤先生は急逝する。


上山先生は、その後北大に戻り、ある脳腫瘍の患者さんの手術を行ったときに伊藤先生の本当の意味でのバトンを受け取ったという。

その手術は腫瘍にカテーテルを入れて、接着剤で壊死させる、という特別なものだった。
手術は順調に進み、いよいよ接着剤を注入する。
予定の4ccは問題なく入った。
しかし、腫瘍が大きいためさらに注入したところ、接着剤がよそに流れ込まないように留めていた二本のクリップが開いてしまった。
接着剤は脳幹全部に流れた。

そのとき、上山先生は空気が凍り付き、自分の居場所が全くなくなったように感じたという。
そして手術前の患者さんの笑顔が浮かぶ
「俺には独り立ちできていない子どもが二人いるから、まだ死にたくないんだ。俺、先生に任せるから、頼むよ。」
自分の愚かさが悔しくて、家族のところに行き、土下座した。
しかし、その長男がこう言った。
「・・・父は先生のことが好きで、先生を信頼して手術を受けると言いました。父の信じた先生が、一生懸命やってこうなったんだから、悔しいけど仕方ありません・・・」


上山先生は言う。

「先生に任せるからと言ってくれた彼の悔しさが、僕にはどうしても忘れられません。いまでもあの笑顔が脳裏からはなれません。だから僕は手を抜けないんです。」


上山先生。
これからも末永く本物の医者でいてください。
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2007年05月17日

カレー三昧 紅花&つたカレー@日本橋

テーマ:グルメ?
二日連続で午前中は日本橋、大手町界隈に外出。
オフィスが移転してしまったため、日本橋でのランチは久しぶりでうれしい。
さて、せっかくの日本橋だし、何を食べようかなと考え、即座に「つたカレー」が思い浮かぶ。

久しぶりに食べることが出来るうれしさに浮き足立って新日本橋駅方面に向かうと・・・なんと得意の臨時休業。
明日より営業します、と。
よく急に休みになるんだよな、この店。

とがっかりするもすぐに気を取り直し、日本橋方面へ戻り、紅花に向かう。
あの濃厚なココットを思い浮かべると、つたカレーが閉店だったことなんてすっかり忘れてる。


ココット

この深みがあって、コクがあるけど、身悶える辛さは変わらず。
周囲のサラリーマンも、皆ヒーヒー言いながら食している。
こんなに辛くても食べたいカレーなんだよな、ココットは。
ありがとうございます。
ごちそうさま。

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そして、あくる日のランチ。
もちろん目指すは「つたカレー」
ちゃんと張り紙どおり営業していて安心安心。
11:30前なのに1階はほぼ満員。
着席するなり「いっこー」の注文もおなじみ。


つた


そして、出てきたカレーも毎度のことながらビミョーに前と味が違う。
以前よりトロみが増して、辛さにはコショーの風味が強く出ている。
でもイモやにんじんの大きさや、肉のそっけなさは変わっておらず、にんにく風味の強さも前と同じ。
なんだかトロみがついた分ご飯がすすまず残してしまったが、エネルギーが出そうなカレーは健在だった。


せめて1ヶ月に一回は食べたいカレーだが、次はいつ食べられるだろう。
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2007年05月15日

高級鮮魚卸 三和 / 浜松町

テーマ:グルメ?
世の中には本当にいろいろな店があり、情報さえあれば高級店で食べるのと同等レベルの食材を格安で食べることが出来る。
「食べる」ということに興味が向かうようになってから、そんな情報が入ってくるようになった。

この浜松町にある店もそんな店。
普通に浜松町を歩いていても絶対に巡り会えない。
店構え自体、飲食店ではない。
その名も高級鮮魚卸 三和。
鮮魚卸店が昼時だけ店の一部を使って海鮮丼を出している。

店は非常に狭く、カウンターのみに10人は無理だろう。
目の前には大きな業務用冷蔵庫。
おまけにわさびは粉わさび。
器も家庭用か?と思うシロモノ。
それでも使っている魚が新鮮かつ上物だから他のマイナス点はすべて吹き飛ぶ。


「特選海鮮丼¥1,200」を頼んでみる。


三和

「上海鮮丼¥1,000」との違いはマグロに大トロが入っているのと、蒸しアワビが入っているところか。
蒸しアワビはこの上ない柔らかさ。
コハダの〆具合も絶妙。
ゆで海老なのは我慢するとして。
この内容のものを¥1,200 では他の店では食べられない。
みそ汁のアサリ汁も出汁が良く出ていておいしい。

他にも鉄火丼、ウニ丼、アワビ丼、いくら丼、ハマチ丼などがあり、その日の特別メニューもあるようだ。

世の中にはいろいろな知らない店が本当にたくさんある。
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2007年05月13日

決断力 / 羽生善治

テーマ:
ベストセラーとなった羽生善治氏の新書。
7冠を達成する以前から注目されていた人気棋士だが、その実力もやはり並ではなかった。
現在でも最前線で活躍しておられるのがうれしい。
しかし、将棋界で活躍し続けることはこれほどまでにも過酷なことなのか、と改めて知った。
タイトル戦など、2日にわたって集中力の限りを尽くして対戦すると、体重も減り、食欲もなくなり、精神的にも疲労困憊するのだそうだ。
将棋とは頭を使ったスポーツだ。

私は仕事を進めるうえで判断を下した後、後輩などに根拠を尋ねられると「カン」だよ。
と答えることが良くある。
彼らは「カン」と言う言葉が気に入らないらしく、明白な根拠を欲しがる。
しかし、この「カン」の背景にはこれまで培ってきた経験に基づく、思考回路のパターンの上に構築された「根拠」があるのだ。しかし、それは言葉ではうまく説明することが出来ない。
羽生氏はこの「カン」について、非常にうまく説明してくれている。

経験を積んでくると、たくさん読むのではなく、パッと見て、「この手は流れからいってダメだ」「この手しかないから見通しがつ立つまで考えよう」とピントを合わせられるようになる。逆に言うと、余計な思考が省ける。(中略)
ツボを押さえることによって、突然ジャンプして最後の答えに行き着ける可能性が出てくる。今まで一歩一歩しか進めなかったのが、近道を発見して一気に結論に到達できるのだ。
これは知識がどれだけあってもできない。知識を「知恵」に消化させることで初めて可能になる。知識をうまくかみ砕いて栄養にする感覚である。


私が言いたいを実に的確に表現されている。
「カン」とはまさしく「知恵」なのだ。


そして、雇われ会社員には心強いこんな言葉。

リスクを避けていては、その対戦に勝ったとしてもいい将棋は残すことは出来ない。次のステップにもならない。それこそ、私にとっては大いなるリスクである。いい結果は生まれない。私は積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすると、いつも自分に言い聞かせている。







羽生 善治
決断力
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2007年05月11日

中本@有楽町

テーマ:グルメ?
本日は有楽町で一仕事。
昼食はジャポネにしようかと赴くものの11:30時点ですでに15人ほどの大行列。
相変わらずの大人気を確認しつつ、並んで食べる時間もないので他の店を探すことに。
そういえばしばらく中本に行ってないと思い起こし、有楽町ビルの地下にある中本に行く。

マックやエスニックの店が並ぶ中に、一店だけ屋台の雰囲気をかもし出す店を見つけたら、それが中本。
結婚する前、妻と付き合っていた頃は二人ともラーメンが好きで、行く先はもっぱら原宿か銀座の「じゃんがら」。
当時は今ほどのラーメンブームではなかったが、それでもラーメンランキングの類はあり、有楽町「中本」は比較的露出度が高い店だった。
そこで、いつもの原宿「じゃんがら」から、有楽町に遠征して食べに行ったのがこの「中本」だった。

まず、色に驚いた記憶があったが、今でもそれは変わらない。


中本2


そして、麺の太さも変わらない。


中本


濃い醤油色ながら、甘みがある。
スープはおそらく野菜がメインなのだろう。
そしてチャーシューも分厚い。
麺もたっぷり入っているので、昼食には十分すぎる量。

何の変哲もない普通のラーメンなのに、お昼は今でも行列が出来ているところを見ると、奇をてらわないこんな普通のラーメンが食べたくなる方がたくさんいらっしゃる、と言うことなのだろう。


そろそろ昼のラーメンも我慢しなければ。
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