2007年04月28日

宇宙方程式の法則 / 小林正観、山平松生

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以前からずっと興味がありながらこれまで一度もこの方の著書を読んだことがなかった。
小林正観。
風雲舎という出版社の社長である山平氏が小林氏に興味を持ち、インタビューを行いながら出来上がったのがこの本。

山平氏がいわゆるスピリチュアルな方面に興味を持つきっかけとなったのが、ソニーの井深大氏との出会いだった。
井深氏は晩年ソニーにエスパー研究所を作り、客観的に「気」の研究を行っていたのは周知の事実。
ソニーでCDやAIBOを作り出した天外伺朗も現在の活動はスプリチュアルな分野であることを考えると、その道を極めると、人は必然的に人智の及ばない分野の存在を感じるのだろうか。
山平氏が井深の秘書のようにして付き添い歩いている頃に知ったのが、小林正観氏のことだった。
山平氏はだんだんスピリチュアルな世界に惹かれていく。

小林正観氏。
やはり、普通ではない。
斉藤一人からいきなり小林正観に入っても心の拒絶反応が起きるかもしれない。

もともと小林氏は、超能力の研究を行い、透視の技術を取得し、他人の死期まで当てることが出来るようになった。
しかし、結婚し生まれた長女には知的障害があった。
ここから小林氏は新たなステージに到達する。
「あるがままに受け入れる」ことにより、悟ったのだ。

「ありがとう」を繰り返しながら、トイレ掃除を怠らず、自分が太陽になる。

全ての答えは自分の心の中にある。
そんなことが少しずつ分かりかけてきたような気がする。

小林氏の著書をもっと読み込む必要がある。




小林 正観, 山平 松生
宇宙方程式の研究―小林正観の不思議な世界




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2007年04月22日

本気で生きよう!何かが変わる / 丸山浩路

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私は拝見したことがないのだが、以前NHKの手話ニュース845に出演されていた丸山さん、という方を覚えていらっしゃる方もいるだろう。
手話通訳者から始まり、現在丸山さんは、講演をメインに活動されているようだ。
福祉の世界で、バイタリティを持って活動されている丸山さんの様々な出会いをもとに書かれたのがこの本だ。
本人がおっしゃる通り、「クサい」
ただし、そのクサさは、わかっていながら聞く者、読むものの心を揺さぶらずにはいられない魔法の言葉なのだ。
それは丸山さんが、自ら福祉の現場に立ち会ってきたからこそ語れる、それぞれの物語に関わってきたからだ。
それも愛情を持って。

この本の最初のエピソード。
これを読むだけで何度も何度も涙が溢れてしまう。
こんな始まり方をする本、なかなかないだろう。



要約すると、


とある高校の入学式後。
クラス分けに従って新入生はクラスに入る。
先生が出席簿の名前を呼ぶ。
青木くん、伊藤さん・・・・・
「山田太郎」という彼の名前のところで、先生は名字で呼ばず「太郎!」と山田のことを呼ぶ。
自分だけ呼び捨てされた太郎は先生に反感を持つ。

しかし、三学期に入りたての秋、先生が入院してしまう。
山田太郎は先生から直々に病院に呼ばれる。
息も絶え絶えに、先生は山田の名前を呼び捨てにした理由を教えてくれる。

山田太郎と、先生の息子は同じ小学校に通い、同学年だったらしい。
そのため、先生は山田太郎の卒業文集の作文を読んでいたのだ。

太郎の作文にはこんな内容が書かれていた。



太郎の両親はろうあ者だった、
それをクラスの友達がからかう。

お前の両親はサルみてぇに変な声を出して応援していたな、と。
お前、一度も名前なんか呼ばれたことないんだろ。
これからも名前呼ばれることないぞ、と。

太郎はボロボロ涙を流し、無我夢中で家に向かう。
そして、泣き叫びながら、父親に向かって手話を始めたのだ。

ぼくの 名前 呼んで!
親なら 子供の 名前を 呼ぶのは 当たり前 なんだぞ。
この前 運動会が あったよね。
走ってるとき みんな 転んだだろ。
転んだとき みんなは 父さんや 母さんに 名前を
呼ばれて 応援 されたんだぞ!
ぼくだって 転んだんだ・・・
でも ぼくの 名前は 聞こえて こなかったぞ・・・。
父さん、名前読んでよ。
一度で いいから ぼくの 名前 呼んで・・・。
名前を 呼べないんなら ぼくなんか 
生まれなければ よかったんだよぉ。


太郎は大声で泣き始めた。
 

父親は、力一杯太郎を抱きしめ、こう言った。

私ハ 耳ガ 聞コエナイ コトヲ 恥ズカシイト 思ッテ イナイ。
神ガ 与エタ 運命ダ。
名前ガ 呼バレナイカラ 寂シイ?
母サンモ 以前 ソウダッタ。
キミガ 生マレタ トキ 私タチハ 本当ニ シアワセダト 思ッタ。
五体満足デ 声ヲダシテ 泣クコトヲ 知ッタトキ 本当ニ ウレシカッタ。
君ハ 体ヲ フルワセテ 泣イテイタ。
ナンドモ ナンドモ ヨク泣イタ。
シカシ ソノ泣キ声ハ 私タチニハ 聞コエナカッタ。
母サンハ 一度デイイカラ キミノ 泣キ声ガ 聞キタイト 
キミノ 唇ニ  聞コエナイ 耳ヲ 押シ当テタ。

ワガ子ノ 声ガ 聞キタイ!
コノ子ノ 声ヲ 聞カセテ!

ト ナンド 願ッタコトカ。
シカシ 母サンハ 悲シソウナ 顔ヲシテ 
首ヲ 左右ニ 振ル ダケダッタ。



このことを太郎は文集に書いた。
その文集を先生は読んでいたのだった。

だから、山田を「太郎」と呼び捨てにしていた。



何度読み返しても涙があふれてくる。
福祉の世界で生きている丸山さんだからこそ、
語れるエピソードが満載である。





丸山 浩路
本気で生きよう!なにかが変わる





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2007年04月20日

クリニクラウン

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クリニクラウン。
訳すと臨床道化師。
クリニクラウンは、クリニック(診療所)とクラウン(道化師)を掛け合わせた造語である。
入院生活を送る子供の病室を定期的に訪問し、遊びとユーモアを届け、子供たちの笑顔を育む道化師のこと。
元はオランダで始まった活動だが、パッチ・アダムスにより一躍世界的に有名になったクリニクラウン。

日本では2005年、大阪市に「日本クリニクラウン協会」が設立され、活動を行なっている。
この協会の理事兼事務局長をされているのが、塚原成幸さん。
月刊致知5月号にその塚原さんが随筆を寄せられている。


塚原さんは学生の頃、交通事故のため生死の境をさまよう程の大怪我をした。
身体が自由に動かず、ただ病室の天井を見上げ意思疎通もままならない日々。
そのような環境に置かれたことにより、身体だけで他者とコミュニケーション可能な道化師という仕事に惹かれていったのだという。

志を持って始めた仕事ではあるが、周囲には社会的な職業として認知されない日々。
そんなとき、阪神大震災が起こった。
塚原さんはボランティアとして神戸に駆けつける。
被災された方々のお世話を行い感謝される日々。
しかし、一方では無機質な灰色のコンクリートの瓦礫を毎日片付けなければならず、心はすさんで行く。
どこからか声がおこった。

「よし、今日もお宝を探しに行こう!」

実はお宝とは、亡くなった親族や友人の遺品のこと。
しかし、その声をみんなで掛け合うことにより、元気がみなぎってくるのを感じたのだという。
そして塚原さんは思った。
「ネガティブな感情をポジティブなものに変換することが出来るのが、道化師の仕事なのだ」と。



クリニクラウンの技術は、道化師の芸を披露するためのものではなく、子供たちの心に寄りそうためのもの。
活動の主役はあくまで子供。
病気の治療のために様々な制限の中で入院生活をしている子供たちがおもいきり笑い、主体的に遊ぶことのできる環境をつくること、それがクリニクラウンの役割だ。

なんという素晴らしい仕事だろう。
しかし、HPを見ると彼らの活動はすべて寄付でまかなわれているとのこと。
ささやかながら、賛助会員として御協力させていただくことにした。



今日も病院でイヤな治療を、
明日を信じて、がんばって耐えているたくさんの子供たちに、
あふれんばかりの笑顔がもどりますように。





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2007年04月14日

HOME / Mr.Children

テーマ:音楽
読書が好きで、音楽が好きで、酒もおいしい食事も好き。
そんな色んなことをblogに書こうと思っていたものの、仕事内容が変わったこの一年は読書を記録するのが精一杯の日々。
音楽はストレス解消の為にも浴びるように聞いていたが、それをブログに残す気力まではなく、気づくとこの一年はBeatlesのリミックス盤一枚しかブログに残っていない。
余裕がなかったことが我ながら良く分かる。

久しぶりに、ミスチル。
今回のアルバムは原点回帰と言える内容。
どうやら最近の若者はロック調のミスチルを好きらしく、今回のアルバムは若い世代には多少の違和感を持って受け止められているらしい。
しかし、私はにとってはこれが昔からの「ミスチル」。
特典のDVDで、桜井は語っていた。
「ミスチルはロックバンドなんだ、とロックにこだわった曲を書いていた時期もあった」と。
しかし最近では肩の力を抜いて曲を書けるようになったのだと言う。
私はやはり彼の詩のセンスは、ロックではなく「ミスチル」フレーバーの曲でこそ最高の香りを生むのだと思う。

そして今回のジャケット、歌詞カードに使われている写真は「彩り」のPVで使われたものだが、写真集のようだ。
「HOME」の名の通り、心に残る写真が満載である。




僕のした単純作業が この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の笑い声を作っていく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑
                『彩り』







Mr.Children, Kazutoshi Sakurai
HOME(初回限定盤)(DVD付)
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2007年04月11日

夢をかなえる勉強法 / 伊藤真

テーマ:
子供の勉強法の本で何かおすすめは?と妻に聞かれて購入した本。
ずいぶん評判が良いのは知っていたので、自分でも一度読んでみたかった。
司法試験で抜群の成績を収めている伊藤塾の塾長、伊藤真が書いた本。

読み終わって、んーと考えてしまった。
なんと、試験に受かるテクニックと、これまで読んできた成功哲学の内容が非常に似ているのだ。
試験に受かることは、先を見据えると人生を豊かにする一つのステップであり、学校を出た後の人生まで見据えなければ合格してもいつか行き詰まる。そう考えると、試験に合格することは成功哲学の入り口とも言える。
試験を受ける予定のない人が読んでも示唆を得ることが多い。

私が自身の体験として共感できるのは、スランプに陥ったら、東京タワーに上れと言う部分。
著者は、スランプとは「自分の周囲に世界の広がりが意識できない状態」と規定している。
高いところに上って、世界を俯瞰すると目の前の視界が広がり、縮こまっていた自分の世界が広がっていくという。
自分もこの一年、何度も挫折しそうになりながら、通勤電車の車窓から見える数多の会社を見ながら、そこで働いているであろう何万人の社員の方々を想像しながら、自分の仕事なんて世界のほんの一部分でしかない、と思うことが出来たのだ。
そう客観視することによってなんとか持ちこたえることが出来た。
ただし、それは高架を走る電車から見下ろすシチュエーションだったから可能だったのかもしれない。
山手線で高層ビルを見上げながらでは、逆に更に自分を過小評価してしまうかもしれない。
宇宙から地球を見た宇宙飛行士が、人生に対する考え方が全く変わってしまう事例を考えても、これは本当に効果があることだと思う。






伊藤 真
夢をかなえる勉強法
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2007年04月08日

風林火山 / 井上靖

テーマ:
井上靖の風林火山を読むのはこれで三度目。
最初は中学生の頃、しろばんば等井上作品を読んだ一連の流れで。
二度目はNHKの大河ドラマ「武田信玄」が始まったとき。あの時の信玄役は中井貴一。山本勘助役は西田敏行がハマリ役だった。
そして今回が三度目。
やはり大河ドラマの風林火山に影響されてのこと。

井上靖の時代小説は、司馬遼太郎との作品とはまた違った味わいがある。
司馬の小説はある種の歴史に対する冷徹さを感じるのに対し、井上靖は温かさを感じる。
風林火山は、山本勘助の武田家への仕官から川中島までの話であり、武田信玄の物語ではない。
全編を通して、勘助、由布姫、信玄の心の交わり、心情の機微が短いながら丁寧に描かれている。
ドラマの方では既に始めから原作にないエピソードがかなり盛り込まれているがそれはそれ。
山本勘助という一人の軍師(であったかどうかは実際は定かではない)を描いたことにより、歴史へ彩りを加えた井上靖という人はやはり素晴らしい方だったのだと思う。

それにしても今回の信玄役、市川亀治郎。
また新たな信玄が生まれた。
彼も素晴らしい。





井上 靖
風林火山
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2007年04月05日

リクルートのDNA / 江副浩正

テーマ:
iモード生みの親、松永真理。
J-COM COO、福田峰夫。
インテリジェンス社長、鎌田和彦。
USEN社長、宇野康秀。
初の民間校長(杉並区立和田中学校)、藤原和博。
その他にも数えきれないほどのOB。
全てリクルート出身である。

これだけの人材を輩出し続けるリクルートに、そして創業者、江副浩正に以前から興味を持っていた。
私は、江副さんには田中角栄元首相に似た感情を抱いている。それは負の感情ではなく、再評価されているという意味においてと、もちろん人間としての深みという点に置いて。なぜ現在に至るまで組織を維持し続けることが出来るのか(旧田中派は解体寸前だが)。
政界を巻き込んだあの事件を経て、沈黙を破り、あの江副浩正が語る本が出版されると知り、早速読んでみる。

今も先端を走るリクルートの総帥が、非常に控えめであることに驚きを覚える。
弟子たちがパーソナリティを全面に出して経営を行っているのが不思議に思えるほど、江副さんはリーダーらしくない。
自分で言うとおり、人前に立つのが苦手。スピーチが苦手。
しかし、不器用ながら旧来の常識をぶち破ろうとするその一途な姿勢が周りを巻き込み、一大勢力となっていった過程がよくわかる。
この「ノリ」を維持し続けることが出来る限り、リクルートは成長し続けるのだろう。

しかし、江副氏は今となっては経営には関わっていないはずながら、随所に現在の経営へ関与する記述が出てくる。
ただの創業者であり、ボードメンバーでないのにいただけない。
正々堂々顧問なり、会長なり経営に名を連ねるべきではないか。
そして、そろそろあの失敗談も聞きたいのである。




江副 浩正
リクルートのDNA―起業家精神とは何か
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2007年04月03日

ハッピーバーズデー / 青木和雄

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娘のために買った本。
気になって読み始めてみると止まらなくなった。
この本は児童向けテキストとして秀逸であることのみならず、物語としても良く出来ている。

「生まれてこなければ良かった」と実の親から言われた子供はどうなるか。
いじめに対応するにはどうするか。
障害のある子供への接し方。
児童が直面する可能性の高い事例を物語とし、その理想的な対応方法を綴ってみせる。
大人が読んでも耐えうるのは、子供の視線、感情を限りなく正確に著者が代弁しているからに他ならない。
特に子供を持つ親であれば、虐待、いじめの部分は感情移入せずにいられなくなる。

小学校校長、教育カウンセラーを歴任している著者だからこそ書くことができた本だろう。

小学生、小学生の子を持つ親は是非読んでいただきだい。
いわゆる感動系を期待して読む方にはお勧めできない。
これは物語の体裁を借りた「テキスト」だからである。





青木 和雄, 加藤 美紀
ハッピーバースデー―命かがやく瞬間




こちらは未読だが、同じ内容を親の視線から書かれたもの。


青木 和雄, 吉富 多美
ハッピーバースデー
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