2007年03月30日

大きく息を吸う

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仕事の内容が変わってもうすぐ丸一年。
長かったな。
本当に辛かった。

仕事の辛さだけなら耐える覚悟は出来ていたが、上司との人間関係の問題は初めて経験する辛さだった。
新参者に対する見せしめの叱責、恫喝、これまでのキャリアを全否定するかのような言動。
熟睡できた日は一日もなかった。
夜中に何度も目が覚め、体は疲れたまま、自分を奮い立たせながら職場へ向かう毎日。
週末も、せっかくの日曜なのに月曜のことを考えると朝から憂鬱で食欲がなくなる。
もう俺はダメなんじゃないか、と毎日思いながら一年が経った。
最も厳しいセクションだという認識はあったが、想像以上の過酷さ。
そりゃみんな体壊すはずだ。

そんな状況が4月から少し変わる。
平日の夜に一度も起きずに眠って職場に向かったのは一年ぶり。
きっとこの経験は今後の為に与えられた試練。
如何に傲慢な態度でこれまで仕事をしてきたか、反省することも出来た。


神様、なんとか、
なんとか一年耐えることができました。
ありがとうございます。

できれば、こんな経験は一度きりにしていただけませんか。
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2007年03月25日

愛車

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実は車が大好きだ。
読書も音楽も好きだが、最も幸せなのは車に乗っている時。
昨年から車の買い替えを考え始めたが、検討するまでもなく今年1月に納車されたのはレガシィGT
前車はNAのTS-Rだったが、2台目のレガシィで憧れのターボ。
子供の送り迎えの際に、扱いにくさは多少妻に迷惑をかけるが、車の基本性能を考えるとこの車以外に選択肢はなかった。

そんな私は、レガシィ・ネットワークに加入しており、今回はコピーを募集している。
私が考えたレガシィのイメージは

「憧れを操る」

私が子供だった頃は見ているだけでワクワクする車がたくさんあった。
国産ではスカイライン、117クーペ、トヨタ2000GT、アルシオーネ、RX-7。
いまはミニバン全盛。
車の基本のワクワクが置き去りにされて久しい。
そんな中で、ワクワクと安全性と速さを兼ね備えたレガシィはオアシスのような車だ。

スバルさんには、トヨタとの提携後もこれまで通り愚直に自らの車作りを進めていただきたいと願っている。
それがスバリストの願いだ。


[事務連絡]
LEGACYステッカー希望します。
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2007年03月21日

計算力を強くする / 鍵本聡

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講談社ブルーバックスはあまり購入しない分野なのだが、「小学生から使えるテクニック」とのこと。
娘の計算力アップにつながるのであれば、と読んでみた。

帯に出ている例題。


14×45=

39×41=

24×0.25=


この様な問題をそれぞれ5秒以内に暗算で解くことができるだろうか。
ちなみに私は無理だった。
こんな問題5秒で解けるわけないだろう・・・

しかし、この本を読むと本当に「簡単に」解くことが出来るようになるのだ。
読んでしまった後では、なぜこういう考え方が今まで出来なかったのか、と思う。

例えば
14×45は
(7×2)×45に分解した後、7×90にしてしまえば簡単に暗算に持ち込める。

なるほど、まさしく視点の変換である。
確かに一部は小学生にも応用可能なテクニックがあるが、基本的にはある程度の「算数」の地頭が出来上がっている中学生以上が対象だろう。
数学アレルギーの元となる「ひらめき」は必要なく、どちらかといえば文型の頭で「覚えて、論理的に展開する」能力が必要だろう。

ちょっと脳トレしてみたい方はリーズナブルな840円。






鍵本 聡
計算力を強くする
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2007年03月18日

自分の小さな「箱」から脱出する方法 / アービンジャーインスティチュート

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日本ではなぜ卓越した物語仕立てのビジネス・人生啓蒙書が出ないのだろうか。
この本も本棚に置いて何度も読み返したい本の仲間入りをした。
絶賛されながら絶版となり、一時8,000円以上の値段がついた「箱」の再販本。
期待に違わない素晴らしい内容だった。
ビジネスのみならず、日常生活に適用できる内容。

自己欺瞞を「箱」と言うメタファーに置き換え、非常に分かりやすい。
いかに自分が「箱」の中から物事を考え発言していたかを思い知るだろう。
心当たりのある実例がこれでもか、と出てくる。
おそらくこれからも自分は「箱」の中から発言し続けるに違いない。
この本を一度読むだけでは箱からの脱出は難しい。
何度も繰り返し読むことによって、自分が箱のどの位置に存在しているかをつかめるようになるだろう。

簡単だが非常に難しい
「相手の立場に立って考える」
ことを分かりやすく解説する良書である。





アービンジャー インスティチュート, 金森 重樹, 冨永 星
自分の小さな「箱」から脱出する方法
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2007年03月13日

福の神になった少年 / 丘修三

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私がその方に初めてお会いしたのは、20年近く前の学生時代。
仙台で笹かまを食べに店に入ったところ、この方の写真があったのだ。

仙台四郎

この方が仙台四郎。
江戸末期から明治時代を生きたようだ。
知的障害があり話すことは出来なかったようなのだが、彼が立ち寄る店は繁盛するため、商売繁盛のご利益があるとして写真が飾られるようになったのだそうだ。
昨年、仙台近郊の温泉宿に宿泊した際、お土産物屋には四郎グッズがたくさん置かれていた。

そこで再び興味を持って買った本が、「福の神になった少年」
四郎さんの逸話はいろいろなところで断片的に残されているようであり、その話を収集し再構成したのものだ。
四郎さんは「ばやん」としか話さない。
そしていつもニコニコ笑っている。
おそらく、純粋な目で人を見ることが出来たため、彼が寄っていく店の人に悪い人はいなかったということなのだろう。
結果、その店は繁盛する。

「雨ニモマケズ」に通じるものがある。

人に優しく。





丘 修三, 村上 豊
福の神になった少年―仙台四郎の物語
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2007年03月10日

人生に誓うものを持つ

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月刊致知11月号の特集は「人生に誓うものを持つ」。

日本で初めて無農薬・無肥料でのりんご栽培に成功した木村さんが登場している。

りんごとは病虫害に非常に弱い果物のため、農薬に頼らなければ栽培すること難しいのだそうだ。
木村さんも昔は農薬を使用して栽培を行っていた。
しかし、農薬を散布すると手農薬がしみ込んでに火傷のような炎症をおこすようになる。奥さんも顔中真っ赤になってしまう。
そこで無農薬のりんご栽培を始めるのだが、5年ほど立つうちに、りんごの木は花一つ咲かなくなり、幹もぐらつくほどになってしまう。
木村さんはパチンコの店員のアルバイトをしながら、食いつなぐ。
子供たちが自分の家にお金がないのが分かっているので、給食袋をランドセルの中に入れたまま出そうとしなかった。
長女は学校で作文を書く。

「お父さんの仕事」
私のお父さんはりんごをつくっています。
朝から晩まで畑へ行っています。
でも私はりんご一個食べたことがありません。

子供にこんな思いをさせ、親を名乗る資格はない。
木村さんはとうとうある晩ロープを持って岩木山へ向かう。
木の枝にロープをかけようと投げるが、外れる。
月明かりでロープを探していると、山中にあるはずのないりんごの木が目の前にあった。
それは実はドングリの木だったのだが、虫もつかず、葉も厚い。
草も伸び放題だが、土のにおいが良い。
木村さんは土をほじくり、「これだ」と直感する。
土壌の改良から始めたのだ。

そして無農薬に取り組み始めて10年後、畑はりんごの白い花一色で埋め尽くされる。

木村さんは常々、「社会にお役に立つ仕事をしよう、そういう生き方を貫いていたらきっと道は開ける」と言い続けていた。
そして、こうおっしゃる。
「自分がりんごの木を実らせたと思ったことはありません。りんごの木が実らせてくれるんです。主役はあくまでもりんごでさ、私はただりんごが育つお手伝いをしているだけ。」


京セラの稲盛会長がKDDを創立する際に常々考えていたことは
「動機善なりや。私心なかりしか。」
だったという。
まさしく利他の心。
木村さんにも通じる話である。


「だってさ、どんなに頑張ったって自分の体にりんごはならないもんな(笑)。人間は自分を高い位置においてりんごを見てしまいがちだけれども、自分もりんごも同じ生き物だという位置に立って愛情を持って接することが大事だと思うんです」
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2007年03月06日

格物致知

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何度もこのblogで触れているが、私の愛読誌である月刊致知
この「致知」は広告を打たないことでも有名だ。

しかし、今日朝起きて寝ぼけ眼でいつものごとく日経を繰り始めると、なんと「月刊到知」の一面広告が出ているではないか。
どうやらこの広告は日経のみで他の全国紙には出ていないようだ。
一人でも多くの人に、この「致知」を読んでいただきたいと常々思っていたが、これで益々読者が増えるだろう。うれしいことこの上ない。
一般全国紙ではなく、日経にのみ広告を出すところもまた「致知」らしいではないか。

「致知」とは中国の古典「大学」の格物致知からとられた言葉であり、「本物の知識は、体験を通して得られる」との意味である。
到知には毎回様々な方が登場し、体験・経験され、学ばれたことを語っておられる。
一冊で何本もの講演会、セミナーに参加するのに匹敵する価値がある内容だと思っている。



話は変わる。
昨日、NHK「プライム10」に辰巳芳子さんが出演されていた。
辰巳さんはいわゆる「いのちのスープ」を手間ひまかけて作る方である。
普通であれば私が辰巳さんを存じ上げる可能性は非常に低い。
しかし、辰巳さんを知ったのも、「致知」の本年2月号に登場されていたからだ。
残念ながら番組全てを見ることが出来なかったが、想像していたより凛とした厳しさが印象的な方だった。
番組をご覧になった方であれば想像できるだろうが、「致知」2月号、「一貫(いちつらぬく)」というテーマから辰巳さんの言葉を少しご紹介する。


・食べ物というのは、命と呼応する食べ方をしなきゃダメだけれども、呼応しているかどうかを察知するアンテナみたいなものが、いまの人は弱ってしまっています。やっぱりジャンクフードのようなものばかり食べて心のアンテナがを迷わせると、感度が鈍るんじゃないかしらね。

・大事なことは、最小限度の油で野菜全体にどのくらいの影響を与えていかれるかということ。それを心掛けるから、どんな病気の人にも安心してスープを飲ませられるんです。(中略)結局私が説いているのは、野菜選び方と調理法だけなんです。その代わり鍋の蓋の裏についた露まで鍋の中に落とすんです。熱を加えて甘い味に変わってきた時の蒸気は、美味しいに決まってますからね。



あの「味の素」が辰巳さんのスープを分析したところ、加熱することによって当然消えてしまう成分が、辰巳さんのが作るスープには残っていて驚愕したとのこと。

致知を読むことにより広がり、さらに深まって行く人生。
うれしい限りである。

男親ながら、辰巳先生のスープを覚えて娘に飲ませてあげたいと思っている。
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