2007年01月13日

同じ月を見ている / 土田 世紀

テーマ:
娘の体調を考えると、北海道に帰省することもままならず、実家へは娘が生まれてからの10年のうち2回ほど夏に帰っただけだった。
娘は、昨年首都圏に降った大雪で楽しかった思い出が残っており、今年の冬休みは雪で遊びたいとのリクエストがあったため、正月は銀世界の北海道で過ごすことになった。

10年以上ぶりに帰る冬の北海道への荷造りも終わり、風呂に入って寝ようとした12月30日夜。
いきなり、娘は嘔吐を始める。
様子を見ることにするが、回復するはずもなく結局帰省はキャンセル。
娘の他の持病もあるため、いつもの病院の救急部で診察&点滴をうける。
「本当ならせめて1泊してから帰したいところだけど、大晦日だしね。でも、何かあったらすぐ来てください。」
という医者の気遣いに感謝しつつ、高速を飛ばして帰宅するも、紅白もすでに終わっている時間。

家に着くと、いきなり変な虚脱感。
熱を計ると、私も家内も38度以上の熱。
全員で大晦日におかゆをすする。
実家の母親は、心配しながらも帰省できないことにがっかりしていることが手に取るようによくわかる。
ごめんなさい。
本当に申し訳ありませんと思いながらも、これはきっと寒い場所には娘を連れて行くな、との神のメッセージか、などとも考える。

家族全員が体調を崩し、正月はおかゆを食べ、ひたすら寝る日々。
テレビもつまらなく、かといって読書をする気も起きず、amazon速達でマンガを注文。

以前から気になっていた土田世紀の「同じ月を見ている」。

昨年、岩手の賢治記念館に行き、自筆レプリカの詩を購入したが、このマンガの背景には私が大好きな「あの詩」のコンセプトが流れている。
期待通りの素晴らしい作品だった。

私に「サウイウモノニ」なれと言うことか。

まだまだ、私の欲望は強すぎて「サウイウモノ」にはほど遠く・・・
しかし、この詩を声にして読むたびに胸がいっぱいになるのは何なのだ。


雨ニモマケズ

風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ

丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク

決シテ瞋ラズ

イツモシヅカニワラツテイル

一日ニ玄米四合ト

味噌ト少シノ野菜ヲタベ

アラユルコトヲ

ジブンヲカンジョウニ入レズニ

ヨクミキキシワカリ

ソシテワスレズ

野原ノ松ノ林ノ蔭ノ

小サナ萱ブキ小屋ニイテ

東ニ病気ノ子供アレバ

行ツテ看病シテヤリ

西ニ疲レタ母アレバ

行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ

南ニ死ニソウナ人アレバ

行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ

北ニケンクワヤソシヨウガアレバ

ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒデリノトキハナミダヲナガシ

サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ

サウイウモノニ

ワタシハナリタイ









土田 世紀
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