2006年04月29日

知と徳

テーマ:ブログ
教育基本法改正の流れの中で、昨今取りざたされているのが「知」と「徳」。
近代教育では「知」ばかりで「徳」の教育が忘れられてきた、と。
それは学校教育だけではなく、家庭教育、いわゆる「しつけ」のレベルから始めなければならない問題だ。

若者が人前で化粧する、電車で地べたに座る、などと言う事例を挙げる報道を見る。
確かにその通り。
ひどい時代になったと思う。
でも、そのような目立つ事例ではなくても、私が感じる「乱れ」はこのような些細なことからなのだ。


あくび


昨日も仕事で疲れ果て、ぐったりしながら混雑する帰りの電車の扉の前で本を開く。
読むスピードも幾分ゆったりしながら、一週間の疲れを感じつつ、明日の休日に喜びを感じつつふと隣に視線を投げる。
20代前半であろう、見目麗しき乙女が車窓の外を眺めている。
綺麗な方だ、と思った束の間。
その人が口に手も添えず大あくびをしたのだ。
両手に荷物はない。
なぜに口に手を添えない?

なぜ人前で喉の奥まで晒すことができるのだ。
うら若き女性が人前で喉の奥まで見せてする「あくび」。

私はこれが減ると、少しは日本人の道徳観が改善すると思っている。

これは学校教育でどうなるものでもないと思う。
「国家の品格」がベストセラーになっているのは、このような状態を好ましく思っていない方がたくさんいらっしゃるということだ。

森信三先生はおっしゃっている。
しつけとは、
・挨拶をきちんとする。
・靴をそろえる。
・返事をきちんとする。
これだけできれば十分であると。


おそらく、この基本ができていない若者が増えているということだ。
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2006年04月22日

成功の法則 / 江口克彦

テーマ:
「二年間だけ、そばで秘書をやらんか」

松下幸之助のその言葉で松下電器からPHP研究所に異動し、その後松下が94歳で亡くなるまでの22年間を間近で見てきたのが著者の江口氏。
著者は、成功の法則について書くときにたまたま松下を具体例としてあげただけだと言う。
ということは、松下幸之助はまさに「成功者」のお手本だった、というわけだ。

松下が亡くなってから15年以上たった現在も「経営の神様」、あるいは「人間哲学の神様」と言われる理由がよく分かる。本当に素晴らしい方だったのだろう。
いや素晴らしい方などと言う、一般的な表現は適当ではない。
経営者の顔をした哲学者だったのだろう。

ビジネスマンだけではなく、すべての方々に読んでいただきたい本である。

人間とはかくあるべし、と背筋を伸ばして何度でも読みたくなるすごい本だ。



あとがきに書かれている、松下幸之助のエピソード。

昭和45年は大阪で万国博覧会、大阪万博が開催された年である。多くの国や企業がパビリオンを出展した。松下電器は大きな池を造って、その中に法隆寺の夢殿を模したパビリオンを建てた。万博が始まって、松下は松下館の視察に出かけたが、行ってみて驚いた。夏の炎天下に、聞きしにまさる長蛇の行列ができていたからである。
それを見た松下は、黙って一般の見学の人々と同じように行列に並んだ。仰天したのはパビリオンの事務所でモニターテレビの画面を見ていた責任者であった。慌てて松下のところに走り寄ると、汗を吹き出しながら、通用口からの入館を勧めた。しかし、松下は「この暑いなか、長い列に並んでいる方々を見て、申し訳ない、相済まないと思った。いったいどれほどなのか、どれほどの時間で入れるのか、いま自分で計っているところだから、心配しなくていい」と言った。松下幸之助75歳であった。
そのまま二時間ほどかかって入館した松下は、早速責任者に三つのことを指示した。一つはもっとスムーズに列が進むための誘導方法を考えるように、二つ目は、所々に日陰をつくるための大きな朱の日傘を設置するように、そして三つ目は、並んでくださる方々に紙の帽子を配るように、ということであった。


江口 克彦
成功の法則―松下幸之助はなぜ成功したのか


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2006年04月15日

7つの習慣 / スティーブン・R・コヴィー

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言わずと知れた成功哲学本の大ベストセラー。
日本だけでも100万部突破。
実は10年近く前の発刊当初に買ったことがある。そして始めの100ページも読まずに、ブックオフに売ってしまった。なんてことをしたのだろう。当時はこの本が言わんとしている意味が今ひとつ理解できなかった。

そして、再び買ってしまった。

前よりはかなり内容を理解できるようになっていた。
7つの習慣を用いて、原理・原則中心の生き方をしよう!
かかれている内容はすべてごもっとも。
海外の成功本に良くある事例が豊富で、説得力も増す。
でもなぜか腹の底から理解できた感じがしないのだ。
本は出会うタイミングによって色々な顔を見せるものだ。
しばらく本棚で休んでもらって、数年後また再会するときには力強い握手ができるかもしれない。


「パラダイム転換」の部分に載っていた実際にあった話が面白かった。


訓練艦隊に属する二隻の戦艦が、悪天候の中、軍事演習のため数日間にわたり後悔を続けていた。私は先頭を行く戦艦のブリッジで夕暮れを迎えた。視界が悪く断片的に霧がかかっていたため、館長もブリッジに残り、状況を見守っていた。
暗くなってから、間もなく、ブリッジの見張りが次のように報告した。
「艦首の右舷側の進路に光が見えます」
「停止しているのか、船尾の方向に動いているのか」
と艦長。
見張りの答えは、
「停止しています、艦長」
つまり、その船はこちらの進路上にあり、衝突の危険があるということだった。
艦長は信号手に命じた。
「その船に対し、信号を出せ。衝突の危険があるため、二十度進路を変更せよ、と」
相手からの信号が帰ってきた。
「そちらの方が二十度進路を変えるよう助言する」
艦長は再び命令した。
「信号を送れ。私は艦長だ。二十度進路を変えるように」
すると、
「こちらは二等水兵だ。そちらの方こそ二十度進路を変えるように命令する」
と返事が返ってきた。
艦長は怒り出し、
「信号を送れ。こちらは戦艦だ。二十度進路を変えろ」
と叫んだ。
点滅する信号が帰ってきた。
「こちらは灯台である」
我々は進路を変えた。

スティーブン・R. コヴィー, ジェームス スキナー, Stephen R. Covey, 川西 茂
7つの習慣―成功には原則があった!


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2006年04月15日

新たな一歩

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サラリーマンが部署を異動する、あるいは転勤するということは一種の転職だ。

私の仕事は専門性が高いので、会社を替わってでも同じ仕事を何十年も続けていくのが普通の業種である。私も現在の仕事の担当となって10年以上が経っていた。そして、マンネリ気味と同時に著しく向上心も欠如してきていた。同じ仕事を担当していれば惰性で仕事は何とかなる。そしてコツが分かっているので新鮮味もなくなってきていた。そして、昨年頃から漠然と部署の異動をしても良いなと思い始めていた。
普通であれば部署の異動などない。一から仕事を覚えなければならないからだ。
それも所謂一人前になるには最低3年はかかると言われているこの世界。こんないい年した新人を迎えるくらいなら経験者を採用するのが普通である。鬱々とした気持ちを抱えながらも、チャンスはないものと諦めていた。

ところが、3月末まで数日を残したある日、大ボスに別室に呼ばれる。
何か悪い話だろうと身構えると、なんと異動の打診だった。
ありえないことだが、裏では複数の要因が重なった上での打診。
それもかなりチャレンジングな部署である。
今まで培ってきた経験があまり生かされない部署。
しかし、うだうだとボスと話しつつ時間を延ばしながらも、自分の気持ちはとっくに異動を受け入れることに決まっていた。


思考は現実化する


そして、4月から全く違った仕事をすることになった。
朝早い、夜遅い。おまけに強烈なプレッシャー。
覚えなければいけないことが山ほどあって、昼飯さえゆっくり食べられない。
自分で決めておきながら後悔することもたまにあるが、以前の環境にいるよりも10年後の自分は間違いなく輝いていると断言できる。
チャンスの女神の前髪をしっかり掴んだ。

しばらく忙しい日々が続くだろう。

今また新しいステージへの階段を上る新たな一歩を踏み出した。
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2006年04月02日

それでもなお人を愛しなさい / ケント・M・キース

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ハーバード大学2年、19歳の時に書いた「リーダーシップの逆説10カ条」。これは高校の自治活動で活動しているリーダーのために書いた小冊子の一部だった。

それが著者も忘れていた数十年後、色々なところで目に触れ始める。
極めつけはマザー・テレサがなくなった1996年。マザー・テレサがいた「カルカッタの孤児の家」の壁にその言葉は書かれていた。
マザー・テレサ、あるいは彼女の仲間が、「その」言葉を認めてくれていた。

19歳にかかれた言葉であろうが、100歳に書かれた言葉であろうが、重要性に変わりはない。
ここにある10カ条は、そのエピソードと共に深く心に突き刺さる。
少しずつでよい。
この言葉に近づいていく努力が己の
魂を高めていくのだと思う。


1.人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
それでもなお、人を愛しなさい。

2.何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。

3.成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
それでもなお、成功しなさい。

4.今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
それでもなお、良いことをしなさい。

5.正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
それでもなお、正直で率直でありなさい。

6.最大の考えをもった最も大きな男女は、最小の心をもった最も小さな男女によって打ち落とされるかもしれない。
それでもなお、大きな考えをもちなさい。

7.人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていかない。
それでもなお、弱者のために戦いなさい。

8.何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
それでもなお、築きあげなさい。

9.人が本当に助けを必要としていても、実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
それでもなお、人を助けなさい。

10.世界のために最善を尽くしても、その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。

ケント・M. キース, Kent M. Keith, 大内 博
それでもなお、人を愛しなさい―人生の意味を見つけるための逆説の10カ条



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