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2006年01月31日

道は開ける / D・カーネギー

テーマ:

D・カーネギーの「人を動かす」と並び賞される「道は開ける」を再読。
原題は「How to Stop Worrying and Start Living」。
原題を読むと明らかだが、「悩み」を持つ人への対処法を数多く掲載しているのが本書である。

最初に、最大の成果を得るための9か条がある。
要約すると
第一条、本書から真剣に学んで欲しい。
第二条、各章をまず速読し、その後もう一度精読せよ。
第三条、時には中断して内容について考えろ。自問しろ。
第四条、赤鉛筆を手にしながら、重要部分には線を引け。
第五条、無意識に使えるように何度も読み返せ。
第六条、本書に基づいて行動しろ。
第七条、本書の原則に違反した場合、家族に罰金を払え。
第八条、週に一度は自己分析せよ。
第九条。日記をつけろ。

これだけやれば、確かに内容はすっかり頭に入るだろう。そして、悩みについて他人にアドバイスできるようになるかもしれない。
巻末には悩みを克服した31の実例が紹介されている。ロックフェラー等の有名人から、一般の方の体験談まであり、これがなかなかためになる。


「人に動かす」を再読した際もそうだったが、「道は開ける」も内容をすっかり忘れている。この本ももっと頻繁に読まなければならない。

たった一つ、
現在、私が無意識に実践できているカーネギーのアドバイスがあった。

第二章、「悩みを解決するための魔術的公式」のアドバイスである。
1.「起こりえる最悪の事態とは何か」を自問すること。
2.やむをえない場合には、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
3.それから落ち着いて最悪状態を好転させる努力をすること。

私は、悩みごと、心配ごとについて、いつも最悪の結果とは何かを考える。そしてその最悪の結果から対応策を考え始める癖がついている。

すっかり忘れていたが、この考え方は「道は開ける」からのものだったのだ。

驚いた。無意識に取り入れていたのだ。
この最悪の結果を想定することで、いったん地面に足を着くことが出来る。そこから力をこめてジャンプすることが出来る。悩んでいるままでは、思いは落ちていくばかりで、とどまる所を知らない。この考え方は非常に役に立っている。


他のアドバイスも無意識に取り入れられるよう、今後も再読あるのみ。


デール カーネギー, Dale Carnegie, 香山 晶
道は開ける 新装版

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2006年01月30日

朝の電車にて

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朝の通勤電車には独特の雰囲気が漂う。人の密度の割りには静かな車内。

新聞を読む人、本を読む人、マンガを読む人、音楽を聴く人、携帯に熱中する人、眠る人、物思いにふける人、車窓から風景を堪能する人。

そこには、大きな声をを出さないという不文律が出来上がっている。

高校生やカップルが迷い込んで来て大声で話し出すと、車内は標的に対して一斉に非難の視線を浴びせる。


今朝の電車でのこと。

会社員が二人、戸袋の近くで場違いな大声で話している。昨日酔って泊まった勢いが今朝まで続いて・・・という感じではない。なにせ今日は月曜日だ。片方が大声で話している内容は、家庭のグチ。それも子どもの教育方針が奥さんと合わないらしい。

車両は駅に着くたびに人波を飲み込んでいく。彼はグチをやめない。みんなにも聞いて欲しいかのような話しぶり。聞かされる相方も可愛そうだ。こういう相手には「そうだよね」としか返しようがない。グチを言われている奥さんも可哀相だが、朝の混みあう通勤電車でわざわざ家庭のグチを暴露せざるを得ない、彼を心から「可哀相な人」だと思った。

オグマンディーノも言っている。

口から出た言葉は、良い言葉であれ、悪い言葉であれ、めぐりめぐって己に戻ってくるのだ。

なるべく良い言葉を毎日口にするように心がけよう。



朝の電車では雑念が入って読書に集中できなかったが、帰りの電車では乗客も少なく、かなり読書ははかどった。そこでふと気づく。帰りの電車は乗客が少ないために電車の走行音が朝よりも大きく聞こえるのだ。それなのに、朝よりも格段に深い集中力が生まれている。

そう、たかが会社員のグチに心を乱されている為に集中力が散漫になっていたのだ。

惑わされない強い心を持つ努力が必要だ。


以前の私であれば、今朝のような会社員のグチを聞くと、「怒り」という否定的な反応をしていたはず。

今日も気づきをいただいた。

ありがとうございます。

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2006年01月23日

幸せとは

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彼が望む幸せとは何だったのだろう。

会社を時価総額世界一にして、どうするつもりだったのだろう。

今回の件では、いろいろ思うことがある。


東京地検の強制捜査の翌日の日経の特集記事は、事前に用意してあったとしか思えない充実した内容だった。記事には、買収された会社の関係者の詳細な証言も載っていた。買収の手法がおかしい、と。彼の会社は至る所に敵を作りながら大きくなってきたのだろう。今回の捜査も、実はそんなところがきっかけなのかもしれない。

「人を動かす」 の中に、鉄鋼王アンドルー・カーネギーのこんな話が残っている。寝台車の売込みをするのに、ライバル会社と熾烈な受注競争を行っていたとき、カーネギーは競争相手の経営者プルマンに面談し、合併することを提案する。合併会社の名前は「プルマン・パレス」でいかがでしょうか、と。結果、合併話は円満に行われた。取引関係者や友だちの名誉を立てるのが、カーネギーだったと。


また、「ユダヤ人大富豪の教え」 では、お金を感謝と愛情の表現として使えば、回りまわって自分のところに戻ってくる、という話がある。


先入観があるために混同しそうになるが、今回の事件は「堀江的な考え方」が問題だったのではなく、飽くまで違法な会計処理が問題なのだ。ただ、堀江的な考え方と、違法な会計処理との因果関係はわからない。ただ、彼の言動からは「礼節」、「道徳」、「倫理」といったものを感じることができなかったのは確かである。

彼が従来の日本の伝統的、非効率な部分を明らかにした功績があったことは認める。


製品的にも業績的にも日本を代表する財界団体、経団連の現在の会長はトヨタの奥田会長。次期経団連会長はキヤノンの御手洗社長。

トヨタもキヤノンも、バブル期に非効率の象徴としてさんざん叩かれた終身雇用を是とする企業である。両社とも、バブル以前も日本を代表する企業だったが、バブル以降はさらに業容を拡大させ、現在では世界を代表する企業となった。日本的なものを全て否定すべきではない。


人の心が大切なのだと、改めて思う。

貴重な教訓、ありがとうございます。


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2006年01月22日

人を動かす / D・カーネギー

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村上春樹の小説の中で、主人公に「僕はドストエフスキーとか、古典しか読まないんだ」と言わせる場面がある。その理由は確か、評価の定まらない新刊を読むのは時間の無駄だし、評価の定まった本は読んでも安心感があるから、というものだった気がする。
出来ることなら、古本屋に出さずに生き残った本だけをじっくり味わって何度も何度も読むのが理想だが、読みたい本が次から次と本棚を占領していく。買ったのに読んでない本が20冊以上もあるのでは、じっくり再読など夢のような話。
カーネギーの「人を動かす」を再読して、その主人公の言葉を思い出した。

本屋を覗くとふと目に付いたのが、ハンディーカーネギーという、「人を動かす」、「道は開ける」、「名言集」のカーネギー3部作の文庫セット。バラ売りならもっと嬉しいのだが、持ち歩くのに最適である。即買い。

これは何度も読み返す必要がある、と当時思いながらも数年の歳月が経ってしまった。
今回読み始めると悲しい事に、読んだ当時あれだけ感心したにもかかわらず、既に半分以上は忘れているのである。今年の目標である、「以前読んだ本の再読」の大切さを実感する。

初版は1936年、今だに年間30万部が売れ続けている。人と付き合うための「良いお手本」が満載であり、必ず読んだ人の共感を呼ぶからであろう。

「重要感を持たせる」の一節

・・・デトロイトのある小学校の女先生が、授業中に逃げた実験用のねずみを、スティーヴィー・モリスという少年に頼んで探し出してもらった。この先生がスティーヴィーにそれを頼んだのは、彼が目は不自由だが、そのかわりに、すばらしく鋭敏な耳を天から与えられていることを知っていたからである。素晴らしい耳の持ち主だと認められたのはスティーヴィーとしては、生まれて初めてのことだった。スティーヴィーの言によれば、実にその時、自分の能力を先生が認めてくれたその時に、新しい人生が始まった。・・・彼の名は「スティーヴィー・ワンダー」



改めて、気づくことが多い。何度読んでも飽き足りない。自分の感情をこの本の内容に照らし合わせてコントロールできるようになれば、人間関係の摩擦で悩むことなどなくなるのだろう。

私がこの内容を実践するのに、一番難しい相手が家族(妻)なのだ。長年のしがらみ、馴れ合い、力関係が邪魔をして、対応を変えることが出来ない。恥ずかしい限りである。
一番大切するべき人を大切にせずに、社会の人を幸せには出来ない。
少しずつ、実践あるのみである。
ありがとうございます。

デール カーネギー, Dale Carnegie, 山口 博
人を動かす 新装版

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2006年01月20日

東京タワー

テーマ:ブログ

午前中、仕事で六本木ヒルズへ。

オフィス棟の最上階部分に入居する某企業でミーティング。

休憩時間に「景色を見せてもらっていいですか」とお願いして、ブラインドを上げてもらう。

数日前に新聞で読んだ、「東京タワーを見下ろせるのはここしかないからだ」という堀江氏の著書のくだりが頭に残っていたからだ。


すぐ目の前に現れる東京タワー。想像以上に近くに感じる。

ヒルズの上階からは見下ろす感じになり、あの東京タワーが小さく感じる。

池袋、皇居、お台場、千葉方面、すべて見渡せるこの感覚。

東京タワーの展望台よりもおそらく高い場所から眺める首都・東京は、確かにサンシャインや都庁から見る景色とは違って見えた。

今日も彼は、ヒルズの38階のオフィスから東京タワーを眺めていたに違いない。


朝日新聞の一面特集記事では、ライブドアを事件当時のリクルートと対比させる形で記事が書かれている。

江副氏が逮捕されたのは89年、今からちょうど17年前のことだった。

政界ルート、NTTルート、文部省ルート、労働省ルート。藤波官房長官、真藤NTT会長等、政財界のそうそうたる面子が逮捕されていく驚き。テレビで報道されるときにはかならず映る、ガラス張りの銀座リクルート本社ビル。まさにバブル景気真っ只中だった。

主を失ったリクルートは、虚業と言われながらダイエー傘下に入り、中内氏の下でも着々と成長して優良子会社となった。現在では、起業家養成所のごとく優秀な経営者を輩出する、日本有数の企業となった。

ライブドアの20年後はどうなっているのか。堀江氏が言うように世界一の企業になっているのか。

今分かることは、リクルートは当時も今も、新しいビジネスを自ら開拓している企業であること。

残念ながら、ライブドアは何ら新しいビジネスを生み出していない。堀江という、新しいキャラクターが古い事業を行っているのが実情である。


私は彼の考え方には全く共感できない。


しかし、

ヒルズから見下ろす東京タワーを目にしたとき、

不思議なことに、初めて彼に同情する気持が少しだけ沸き起こった。

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2006年01月19日

リスクについて

テーマ:金融

今日の東京株式市場は落ち着きを取り戻したが、ここ数日の株式市場はまれに見る動きを見せた。特に最近の株ブームに乗ってしまった個人投資家にとっては、良い勉強になる相場だっただろう。

もちろんきっかけはライブドア。

株であれ、債券であれ、不動産であれ、投資を行うにはリスクがある。教科書的に言うと、3つのリスクに分類される。


価格変動リスク・・・文字通り、価格が変動するリスク。主に株式だが、債券でももちろん価格は変動する。


信用リスク・・・デフォルト・リスクとも言われるが、倒産するリスク。バブル後の金融不安では、株式市場でも倒産リスクを考慮する必要があったが、通常は社債の金利プレミアムとして表れる。


流動性リスク・・・不動産に代表されるように、売りたいときに売れないリスク。株式は非常に流動性の高い資産であり、通常このリスクを考慮する必要はない。


しかし、今週の株式市場はこの3つのリスクが同時に見られた。平時の株式市場では絶対に「ありえない」し、あってはならない。そんな信じられないことが起こってしまった。


まずはライブドア。捜査段階であり報道以上の何も言うことはないが、このライブドアがおかれている状況が「信用リスク」。


そして、他のIT銘柄も連想から連れ安し、とどめはマネックスの「ライブドア・グループ企業の株式の担保の掛け目をゼロとする」という発表(19日現在ライブドア・オートのみ80%の掛け目復活)。個人の方々は保有株式を担保に入れて、お金を借りる形で他の銘柄の信用取引を行う方が多かった。ライブドア・グループの株を担保に入れていた人は、いきなり担保価値がゼロになるので、「追証」と言って追加で新たな現金、あるいは株式を担保として差し入れる必要が生じた。ということは、他の保有銘柄を売らなければならない。ライブドアを担保に入れるような投資家は、他の保有銘柄も新興IT企業である事が多いため、真っ先に新興IT企業の株が売られる。ま、こういった事情が「価格変動リスク」。


そして、東証はシステム能力の限界を理由に取引を14:40で停止してしまった。売りたくても売れない。先進国市場ではありえない事態だ。しかし、これが「流動性リスク」。



投資家は、ライブドアの利益の大半がライブドア証券から出ており、中身は金融会社だとしっかり理解して投資していたのだろうか。

信用取引のリスクをよく理解して投資を行っていたのだろうか。追証が発生しても余裕資金で対応しなければならない。信用取引は博打ではない。

株式投資とは何かを理解しているのだろうか。チャートやデイトレで儲かるのはほんの一握りの「運」が良い人だけだと知っているのだろうか。チャートやデイトレは「テクニック」や「能力」ではない。「運」が占める部分がほとんどなのだ。宝くじに当たった人のまねをして自分も当たると勘違いしている。


世界的に見ても日本の株式市場の手数料は低水準だ。

証券会社は注文の量が多くなければ採算が取れない。

結果、チャートのツールやデイトレの手数料を引き下げて、売買を回転させるように暗に仕向ける。本来ならば、手数料はもっと高くても基本的な投資家教育をする必要があるところなのだが、目先の利益ばかり。


これを読んだ方はよく覚えておいて欲しい。

・デイトレやチャートなどではまず儲からない。運良く儲かったとしたらそれは「運が良かった」のだ。株式投資の能力があるのではない。

・「○○円が〇億円に!」などの本は宝くじに当たった人の体験記と同じ。真似して儲かるはずがない。

・普通の週刊誌にまで株の記事が載るようになると、相場は天井。最近はまさにそうだった。

・株の銘柄の推奨は信用しないこと。推奨する人が本当に自信があるのであれば、人に教えずに自分でこっそり儲けるはず。

・株式市場はある程度効率的である。これは、情報が一般に知られたときにはすでに株価に情報が反映されているということ。「とっておきの情報」などでは儲からない。もし本当の「とっておき」ならば、それは儲かるだろうが、後でインサイダーでつかまる覚悟が必要。



否定的なことばかり書いたが、私は「それでも株を買いなさい」と言いたい。

良い会社の株を、安いときに買い、貯金と同じように放っておく。

これが個人の株式投資の王道である。

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2006年01月15日

Deep Blue

テーマ:ブログ

BBCが7年かけて製作した、海のドキュメンタリー映画。

昨年すでに話題になっていたのだが、最近amazonで衝動買い。


「海は広いな大きいな」

だけではない。

深い、寒い、弱肉強食の残酷な世界でもあり、しかし美しい世界でもある。

よくもこのような映像が撮れたものだ、と感嘆のため息が漏れる。

メイキングと合わせて見ると、特撮など一切使っていないことが良く分かる。たとえば5分のシーンを撮るのに200日間テープを回し続ける。

サメのすぐ近くで撮影するダイバー。クジラを至近距離で撮ろうとし、「もう少し近づくとイワシと一緒に吸い込まれそうだった」と笑いながら、でも「人生で最高に感動した瞬間だった」と喜ぶスタッフ。

世界に7台しかない深海潜水艇での深海生物の撮影は素晴らしいの一言。


美しく泳ぐイルカがいて、赤ちゃんオットセイを食べるシャチがいて、集団で回遊するイワシを食べるクジラがいて、寒さに必死で耐える皇帝ペンギンがいて。

青い海は感動的だ。


私が好きな色は青だ。

青い海の映像を見ていると、心が静まる。

それは私が青が好きだからなのか、海を起源とする命が太古の記憶を呼び覚ますのかはわからない。


東北新社
ディープ・ブルー スペシャル・エディション
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2006年01月12日

いのち

テーマ:ブログ

以前記事 にも書いた、あやかちゃん

その後マイアミのジャクソン記念病院にて5臓器同時移植を行い、先日退院したとのこと。無事に1歳の誕生日を迎えることができたようだ。

よく頑張ったね。そしておめでとう。

とてもうれしい。

5臓器の同時移植。大変だっただろう。本人もご家族も。

これからもまだまだ気の抜けない日々が続くだろうが、次は是非日本で笑顔を見せて欲しい。



そして、ななみちゃん も移植のために渡米が必要なのだ。

本日夜のNHKのニュースで状況を初めて知った。

腎臓が生まれつき一つしかなく、その腎臓も機能低下。母親の腎臓を生体間移植するにはまだ小さすぎるとのことで、マイアミでの腎移植を待っている。

みなさんのご協力をお願いいたします。

私も先程ネットで振込み、わずかながら協力させていただいた。



おそらく、

今までは、あきらめていたご家族もたくさんいらっしゃったのだろう。

海外での移植の可能性は分かっていても、莫大な医療費を募金で集められる保証は全くなかった。

それが、ネットというツールで情報が瞬く間に全国に広がるようになった。


助かるかもしれないなら、わずかながら力になってあげたい。

自分の家で家族みんなで布団で休ませてあげたい。

特に小さな命は助けてあげたい。

愛されるために生まれてきたのだから。


日本で小児脳死移植が可能になるよう立法を目指している、河野太郎氏の活動を全面的に支持したい。


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2006年01月11日

「話す力」が面白いほどつく本 / 櫻井弘

テーマ:
4年ほど前のこと。
とある社外のお偉い方が勢ぞろいしているところで30分ほどプレゼンする必要があり、社内の役員を練習台にして毎日練習しなければならなかった。間の取り方、視線の向け方、声のトーンの強弱。最初は社内の役員を前にするだけでも緊張する程だったのだが、日々の練習の結果、本番では非常に緊張したものの時間通りに落ち着いてプレゼンすることが出来た。

そのプレゼンの練習を社内で最初にした際に、まずプレゼンの様子をビデオに撮られた。それを自分で見てみると、悪いところが客観的にわかるらしい。
関係者と自分のプレゼンをビデオを見て唖然とする。恥ずかしいくらいに下手くそだった。

・早口で聞きずらい。
・視線が資料の方ばかり見ていて自信がなさげ。
・「えー」という無意味な言葉が多すぎる。

これを、少しずつ日々矯正した。
話す内容は同じなので、慣れるにしたがって口もスムーズに動き出す。
話す内容は徐々に暗記できてくるので、それ以外のところに自らの注意を向けることが出来るようになる。

と、要は人前で話す際には事前の念入りな準備と十分な練習が必要なのである。



ところで自宅の本棚で見つけたのが『「話す力」が面白いほどつく本』。
買った覚えがまったくないので、妻が買ったのだろう。「話す力」を発揮するには事前準備と練習が欠かせないと身を持って知っている自分が買うはずがない。
が、どんなものかと手にとってみる。

これは「話す力」をつける本ではなく、一般常識をつける本だ。題名に偽りあり。
電話の取り方、会釈の仕方、敬語の使い方・・・新入社員のマニュアルかよ。いや、「新入社員なら」読み応えがある。

しかし、「これこそ本当に運を味方につける話し方」の章、p228のケース3、「始めて行ったスナックで」の話し方はどうなんだろう。
スピードワゴンが売れる前に書いたと思うが、それでもこんなダサいこと言うのはオヤジだ。

・スナックに行き、隣に女性が座る。
・女性に「以前にいらしたことないですか?」と聞かれる。
・そのときに「何をいい加減なこと言ってるんだ!」と怒った口調で言い返す。
・しかし、次の瞬間女性の顔をまじまじと見ながら穏やかに
「君みたいな美人だったら、一度見れば絶対に忘れないからね」


・・・・・・


・・・・・・


一応言っておいた方がいいんだろうか・・・・・・



あまーーーーーい

櫻井 弘
「話す力」が面白いほどつく本―効果は“スグに”現れます!


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2006年01月10日

口はわざわいのカド

テーマ:ブログ

「初心」  「忘るべからず!」

「どんぐりの」  「せいくらべ!」

「猿も」  「木から落ちる!」


塾でことわざを習って以来、娘がことわざの問題をせがんでくる。

有名なものはほとんど覚えたらしく、得意げに答えるのが微笑ましい。


「口は」


「わざわいのカド!」


「カド? わざわいのもとでしょ?」 


「塾のテキストにはカドって書いてあるの!絶対にカドなの!」


「それは笑う門とごっちゃになってるんだろ。わざわいのカドなんて言うか?」


「絶対にカド!」


「そんなに強情だともう問題出さないから」

とやりとりするうちに娘は泣き出してしまった。

どうせ「笑う角」と混乱し、間違えたのも恥ずかしくて訂正できずにゴネたんだろう、と娘は放っておき再び新聞に目を通す。


が、気になって塾のテキストをこっそり開いてみる。

「口は 口は と・・・あった 口はわざわいの・・・門」


・・・・・・


丁寧に門には「かど」とルビもふってある。

「口はわざわいのもと」だけではなく、「口はわざわいのかど」も正解なのだ。


娘のもとに取って返し、土下座で謝る。

申し訳ありませんでした。パパが間違ってました。許してください。


本当にひどい事をしてしまった。

娘が泣いたのは、自分を信じてもらえなかったからなのだ。

あの時、なぜ「カド」は違うと思っても、「じゃ、あとで調べてみよう」の余裕ある一言が言えなかったのだろう。


自分がことわざごとき間違うはずがない、という慢心が全ての根源。

まだまだ修行が足りない。

謙虚な気持の大切さを痛感した。


今日失った信頼を回復すべく、日々精進。

ありがとうございます。

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