ネガテイブな感情が現れたら
まずその感情を認めることである。
 
その感情に居場所を与える。

「しばらくそこにいていいよ」
と感情に声をかけてあげよう。
 
そうすることで
その感情が浄化されていくのを感じるだろう。

例えば
泣きたいときには
泣いてもいい。

こぼれる涙を
堪える必要はない。
 
泣くというのは
デトックスになるから。

その感情を
抑え込んでしまえば、
心に無理がかかる。

うつにかかってしまうことだってある。
 
そうならないためにも
自分の中の泣きたい感情を認めて
涙を流させることが大事なのである。

なにかミスをしたり
イヤな感情が出てきたときに
ただそれを押し込んでしまうと

思いがけないところで
泣き崩れてしまったりするものだ。

感情によって
自分が揺さぶられてしまうから
そうなってしまう。
 
そこまで自分を
追い詰めるのではなく、

まずは、
どんな感情も認めることが大事。

どうすれば
認めることになるかといえば、

言葉や文字にして
その感情を表してみること。

たとえば、
日記などをつけて、
それを書くのもいい。
 
涙を流したいのに、
「控え室から出るな」というように、

感情を押し込めてしまえば、
登場場面はなに一つなしで、

「何のために自分はここにいるんだ」
となってしまう。
 
これまで何千回も
舞台に出てきたのに、

控え室でカーテンを引かれて、
「見るな」「出てくるな」
「おまえは俺にとって誇りじゃない感情なんだから」
といわれたら、

その人は
病んでしまうことだろう。

でも、
そんなふうに感情を押し込めて、
いいことがあるのだろうか。
 
むしろ素直に感情を出してくれた方が、
その人に対する信頼は上がるものだ。

この本を一番に読んでほしいのは、
泣きたいのに泣けない人たちである。

泣きたいときも
人前では絶対泣けない人たち。
 
一人のときにしか
わんわん泣けない人たち。

そういう人たちが一番、
心優しいいい人たちであり、

そういう人たちこそが一番、
救われるべきいい人たちである。

常に他人のことを思いやり、
自分にあるものは与えるけれど、

受け取ることは、
相手に迷惑をかけたくないからできない。

そういう人たちのために
わたしはこの本を書いたんだ。

この本を読んで
いっぱい泣ける人が出てきたらいいな。


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