田口良一、バレラ対策に左のパンチ重点強化

…２３日６度目防衛戦

2017年7月19日6時0分スポーツ報知

公開スパーリングで鋭いパンチを繰り出す田口（カメラ・森田　俊弥）

　◆報知新聞社後援　プロボクシング　ダブル世界戦　▽ＩＢＦ世界ミニマム級（４７・６キロ以下）タイトルマッチ１２回戦　ホセ・アルグメド―京口紘人　▽ＷＢＡ世界ライトフライ級（４８・９キロ以下）タイトルマッチ１２回戦　田口良一―ロベルト・バレラ（７月２３日、東京・大田区総合体育館）

　ＷＢＡ世界ライトフライ級王者・田口良一が、同級１位の指名挑戦者ロベルト・バレラ（コロンビア）との６度目の防衛戦（報知新聞社後援）に向け１８日、都内のワタナベジムで練習を公開。左右に頻繁にスイッチするバレラ対策に左のパンチを重点的に強化したと明かした。「パンチ力はないが、以前より強く打てる」という“非ボンバー・レフト”を織り交ぜた新コンビネーションで前回ドロー防衛で落とした評価を取り戻す決意を示した。

　軽めの２ラウンドをこなし汗を流すと田口は確実な手応えを口にした。「ムラがあったけど、最後に上がってきた」。１７日に本格的な練習を打ち上げた。左構えのバレラ攻略にサウスポーを中心に計９０回のスパーリングをこなした。構えを小刻みに左右に変える挑戦者に対し、スイッチする用意もある。「どう来ても対応できるし、フックとか左は体全体で打てるようになった。流れ次第だけど、こっちも急にスイッチして左のストレートも入れられる」と田口。「神の左」とまではいかないが、「自慢の左」になったと胸を張った。

　迎え撃つバレラは１８勝（１２ＫＯ）１敗。黒星は前回５度目の防衛戦で田口が引き分けたカニサレスに判定負けしたのが唯一だ。前回を振り返り、田口も「評価を下げてしまったので、いい内容で勝ちたい」。ジムの渡辺均会長は「バレラはカニサレスよりパンチ力はないから、田口も思い切っていける」と期待した。

　不慣れな左を強化してコンビネーションも相乗効果でレベルアップ。「パンチ力はないけど、左は以前より強く打てるようになった。前回の反省からコンビネーションは意識して出す」

　Ｖ６防衛戦のテレビ中継のゲストには統一戦を熱望するＷＢＯ同級王者・田中恒成（２２）＝畑中＝の来場も決定した。５月２０日の田中の初防衛戦では田口がテレビ解説を務め、試合後、田中にリング上に招かれ統一戦を熱望された。「統一戦は目標だし、目の前で強さを見せたい」と前のめりになりかけたが、グッとこらえて「今はバレラに集中する。負けたら元も子もないんで」。スイッチを入れるのはベルトを守ってからだ。（小河原　俊哉）

田口良一、バレラ対策に左のパンチ重点強化って交通安全月間の標語のような気もしますが、ほんとに負けたら元も子もないので、慎重に勝ちに徹して欲しいです。左で相手の前進止めて懐はいられないようにして来たらカウンターで、いいっしょ、（簡単に言うけど）。頑張れ田口

ただ田口選手いいひとですからね。この試合では京口のセミにまわされた、怒りもバレラにぶつけて欲しいですね。パンフにサインお願いしたら「あ、試合観に来てくれたんですね。ありがとうございます。これ○○さんのサインですね。じゃ僕重ならないように、こっちに小さくかい

ておきますね。」ってチャンピオンなのにチョー控えめ・・・