再掲載 「自販機ババァ」 | 『なんちってダイアリー』なんし~ブログ

『なんちってダイアリー』なんし~ブログ

気が向いたらこっそり更新…

うちのキッズ一号・二号・三号を連れて出かけた帰り道。

前日はKURIリンに会いに京都のヨーヨーイベントまで行き、『世界大会頑張って!!』と声掛けてきて、この日は、ヨーヨーアイランド・いーたむ店長を冷やかしwに大阪のヨーヨーイベントに行き、終了後は更にヨーヨーアイランドにて油を売って、ここでも『世界大会頑張って!!』と声掛けてからの帰宅。



ギリギリまで帰るのを嫌がるクセに、帰り道になると、途端に電池が切れたように力尽きるのは、ちびっこにはよくある話。



以前はキッズ二号三号が同時に寝てしまい、両脇に抱えて電車を降りようとしたら、半分くらい電車のドアが閉まってしまい、二人を抱いたまま、ハイキックの体勢で足をあげ、足でドアが閉まるのを阻止した経験がwww…



この日は幸い全員起きて居て、疲れた三号が抱っこをせがむ程度。
家までの長い坂道を抱っこしながら歩いていると、キッズ達は口々に
『のど渇いた~~』と言い出した。
『おまいら、ちょっとは我慢すれ!!!あの自販機まで行ったら買ってやろうじゃまいか。。。。。。』



三号を抱っこして伝わる体温の熱さや重さに汗を流しながらしばらく上り坂を歩く。
自然と歩く速度は落ちる。



そこに50代~60代くらいの女性が追い付いてきたので、子供達を端に寄せ、自分も端に寄り、女性が追い越していくのを待つことに…。



しかしこの女性、追い越すどころかスグよこにピタリとつけ、アタシを上からしたまで、なめ回すように見つめる。
(失礼なババアやなあ…)

『お母さん、抱っこして子供つれて大丈夫?』
『あ…ああ、いつものことなんで…』
母親世代の女性にこんな風に声かけられるのは、よくあること。

『じゃあ、ワタシの家はここだから…』
『あ、そうですか。じゃあ…』
少し先に見えるマンションを指差した女性。
そのまま入って行ったのだろう。



さほど気にも留めず、目の前まできた自販機の所でキッズ三号を下ろし、顔をあげると…




!Σ( ̄□ ̄;
さっきのババアwが顔を覗きこんできた。
しかも手には、小銭をわしづかみにして。

『なんや~~、ジュース買うんやったら、言うてくれたらエエのに…買ってあげるやんか、ワタシが…』



その時気づいたのだ、そのババアが相っ当に酒臭く、変なノリをしていることに…



おもむろに小銭を120円、自販機に突っ込み、無理矢理キッズ一号を自販機前に押さえ付けるババア。
『ほら、あんた、どれするねん?はよ選び。』

しかし、ほとんどが150円のペットボトルジュース。
120円では「ナタデココドリンク」か、もしくは100円のなんだかわからん怪しいサイダーの二択しかない。

けれど、このババアから逃れるには、一号にとりあえずジュースを選ばせる必要がある。
しかし明らかに、二択しかないことに困惑する一号ww

とりあえずなんでもいいからボタンを押して、ババアから解放される、という大人な考えなどない五年生。



やはり、ランプのついていない150円のヤツを指差したw
どうする?ババア。
『ああ、それか。そりゃ足らんなあ!』
よかった。ババア、一応小銭の計算くらいはできる状態のようである…



!Σ( ̄□ ̄;



30円足すかと思いきや…ババア、まさかの残金全額投入www!!!
そして希望通りのボタンを押して、まんまとジュースげっとん☆の一号。
先程投入した残金が、やはりチャリンチャリンと音をたてて出てくる。



ふぅ~~( -o-)=з
これでババアの気が済んだだろう…。
と、顔をあげると。



!Σ( ̄□ ̄;



三兄弟の中で最もシャイボーイで、あのKURIリンが、『僕に似ていて気持ちがわかります』と言っていた二号が、ババアの手により、いつの間にか自販機前に押さえ付けられていたのだ!!!!!当然、ひきつり、固まる二号…。

しまった(´Д`)
二号まで被害に遭うとは予想GUYである。
ババアは二号を押さえつけたまま、やはり残金全額投入w!!!
しかし固まってしまった二号である…このままでは、いつ帰ることができるか、わから…
『ピッ!!』
ソッコーで、一号と同じジュースのボタンを押して、これまたまんまとジュースげっとん☆(笑) この空気の読み具合までKURIリンに似ているようである(笑)。



残るは三号…



であるが、一番機敏な三号、簡単には酔っ払いババアに捕まったりしないw
ババアにパンチで応戦
(*´艸`)
『うわっ!!!ちょっとこの子!!おばちゃん、負けヘンで~!』
…火に油を注いでしまったようであるが、しばしの戦いの末、ババアの尋常じゃない奇妙な動きに圧倒された三号、泣いてしまったww


自販機前に押さえつけられるも、すでにペットボトル二本買ってしまったババアには、残金100円しかない。
『さあ、あんたも好きなん選びなさい』
敗北した三号、選ぶ元気も無ければ、選択肢もなんだかわからん怪しいサイダーしかないw



…ので、間髪入れずに
『あ、泣いてるからアタシが選びます!』

ピッ!!ガッシャン!

そしてサイダーをかばんに入れて、
『あの、ありがとうございました。ほんま助かりました!!』
と頭を下げ、そそくさとその場を去ろうとする。



『ちょっと待ちなさい。ワタシの家、ココやから、疲れてるやろうから、うちに来て休んでいきなさい!!!!』



そんなん、よけい疲れるわ!



『いや、ホンマ、いいんです。
ありがとうございました。さようなら。すいませんすいません!!!!』



なんだか知らんが、謝りながら坂道を全員でダッシュε=┏( ・_・)┛し、無事に自宅へw。



もちろん三号には「自腹」で別の自販機で好きなジュースを買ってやりましたが…。




めでたしめでたし。




P.S.ババア、ジュース買ってくれてありがとう。
きっと覚えてないかも知れんけど(*´艸`)




iPhoneからの投稿