らじ〜ブログ 〜ラジウム温泉 自在館のブログ〜

「変わらない為に、変わり続ける」

400年続く秘湯と伝統を守りつつ

お客様に新たな幸せをお届け出来るよう

日々精進を続ける、自在館 若旦那の

気ままに、湯るりと綴るブログです(^^)


テーマ:

こんばんは、若旦那です^^


今日は、とある常連様のお話


自在館は、本当にありがたいことに昔からリピーターの方が非常に多いお宿です

多い方では400泊~500泊以上宿泊されているお客様もいらっしゃいます。

※パソコンが入ったのが10数年前。上記はそこからの数字ですから、実際はもっと多いと思います。


そんな常連様の中に、90歳頃のおばあさまがいらっしゃいます。
※下記は大女将から聞いたお話です^^


かれこれ、60年以上、通い続けてくださっています。

現当主がちょうど生まれた頃からでしょうか。。。。。
※こんな感じです↓



通い始めたきっかけは、乳癌と、胃を煩ったことがキッカケだそうです。

60年前ですから、癌の回復率は現在とは違い、ほとんど完治が難しい時代です。

そんな中、お医者様から進められ栃尾又のラジウム温泉に通い始めたそうです。


仕事をされていた旦那様も仕事の合間を縫って御一緒に、お二人で、湯治治療をされておりました。

ピアノの先生をされておられたこともあり、お宿にお琴を持ってきて、湯治の合間にお宿で湯治のお客様同士、演奏されていたとか。


時が過ぎ、お客様の気力の勝利。なんと癌の手術も成功、転移もなく、胃の病も完治されたそうです。

それから、数十年、癌の治療が終わった後も、ありがたいコトに通い続けていただいております。



しかし、人間、誰しも来る様に、旦那様が数年前に先立たれました。


それからは、奥様お一人で通われるようになりました。




そして今に戻るのですが、昨日の夕飯の際、その話を大女将から聞いていた私は、ふと、そのおばあさまに昔のことを伺ってみました。



「今も、お琴をされているんですか?」


と、



「そういえば、そんなこともあったね,,,,おばあちゃんから聞いたのかい??ありがとね、ありがとね、ここはね、むか~しを思い出すのよ・・・・・・」



と、嬉しいそうな、懐かしさから、ちょっぴり寂しいように、話し出されました。



そのお話を伺いながら、


湯守の仕事って、こういうことなんだな、と


お宿を守っていくって、お湯を守っていくってこういうことなんだな、と





お宿を守り続けるということは


お湯を守り続けるということは




お越しいただいている、お客様の「想い出」を守り続ける。



ということでもある、と。


写真や、データでは残せない

大切な記憶が生まれた場所をお守りする


きっと、おばあさまは、旦那様と一緒に病気と闘った大切な思い出に、帰ってくる場所として、自在館にお越しいただいているのだと思います。




同じ様に、お客様一人一人に物語があり、


今日初めてお泊まりいただいたお客様が、


数十年後、同じ様に思い出に帰ってきて下さるかもしれません。




こんなことがさせて頂けるこの仕事は、


本当に素晴らしい仕事だなと思います。

日本人、心があるように思います。



変わらない価値、っていうのはこういうことなんなんじゃないかな。と、強く思ったそんな1日でした。

常連様にも、初めてのお客様にも、本当に心から感謝です。

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