「働」に音があるのに国字だという書き込みが、楽天のブログにありましたので、これを取り上げることにしました。


 主なものでは、「鮟鱇」の「鱇(コウ)」、「画鋲」の「鋲(ビョウ)」、「リンパ腺」の「腺(セン)」等がありますが、「膵臓」の「膵(スイ)」、「錻力」の「錻(ブ)」も音のみです。


 ですから、音があるからとか、音しかないから国字でないのでは、ということはありません。




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 正しい内容を書いていた国語辞典が、他の有名国語辞典の解説に引かれて誤った内容を書いてしまうというのはよくあることです。


 漢和辞典も同様で、『漢字源』が正しい解説をしていたから大丈夫と思い、特別に触れなかったところ、『学研新漢和大字典』では、他社の漢和辞典を参照したのか誤った内容になってしまっていたところがありました。第2刷では、訂正してくれるよう伝えておきました。




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〔42〕「働」の字

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  「ドウ はたら・く はたら・き の音と訓を持ち、労働、協働などの言葉に使われる国字。」と解説できれば、現代の用法に関する限り十分でしょう。


 ただし、明治時代には、「自働車・自働ドア」など「動」の異体字ではないかと思われる用法もあり、中国でもこの字を取り入れて「動」の異体字として使われることがある旨、示している詞典(日本の辞典に相当する)が多く見られます。


 また、古辞書を見てみますと、「はたら・く はたら・き」にこの字を当てているものはなく、比較的新しい文字だということが分かります。




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 私のホームページ『和製漢字の辞典』の最新原稿を利用した漢和辞典『学研新漢和大字典』が発行されたことは、先日のブログで触れました。


 松山は田舎なので、東京などより数日遅れましたが、紀伊国屋書店に入り、その後地元資本の書店の二つでも見かけました。


 まあ、高校生用の辞典と異なり、多く発行されるものではないですから、多くの書店においてないことは仕方ありません。


 すべて読んでいるわけではありませんが、思ったより多くの字で私の原稿そのままに近い内容で出ていたのは、ちょっとうれしかったですね。


 みなさんもホームページやブログをやるからには、専門家の目にかなうものを目指されてはいかがですか。



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 そんなものあれば、誰も苦労しないといわれそうですね。


 当然このブログですから普通の話題ではありません。漢字の薀蓄につなげます。菓子とは本来果物の事をさしたんですよ。ですから、お菓子とは、果物に変わるおいしいものという意味なんでしょうね。


 私の場合、どちらも好きなので、太らないほうがおかしいということでしょうか。



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〔39〕一長一長

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 「いっちょういっちょう」と読むものと思われる。


 「一長一短」なら知っているといわれる方が多いだろう。


 翻訳家にして、無類の辞書好きで有名な柳瀬尚紀氏の「辞書はすべて一長一長」という持論に使われている個人的な四字熟語である。


 氏の書かれた辞書に関する書物やエッセイを読んだことがある方は、見たことのある言葉であろう。



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 『何でもわかる漢字の知識百科』という本の「地方の国字」というコラムにこの字が取り上げられている。


 SMAPに草彅がいるため、年配の人より若い人によく知られている漢字であり、秋田県だけ(?)で使われる国字とある。


 この部分は、取り立てて問題ではないが、「日本で最も多くの漢字を収めている諸橋『大漢和辞典』にも、さらに多くの漢字を収めている中国の『漢語大詞典』にも出て来ない」とするのは誤りである。『漢語大詞典』は、親字・熟語ともに『大漢和辞典』に及ばないし、この文章が書かれた2002年には既に出ていた『中華字海』には、この字は出ている。


 国字の研究者の端くれである私からすると、このようないいかげんな知識で、国字を語っていただきたくないという感を強くするものである。



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 普通、酒造好適米といわれる山田錦のような酒造りに向いた米は、食べるのには適さないと思われている。


 これを麦の代わりにパスタ作りに用いた料理人がいると聞いて驚いた。


 ただ、私の地元の酒造好適米、松山三井も農家が自家消費用に生産することで有名である。


 酒造好適米、すなわち食するのには適さない米というわけでもないのだろう。



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 次のように言う方がいたら、どう思われますか。


 春眠暁を覚えずというが、本当だなあ。こう、ぽかぽかと小春日和が続くと、眠たくなるのも仕方ないなあ。


 これに対して、なんとも思わない方は、日本語が堪能とは言えるレベルにないことは確かです。


 小春日和とは、旧暦10月ごろの春のような陽気についていったもので、春自体ではないからです。


 今日のは、四字熟語というには、少し違和感があるかもしれません。こんなのは、四字熟語とは言わないんじゃないかというつっこみは、ご勘弁ください。



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 語源ブログという有名サイトがある。


 一つ一つの調査は、苦労されているとは思うが、件数が少ないような、あるいは、私の見落としか。


 いずれにしても、見た範囲では、語源というより、物事の由来的なものが多い。有名人へのインタビューなど、普通の人には難しいこともやっていて、それはそれで、すばらしいとは思う。ただ、語源といわれると、かなり違和感を覚えざるを得ない。


 やはり、語源というからには、「猫「ねこ」の語源は、「ねこま・ねこまた」の省略形という説もあるが、世界各国の猫をあらわす言葉を考察しても、猫の鳴き声を写し取った言葉が語源であろう」的な学問的内容も入れて欲しいものである。


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