一般社団法人日本実用外国語研究所(JIPFL)

~コンピューターでは評価することのできない「英語を使う力」を人間によって評価し、なおかつその人間の弱点である評価の属人性を合理的な範囲まで排除し、客観性と公正性を確保する革新的なテスト~SEACT: Survey of English As a Communication Toolの主催団体です。


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前回は、英語学習の2つの方向性のうち「①英語を介して教養・知識・情報を得るための英語学習」についてご説明しました。今回は、もう一つの「②英語での対人コミュニケーション能力を獲得するための英語学習」について書かせていただきます。(あえて小難しい言い方をしていますが、要するに「英会話」の話です。)

「英会話ができるようになりたい!」というのは、英語を学ぶ多くの人々の夢そして目標です。実際、英語でシェイクスピアの戯曲や『ニューズウィーク』誌を読みたい人(=英語学習の方向性①)より、英会話ができるようになりたい人(=方向性②)の方がずっと多いのではないでしょうか。こういう状況を日々目の当たりにしていますから、英語教員としては①の方向性を押し進めたいと思いつつも、どうしたら②を求める人のニーズも満たせるのだろうかということも考えなくてはなりません。

ただ、私はちょっとあまのじゃくなところもありますので、「英会話」というのは多くの人にとって本当に必要なのか?ということも同時に考えてしまうのです。外国語を話すことができるようになるまでには気力も時間も(そしてもちろんお金も)いりますので、本当は不必要なのにも関わらず、世間の風に流されて英会話を学ぶことに固執してしまうとしたら非常にもったいないと思うのです。また、本当はいま現在の英会話能力で十分なのにも関わらず、「もっと流暢に!」とか「もっとネイティブスピーカーに近づきたい!」といった強迫観念にかられて英会話学習を<過度に>続けてしまうのだとしたらこれもまたもったいないと思います。人生の中で他にやるべきことはたくさんあるのですから。

さあ、だんだんと話の焦点が絞られてきました。次回からは、「どんなとき人は英会話を必要とするのか?」、「ノンネイティブとしてはどのくらい英会話ができればひとまず満足すべきか?」といった点について考えをめぐらせていきたいと思います。
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前回の記事で、「英語を流暢に話せるようになりたい」というのは、
英語学習の目標として現実味に欠けるのではないかという
お話をしました。

流暢に英語を話すに至るまでの労力と、そのような流暢な英語を
維持するための労力が大きすぎるからというのがその理由でした。

そのあたりもう少し詳しくご説明したいと思います。
(話の核心に辿り着くまで少し時間がかかってしまいますが、
ご容赦ください。)

私の考えでは、英語学習は大きく分けて2つの方向性を持っています。
① 英語を介して教養・知識・情報を得るための英語学習
② 英語での対人コミュニケーション能力を獲得するための英語学習

まず、①についてですが、これが長年日本の学校英語教育で
重視されてきた考え方ではないかと思います。また学校という場を
離れても、例えば『タイム』誌を読む勉強法というのは
これにあたります。情報は文字で提供されるものが多いですから、
どうしても読解中心ということになります。とても「知的」な
英語学習法ですが、多くの人にとってモチベーションが続きにくい
という難点があります。

モチベーションの続きにくさの背景のひとつには、日本の「恵まれた」
情報環境があると思います。日本は現在1億2千万人超の人口を
抱えていることもあって出版・情報文化が進んでおり、
日本語さえ知っていればかなり高度なことまで学べる状況にあります。
英語で発信される情報をつぶさに知ることが必要な人というのは
限られていますから、多くの人にとっては「英語の雑誌や本を
読めればいいというのはわかってはいるが、そこまで頑張るのは
とても無理だなあ」というのが正直なところではないかと思います。

これはある意味、当たり前の反応だと私は思います。
人間なかなかそこまで頑張れるものではありません。逆に言えば、
日本語よりもずっと使用者数が少ない言語を母語としている人々は、
知的な情報に触れるために英語(や他のメジャー言語)を学ばざるを
得ないという事情があります。そうした人々にとって外国語を介して
教養・知識・情報を得ることは、日本人よりずっと切実な意味を
持っているはずです。なかなかそれと同じようには行きませんよね。

(ただ、そうはいうものの、これは英語教育(特に高等教育機関での
英語教育)の王道であってほしいと私は願っています。
やはり、日本語以外にも情報のチャンネルを持つというのは
大切なことですので。)

それに対して②は・・・(この続きは次回)
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外国語の会話力はおもしろいくらいすぐに錆びつきます。

私は5年ほど前に1年間イギリスに留学していましたが、
その頃の英会話力を仮に10とすると、いまは正直7くらいにまで
落ちているのではないかと思われます。

たまにネイティブの同僚と英語で話すと、言いたいことが
うまく表現できなかったり、使いたい表現がとっさに
出てこなかったりします。

以前は言えたはずのことが言えないというのは
もどかしいものです。ただこれは、しばらく車を運転しないと
乗るのが怖くなるのと同じで、仕方のないことでもあるのです。

よく、英語を「ぺらぺら」と喋れるようになりたいという
希望を聞きます。「ぺらぺら」というのは「流暢」という
くらいの意味だと思いますが、流暢に英語を話すのも
大変なことなら、それを維持するのも大変なことです。
理想としては素晴らしいのですが、実際の目標としては
現実味に欠けるのではないか。英語が流暢ではない私は
正直そう思います。

では、現実的に考えてどのあたりを目標に据えたら
よいのでしょう・・・(この続きは次回)






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JIPFLの理事の(うちの一人の)田代と申します。
都内の大学の英文学科で、英文学や英語を教えています。

英文学科というのは教員にとって幸せな空間です。

学生の多くが英語に強い関心を抱いていて、
たまに英語の勉強にうんざりすることはあっても
「そもそもなぜ私は英語を学ぶのか?」
という問いかけを(ふつうは)してきません。

それぞれ自分なりの答えを見つけた上で、
英文学科に在籍しているからです。

「英語を使う職業に就きたいから」
「イギリスの文化が好きだから」
「学校の英語の成績がよくて自信を持ったから」

三者三様の学びの動機があることでしょう。

ただ、これはほんの限られた世界の話。
英語というと学びの動機どころではなく、
ゴキブリや蛇のように嫌いという人もいるはずです。

英語教員というのは(私も含めてですが)
自分がずっと英語好きでやってきているので、
英語嫌いの気持ちが正直あまりわからないもの
なのかもしれません。

そんな自分の鈍感さを反省する気持ちで、
さまざまな角度から英語に関する記事を
書いていくつもりでいます。

それがいずれ何らかの形でJIPFLの主張と
共鳴していくことだろうと思います。
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